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テレビが赤ちゃんの心や脳へ与える影響とテレビとの付き合い方

2016.07.03 / 未分類

テレビは、家事で忙しいときや赤ちゃんがなかなか泣き止んでくれない時、ついつい頼りにしてしまいますよね。

「赤ちゃんにはよくないんじゃない?」
「テレビを見すぎると視力が悪くなるって聞いたことあるけど・・」

そんな悩みをお持ちの方もいらっしゃると思います。

ここでは、

・テレビがもたらす赤ちゃんへの影響
・テレビとの付き合い方

これらについてご紹介します。

ぜひテレビをつける前に読んでみてくださいね。

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1.赤ちゃんとテレビ

1-1.赤ちゃんはテレビが好き?

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実は赤ちゃんは、テレビを好きで見ているわけではありません

「なかなか泣きやんでくれない」
「家事で手が離せない」

こんなとき、テレビをつけると途端にそちらに集中して大人しくなった。
こんな経験はないでしょうか?

そんな時ふと、

“もしかしてこの子って、テレビが好きなのかな?”と思ってしまいますよね。

見るもの聞くもの全てが新鮮な赤ちゃんにとって、様々な音や映像がうつるテレビは、赤ちゃんの聴覚や視覚を刺激し興味を引くこれ以上ない道具です。

また、大人の真似をする赤ちゃんにとって、ママやパパがテレビ好きでよく見ているご家庭では、赤ちゃんもまたテレビ好きになる傾向があります

続いては、テレビが与える影響についてご説明します。

1-2.テレビによる赤ちゃんへの影響

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1997年に起こった、ポケモンショック事件。
記憶に新しいという方も多いかと思います。

テレビアニメ「ポケットモンスター」の放映中、赤と青の光が激しく点滅するシーンを見た子どもたちが発作などの症状を訴え、全国で135人もの児童が入院したという事件です。

この事件をきっかけに、テレビがもたらす健康面への影響を心配する方は増えました。

しかし、それでもテレビをつけっぱなしにしているという家庭も多くあります。

では一体、テレビは赤ちゃんにどのような影響があるのでしょうか。

テレビによる赤ちゃんへの影響

・言語発達が遅れる
・表情が乏しくなる
・注意欠陥障害
・視力が悪くなる

・身体的発達が遅れる
・暴力的、反社会的な行動

このように、言葉や社会性の発達への影響が心配され、テレビは赤ちゃんにとって害であるというイメージを持つ方も増えました。

ではなぜ、テレビを見ることで知能や社会性の発達に遅れが出てしまうのでしょうか。

その根本的な原因は、「コミュニケーションの機会が減る」ことです。

テレビを見続けることで、本来そこにあるべきはずの親子のコミュニケーションが減り、言葉の発達が遅れたり、相手を思いやる気持ちや想像力が育たなくなってしまいます

 

POINT

テレビがもたらす赤ちゃんへの健康・心への影響は、必ず起こることではありません。

しかし、赤ちゃんの時期は脳が外から影響を受け、それにより様々な感情や思想が育っていきます。

メディアそのものが悪なのではなく、脳にバランスよく正しい情報を与えてあげることが重要です。

1-3.視力が悪くなる?

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赤ちゃんがテレビを見るときによく心配されるのが、視力への悪影響です。

しかし一般的に、赤ちゃんがテレビを見ることで視力には大きな影響はないと言われています。

赤ちゃんの視力

生後1、2ヶ月:0.02程度
生後6ヶ月   
:0.2程度
1歳半      :0
.4程度
4、5歳 頃       :1.0程度

赤ちゃんの視力は、このように発達します。

視力の発達とともに自然と画面から距離をとって見るようになってくるため、視力への影響については特別心配する必要はありません。

では、どれくらいの視聴時間であれば問題がないのでしょうか。

続いては、テレビと赤ちゃんとの付き合い方についてご説明します。

2.テレビとの付き合い方

2-1.テレビはいつから?どれくらいから?

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2004年に、ある提言が出されました。

「2歳未満の子どもたちにはテレビを見せてはいけない」
アメリカ小児科学会

「2歳までの子どものテレビやビデオ視聴は控えるように」
日本小児科学会

前述でも触れたように、

・テレビの長時間視聴による言語発達の遅れ
・知的能力の発達の妨げ

このような観点から、できる限り2歳未満のテレビ視聴は控えるべきと言えます。

許容範囲としては、1日1時間~2時間くらいの範囲の視聴時間にとどめることをオススメします。

2-2.どんな内容が良いの?

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赤ちゃん向け番組や教育番組など、社会的スキルや言語力の発達に役立たせたいと学習のためにテレビを見せる方も多いですよね。

しかし、一般的に2歳以下の子どもには番組の内容を理解する能力が十分に備わっていないため、期待される効果を得ることは難しいです。

幼児期のうちは現実と非現実の世界の区別や善悪の判断が付いていないため、暴力的なシーンは避けテレビゲームなど攻撃性の高い内容のものは見せないようにすることが大切です。

2-3.テレビを見るときは一緒に

https://www.flickr.com/photos/sydneytreasuresphotography/8642370602/

特に生後12~18ヶ月の赤ちゃんにとっては、直接人と触れあってコミュニケーションをとることで学習したり、心や脳の発達に好影響を与えたりして、赤ちゃんの記憶にも長く残ります。

コミュニケーションツールとして歌や踊りで一緒に遊んだり、テレビのキャラクターのおもちゃや絵本で知的好奇心を刺激してあげることができます。

人とのコミュニケーションが不足しないように、テレビを観ている時も積極的に話しかけてあげるなど、放置してしまわないように心がけましょう。

・一人で見せずに、一緒に見てあげる
・テレビの2時間以上の
視聴を避ける
・食事中のテレビ、ビデオ視聴は止める
・子ども部屋にテレビやビデオ、ゲームやパソコンを置かない

これらのことも大切です。

POINT

テレビの付き合い方やどの程度見せればいいのかわからない場合は、そのテレビは本当に必要なのかどうか考えてみましょう。

どうしてもテレビを利用する場合は一日2時間までに留め、テレビを子どもに見せている間もできるだけコミュニケーションをとるよう心がけましょう。

3.まとめ

赤ちゃんの心と脳の発達には、コミュニケーションが必要不可欠です。

その貴重な時間をテレビやビデオなどのメディアによって赤ちゃんから奪い、ましてや大人になってしまってからでは育て直すことはできません。

・テレビは一日2時間まで
・一人で見せずに一緒に見る
・何よりもコミュニケーションをとる

赤ちゃんとの会話を楽しむなど、テレビ中心の生活にならないようにしましょう。

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