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親子でできるヴォイストレーニングの方法

2019.07.14 / 芸能人

歌やダンスが必要となるシーン

ではまず、お子さんがタレントとして活躍するうえで、歌やダンスが必要となってくるシーンはどのような場面なのか検証してみましょう。

民放テレビ

「子役が歌を歌っているシーン」としてまず浮かぶのはどのようなシーンですか?少し古くなってしまいますが、「マルマルモリモリ」を歌う、芦田愛菜ちゃんと鈴木福くん、でしょうか?「崖の上のポニョ」を歌う、大橋のぞみちゃんでしょうか?

あのように、一世を風靡し、長年歌われ続けているヒットソングを歌う子役も、十年に一度ぐらい生まれますよね?ただそれは、ほんのごくわずかな一握り、というのはお分かりかと思います。

では、ほかにどのようなシーンがあるのか考えていきましょう。

Eテレ

「いないいないばあっ!」のお姉さん・ゆきちゃんは1年生の時に大抜擢されました。前のお姉さん、ゆうなちゃんは3年生から、ことちゃんも3年生ぐらいでしたね。「いないいないばあっ!」のお姉さんは、通例ですと2~3年生ぐらいから6年生まで歴任します。ですので4年に1度ぐらいしか募集しないのが惜しいところなのですが、もしお子さんの年齢的なタイミングが合えば、これは受けてみる価値ありますね!

基本は「歌のお姉さん」ですので、子どもらしい愛らしい歌声で、物おじせず大きな声で元気よく歌を歌えることが必要です。音程などは極々稀な子以外、一般的には多少外れていても仕方がない年齢ですから、歌のうまい下手ももちろん重要ですが、とにかく元気でかわいらしい歌声が必要とされる要素だと思います。

同じくEテレ朝と夕の未就学児枠の定番番組「みいつけた!」のスイちゃんも歌が重要視される役です。スイちゃんも「いないいないばあっ!」のお姉さん同様、歴任のスイちゃんが大きくなって卒業するまで入れ替わりがありません。ですので、スイちゃんが6年生ぐらいになるタイミングで2~3年生だっりしたらわが子にもチャンスが巡ってくる、という感じですね。

スイちゃんはまだ3代目ですが、各々のスイちゃんがとても個性的過ぎて、傾向と対策がわかりにくいのですが、ソロで歌う歌もいくつかありますので、やはり元気に子供らしく歌を歌いあげることができる要素は必要とされていると思われます。

「にほんごであそぼ」や「えいごであそぼ」も時々子どもたちが歌うシーンがあります。一人で歌うシーンはあまり多くなく、大概ほかの子役たちと一緒に歌っているので、それほど歌の要素は重要視されていないように感じます。

このような、特にNHKで大プロジェクトのためのオーディションですから、何か間違いがあったら困るということで、比較的大手のプロダクションに優先的にオーディションの告知がされる場合が一般的のようです。

顔のかわいらしさやスタイルの良さがあれば、それだけでキッズモデルとして活躍の場もあるでしょう。一方で、歌やダンスの実力を問われるようなオーディションに臨む場合、それ相応の準備が必要になるのはいうまでもありません。

ミュージカル

「アニー」のオーディションに代表されるミュージカルの子役のオーディションには歌・ダンス・演技の3つの技術が求められます。

アニーは一次審査がいきなり「歌唱テスト」です(毎年オーディション内容が変わりますが、「歌唱テスト」が一次審査から省かれたことはありません)。ミュージカル「アニー」をご覧になった方はお分かりかと思いますが、主役「アニー」を射止めた子役の歌声は、子どもらしい張りのある元気な歌声であるばかりでなく、出しにくい高音もしっかりと音程外れず当てていくような感じで、しかもピッチも狂うことなく本当に音感がしっかりとしています。4年生や5年生で、よくこんなに音感が優れているなぁと感心させられるほどです。

それでは続いて、「アニー」を例にとって、どのように小さな子どもが「アニー」のように歌えるようになるか、「お家でできるヴォイストレーニング」という観点からご紹介できたらと思います。

https://ac.ebis.ne.jp/tr_set.php?argument=ehTGVVgm&ai=a5d236445e5eaa

【元気に】お家での習慣で!

