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音楽が赤ちゃんに与える知られざる影響と心を育む3つのこと

2016.06.13 / 未分類

「赤ちゃんには音楽がいいって聞くけど、
実際のところはどうなの?」

「寝かしつけに音楽を使ってるけどそれって大丈夫なの?」

などなど、赤ちゃんにどう音楽が影響するのか気になっていませんか?

音楽が赤ちゃんに与える影響には素晴らしい効果がたくさんあり、それは人間が生きていく上でなくてはならないものでもあります。

ここでは、赤ちゃんに音楽がどう働くのか、赤ちゃんの知られざる能力とともに解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
きっと今日から実践してみたくなるはずですよ。

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1.  赤ちゃんと音楽の関係

1-1. いつから聴こえている?

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赤ちゃんはママのお腹の中で約40週過ごしますが、実はその後半の約20週にはもう音が聞こえているんです。
そしてお腹の中の赤ちゃんに届いているその音は主に3種類あると言われています。

①母親の体が生み出す音
②外界の音
③ママの声

順にご紹介します。

①母親の体が生み出す音
腸が動いている音や心臓が脈を打つ音です。
出生後泣いたりぐずったりしている時にこのような胎内音を聴かせると、モゾモゾ動いていたのがピタッと止まったり穏やかになるといいます。

②外界の音
これは私たちが聞こえているのとは違い、ママのお腹の皮膚・子宮・そして羊水を通過して赤ちゃんの耳へと届くため、①の母体音に比べたら小さいことが多いのです。

③ママの声
これは空気中の外界の音として聞こえているだけでなく、母体の振動として直接赤ちゃんに伝わります

体の中、そして外界の音と混じり両方から聞こえてくるため、赤ちゃんに聞こえているこれら三つの音の中でママの声は一番よく聴こえていると考えられています。
このため赤ちゃんはママの声にとても敏感に反応し、さらにママの声だけは生まれてすぐに聞き分けることもできるんです。

それでは次項では、生まれてきた赤ちゃんに音楽は一体どのような変化をもたらすのかを説明しましょう。

1-2. 音楽がもたらす赤ちゃんへのさまざまな好影響

赤ちゃんは音楽にとてもよく反応します
泣いている時でも音楽を流すと脳が音楽に反応して注意を引かれ、ピタッと泣き止むこともよくあります。

よく良い音楽を聴かせていると頭が良くなるとか、優しい子に育つと言われていますが、実際のところはどうなのか気になりますよね。
音楽は、赤ちゃんに5つの好影響をもたらしてくれます。

①言語能力の発達
②コミュニケーション能力の向上
③精神安定
④豊かな感情表現や思いやりの形成
⑤IQへの好影響

①言語能力の発達
音楽を聴くことで言葉への興味・覚えるスピードが速いこと、音を聞き分ける能力が自然と身につくことから、外国語を含めた言葉の処理能力が格段に上がります

歌うように絵本を読み聞かせてあげるのも効果的です。

②コミュニケーション能力の向上
音楽を聴かせながら一緒に踊ったり、楽器を用いての音楽遊びをすることで、赤ちゃんのコミュニケーション能力や社会性が上がることが期待できます。

マラカスなどを振り合ったり音楽に合わせて手遊びをするといった、相手のことをよく見ながら行動するだけでもその効果が期待できます。

③精神安定
脳の視床下部ではストレスがかかることによってステロイドホルモン(血糖値の上昇や興奮を促すホルモン)が多く分泌されます。
しかし、音楽にはこの分泌を抑制し、気分を安定させる働きがあります

不安や怒りといった感情も音楽によって軽くすることができますが、驚くべきことに明るい音楽だけでなく悲しい音楽でも同じくらいの効果があるそうです。

④豊かな感情表現や思いやりの形成
好きな音楽を聴いていると、扁桃体(喜怒哀楽や食欲、睡眠欲などの本能を司っている)などの血流が変化・人の情動を動かし感動をもたらしたり心を動かす働きをします。

これはもちろん赤ちゃんにも同じように働きかけ、さらに一緒にリズムをとったりすることで思いやりの心を育むきっかけとなります。

⑤IQへの好影響
音楽の要素(リズム、メロディ、音の高さなど)を処理するために脳は左右どちらの部位も関係します。

例えば空間推理という課題を行う時に働く脳の部位と音楽処理に使う脳の部位とではかなり共通していて、あらかじめ音楽を聴いておくことで脳の準備運動になっているということになります。
さらに定期的に音楽のレッスンを受けていることで、何もしていない場合よりもIQの値が高くなる傾向があることがカナダでの研究によって明らかになっています。

POINT

赤ちゃんは聞いていないようで実はよく聞いています。

生まれる前からママの声を覚えているというのは嬉しい驚きですよね。
それは時に心や脳にも影響することもあるのです。
特に言葉への理解は歌を使うことで格段に上がるので、たくさん歌を聴かせてあげるといいかもしれません。

2. 赤ちゃんにいい音楽って?

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2-1. ママの歌声

母親が赤ちゃんに話しかける際の話し方を「マザリーズ」といい、赤ちゃんはそのマザリーズが大好きです。
お腹の中にいる時からママの声を聞いていた赤ちゃんにとっては、ママの声が聞こえる事は安全そのものであり、何よりも気持ちを落ち着かせます

そんなママの歌声は、赤ちゃんにとってどんな音楽よりも心を満たし、精神を安定させてあげられます。ぜひ積極的に歌いかけてあげてください。

2-2. 生演奏

赤ちゃんは美しい楽器の音色や調和のとれた音楽を好むと言われています。
中でもピアノやギター、バイオリンといった生楽器から出る周波数には、人間が心地いいと感じたり、リラックスできる音で、これはCDコンポやTVなどの機械から出される周波数よりも脳に優しく、かつとてもいい影響を与えてくれます。

家庭で生演奏を聴かせるのがなかなか難しい場合は、オルゴールの音色や生演奏が録音されたCDなどを流してあげるといいでしょう。

2-3. ママや赤ちゃんの好きな明るい曲

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赤ちゃんにはどんな音楽がいいだろうと考え、
ネットなどで調べて赤ちゃん向けの音楽を流す方も多いかと思います。
でも、一番いいのは赤ちゃんはもとよりママが好きな曲をかけることなんです。

赤ちゃんはママの様子を見て不安になったり安心したりするので、ママの心理状況がダイレクトに影響します。
ママが好きな曲でリラックスしてニコニコしてくれるだけで、赤ちゃんは喜んだり気持ちが落ち着くのです。

POINT

ママが心地いいと感じる音楽を赤ちゃんと一緒に聴いてみましょう

2-4. クラシックは本当に良いの?

よく「赤ちゃんにモーツァルトを聴かせるといい」と聞いたことがあると思います。
いわゆる「モーツァルト効果」はイギリスの科学雑誌に掲載されてから広まりましたが、必ずしもモーツァルトがいいとは言えないのが実際のところで、明るくて覚醒作用のある音楽であれば効果は見られるようです。

日本で5歳の子どもを対象に行われた研究でも、モーツァルトと子ども向けのよく知られている曲を聴いた時とで比較すると、後者の方がお絵かきの時間が増えたという結果が出ています。
結局は、それぞれ自分が好きな明るい曲を聴いている方がやる気や結果が出るということなのだといえます。

POINT

赤ちゃんに聴かせてあげたいからと、良いといわれる音楽を探してかけるのも良いかもしれませんが、結局は赤ちゃんにとってはママがリラックスして愛情を注いでくれることが一番です。
ママが心地いいと感じる音楽は、赤ちゃんにも伝わります。