「アニー」という役を理解するとすんなり入ってくると思うのですが、「アニー」は孤児院育ちでも小さい子を励まし面倒見ながら、つねにプラス思考で前向きな、素直で明るい女の子です。そんな「アニー」を歌で表現しなければなりません。ですので当然、元気よく、素直さがにじみ出てくるような歌声が求められます。

「元気に歌を歌う」というのは、普段からお母さんやお父さんと一緒に家で歌ったり、ミュージカルのDVDなどを見せてDVDと一緒に歌を歌ったりするような「歌好き」なお子さんならば、結構このあたりは簡単にクリアできるかと思います。

大好きなDVDなどを何度も何度も繰り返し観て、登場人物に合わせて大きな声で歌を唄ったり、子供というのは見様見真似で驚くほど巧みに要点を学んでしまいます。

舞台(生の舞台を観せてあげるのが当然良いのですが、なかなかそうした機会がないという方も多いと思います、その時はDVDでもまったく問題ありません)見せてあげて、ミュージカルの舞台で歌う自分を想像させ、役になりきって元気に大きな声で歌うことができるようになるのがいいです(子どもはごっこ遊びが大好きですので、ひとりでもミュージカル遊びができればそれだけで個人レッスンは大成功かと思います)。

【正しい音程】自分の音がずれている部分を認識させることが必要!

ただ、子ども一人で歌っていると、どうしても音程がずれている個所とかが出てきてしまいます。

その時に、お母さんの出番です。

「お母さんも一緒に歌っていい?」と一緒に歌ってあげたり、ピアノが弾けるお母さんならばピアノで旋律を弾いてあげ、もし音が外れていたら「あれ?そこもう一回やってみない?」と言いながら気づかせてあげたり、という方法をとるのも良いかもしれません。

小学校中学年ぐらいのお子さんなら、お母さんと、同じ趣味で一緒に時間を過ごせるということがまだまだ嬉しい年ごろです。

お子さんが大好きなミュージカルの歌を、お母さんと一緒に楽しめることが、親子のコミュニケーションの一つとしても機能すれば、これほどお子さんもお母さんも嬉しいことはないでしょう。

【オンチは治る】具体的な克服方法のご伝授!

お子さんの多くは、高い音程の部分で、微妙に音が低くなってしまう(半音にも満たないピッチで低くなってしまう)ことが多くなります。その時は、その音に達するとき、あごを少し持ち上げる(視線をあと10°ぐらい上を見させるようにする)と意外にもぴたっと音が合うことがあります。

高い音が微妙に低くなってしまうお子さんの理由として、視線が下にあることで気の持ち方が下向きなってしまい、音まで下向きにしか出てこないということが挙げられます。なので、視線は上向きで。できれば天井を見るぐらいの勢いで、特にその高い音の部分だけは目線を上にあげるだけで、正しい音階の音がでるものです。

どうぞ試してみてください!

【呼吸法】子どもはもともと腹式呼吸

大人になってからヴォイストレーニングに通いだした方も多いと思いますが、大人は「腹式呼吸」の習得がとにかく難しいものですよね。肩で歌を歌い続けて何十年も来てしまったら、いきなりその呼吸法を腹式呼吸にするということだけで、相当の鍛錬と時間が必要となってしまいます。

ところが、子どもというのは本来が腹式呼吸で大きな声を出していますので(体が小さいので、肺呼吸だけで大きな声が出せず、身体全身を使って大声を出しますよね?つまり肺でも呼吸をし、お腹でも呼吸をするという両方=体全部を使って大声を出しているのです)子どもが腹式呼吸で大きな声を出すよう訓練することはたやすいのです。

しかし、喉発生も同時に行っているため、声を出すときのちょっとした注意を怠ると、とたんに喉をやられてしまいます。

それは、どのような注意かというと。

声を出すときに、頭の上から突き出すように。まるで頭の上に風船があって、それを声という針で突き刺して破裂させるような気持ちで声を出すことを意識させるということなのです。上あごに当てるような発声を心がけさせると、喉で声が引っかかるようなことはありません。

なので、お子さんには、小さいうちから、特に歌を歌うときや大声を出すときは、そのような発声方法を指導していくとよいでしょう。

親子でできるヴォイストレーニングの方法 まとめ

いかがでしたでしょうか?

子役として活躍するために、歌やダンスが必要となってくる場面も多くあります。その時に備えて、今からお家でも親子一緒にできるヴォイストレーニングを始めてみましょう!