ママが好きな音楽を聴かせながら、赤ちゃんも喜んでくれる音楽をゆっくり見つけていきましょう。

3. 聴かせるタイミング

3-1. 寝かしつけの時の音楽

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赤ちゃんがぐずってなかなか眠ってくれない時、子守唄を歌ったり音楽をかけて寝かしつける方も多いかと思います。
そんな時に気になるのは、どんな音楽をどんなタイミングで、いつまで聴かせてあげたらいいだろうというところですよね。

まず赤ちゃんが心地よく眠るために聴かせてあげたい音楽では、ママが子守唄を歌ってあげることが一番です。
子守唄には音程やリズム、音量や速度に変化が少なく、赤ちゃんの好むゆったりとした繰り返しの多い、比較的音程の高い曲という特徴があります。
子守唄がなかなか難しい場合は、このような特徴が見られる曲やオルゴールなど優しい音楽を選んであげるといいでしょう。

生後2〜3か月頃の赤ちゃんは特に、まだ体内時計がしっかりしていないため1日に何度も寝起きを繰り返します。
赤ちゃんにしっかりとした睡眠リズムをつかんでもらうためにも、お休みの音楽はできるだけ毎日決まった時間に聴かせてあげましょう。
いつも夜寝る前にその音楽が流れることで、いつしか「眠る時間だ!」と赤ちゃんは覚えてくれるようになるからです。

POINT

ただし、いくら赤ちゃんがスヤスヤ眠ってくれるからといって、ずっとかけっぱなしにするのはあまり良くありません。
毎回赤ちゃんが眠りにつくまでかけていると、その音楽なしでは眠れなくなってしまう可能性があります。

そして眠った後には音楽はかけず、静寂の中で耳と脳を休ませてあげましょう。赤ちゃんの耳を育てるためにも音楽を楽しんでもらうためにもオンとオフを大事にしましょう。

3-2. 赤ちゃんとのコミュニケーション

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・替え歌や楽器などでの音楽遊び
替え歌では例えば赤ちゃんの名前、「ママ」「お母さん」などの言葉を入れてみたりしながら歌ったり、楽器を使って赤ちゃんの真似をしながら遊びましょう。
赤ちゃんの脳では音楽と言語の処理をする部分がとても近い位置にあり、特に替え歌はこれから言葉を話し始める赤ちゃんにとってとてもいい刺激になります。

赤ちゃんはママの仕草を真似たり、そのうち相手が自分の行動をまねているとそれに気付き、笑いかけたりするようになります。
このまね遊びを通じて相手との関わりを深め社会性が向上したり、周りに興味を持ったり自発的な表現も見られるようになります。

・リトミックなど習い事
最近、習い事として増えている「リトミック」をご存知でしょうか。
音楽教育の一つであり、音楽とリズム・動きを融合させた教育スタイルで、ママも一緒に参加したり音楽の楽しさを体を使って学べ、さらに感覚的なセンスやインスピレーション、想像力が豊かになることが期待されます。

他のお友達と同じ教室で習うことで順番待ちがきちんとできるようになったり、集団行動をすることでコミュニケーション能力、思いやりといった心の発達にもいい影響があるといいます。

POINT

赤ちゃんに音楽を聴かせるタイミングには悩むかもしれません。
赤ちゃんそれぞれにいい音楽は違いますし趣味嗜好も個々に形成されていくものです。

赤ちゃんに音楽を聴かせるのは一つのコミュニケーションツールであり、オンとオフの切り替えとして上手に使ってみてくださいね。

4. まとめ

赤ちゃんに限らず、人にとって音楽には気分や心を変える大きな力がありますが、脳の形成が始まったばかりの赤ちゃんにとってその影響は大きいものです。
ママの歌声に勝るものはありませんが、ぜひ様々な音楽を通してたくさんコミュニケーションをとってあげましょう。

いつの間にかママの好きな曲を口ずさんでいるかもしれませんよ。

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