離乳食

6歳までの食事が子供の脳と体にもたらす影響は?積極的に摂りたい栄養素は?

2023.01.11 / 未分類

6歳までの食事はなぜ大事?

子供の成長には、食事・睡眠・運動など、生活習慣の影響が大きいことはよく知られていますよね。
その中でも、6歳までの食事が、子供の発育への影響が大きいと言われています。

食べ物から摂取する栄養で、脳や体を作っていきますが、それは6歳までにほとんど完成されます。
そのため、脳の発育や体の発育に良い影響を与える食事を摂ることは、非常に大切なことです。

人はみんな、お母さんのお腹の中にいる時からメタボリック・プログラミングというものがあります。

メタボリック・プログラミング

体が成長していくには、乳幼児の頃に食べた物が長く続く効果を持っているということ

生まれてから数年の成長で、体中のたくさんの細胞が分裂します。
つまり、その時期に食べているものが、脳や体のあらゆる部分に影響を与えていることになります。

まだ小さいから、食べるものの栄養や量はそこまで気にしなくていいと考えていませんか?
しっかりと、脳や体を成長させるためには、6歳までの食事を見直してみましょう。

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6歳までの食事が脳に与える影響

6歳までの食事で、様々なことが決まります。
最初に、脳に与える影響から見ていきましょう。

人間の脳は、3歳までの期間に、神経細胞が最も発達すると言われており、6歳までの期間に成人の脳の90%にまで成長します。

その後、小学校を卒業するころには、ほぼ完成するということで、子供時代が脳の成長にとても重要だとよく分かりますよね。

最も脳の神経細胞が発達する6歳までの食事で、子供の脳に良い食べ物をしっかり食べておくことをおすすめします。

「もう遅いかな?」と思っても、脳細胞は常に入れ替わっているので、あきらめずに、脳に良い食事を心がけましょう。

6歳までの食事が体に与える影響

「体を大きくするためには、たくさん食べなければいけない」と言われて育った人も多いかと思いますが、実際に子供の頃の食事や栄養が、体のあらゆる部分に大きな影響があることが分かっています。

それは、身長や体重を増やすということだけでなく、免疫力や筋力など、様々な影響を与えることを忘れてはいけません。

特に6歳までの食事は、子供の体質にも関わってきます。

例えば、この時期の食事で「太りやすい体質」「体力がある」など、その後の体質の基礎ができると考えておきましょう。

将来スポーツをする時やにも、この時期に作られた体質が影響することも考えると、大切な子供のために、6歳までの食事でしっかりサポートしておきたいですね。

◎6歳までの食事で取り入れたい栄養

大人に比べて体が小さい子供は、食べる量が少なくても大丈夫だと思うかもしれませんが、体を大きくするために、子供はたくさんの栄養を必要とします。

食べる量には個人差がありますが、小食であるからこそ、栄養バランスを意識して食事を摂らなければ、子どもの脳や体の成長に必要な栄養が足りなくなります。

まず始めに、6歳までの食事で摂っておくべき栄養から知っておきましょう。

たんぱく質

たんぱく質は、子供の成長に欠かせない栄養です。
「IGF-1」というたんぱく質は、成長ホルモンによって生成され、骨や筋肉、細胞の成長に影響します。

たんぱく質が足りなければ、身長が伸びなかったり、筋力が付きにくいなど、子供の体の成長にも大きく関わります。

たんぱく質を効果的に摂るには?

1日の始まりである朝ごはんで、しっかりたんぱく質を摂っておくのがおすすめです。
朝ごはんでは、たんぱくと糖質を一緒に摂れば、血糖値の上昇が緩やかになり、集中力が高まる効果があります。

朝元気が出なかったり、やる気が出ない、疲れが取れないという場合は、朝ごはんでしっかりたんぱく質+糖質を摂るようにしましょう。

しかし、糖質が多すぎると血糖値が急激に上がり、その後急激に下がってしまうため、集中力がなくなって、イライラする原因にもなります。

菓子パンや甘い飲み物だけで朝ごはんを済ませるのではなく、適度な糖質が摂れるように、ご飯、みそ汁、卵焼きなどの和食メニューがおすすめです。

たんぱく質が豊富な食材

・ヨーグルト
・卵
・チーズ
・肉類
・魚類

朝ごはんがパンやおにぎりだけの場合、ヨーグルトやゆで卵をプラスするだけでも変わってきます。
おにぎりに鮭を入れる、トーストをピザトーストにするなどの、ちょっとしたアレンジでもたんぱく質を摂る量が増えます。

DHA

脳を育てるのに役立つ栄養素と言えば「DHA」です。
体に必要な必須脂肪酸の1つである「DHA」は、かしこい脳を作ると言われており、脳を活性化する働きがあります。

精神を安定させる効果もあり、子供の集中力がアップするのはもちろん、脳の情報伝達機能を高める効果もあるので、読解力などの学習能力も高めます。

DHAを効果的に摂るには?

目にもよく、血液をサラサラにする効果もあるDHAを、子供が効果的にとるにはどうすればいいのかも知っておきたいですよね。

熱に弱いDHAを効果的に摂取するには、火を通さずにお刺身で食べるのがおすすめですが、お刺身が食べられない子供の場合、溶けだした栄養を逃さないために、みそ汁などに入れるのもいいですね。

また、DHAを摂取するのは、1日に1g以上と言われています。
サバの切り身であれば1切れ程で摂取できる量なので、毎日続けて摂るのが理想的です。

DHAが豊富な食材

・マグロ
・ブリ
・サバ
・サンマ
・アジ
・カツオ
・えごま油
・栗
・くるみ

魚が苦手な子供には、DHAは摂りづらい栄養素かもしれませんが、最近はDHA入りのお菓子やサプリメントもたくさんあります。

鉄分

最近は、貧血の子供が多く、鉄分をしっかり摂取することの重要性が話題になる機会も増えています。
鉄分が足りなければ、疲れやすくなる、落ち着きが無くなる、集中力が無くなるなど、子供の成長にたくさんの問題が起こります。

成長段階である子供は、脳や体の成長のためによりたくさんの鉄分が必要となります。
不足すれば、体や脳の成長だけでなく、免疫力や運動機能にまで影響します。

成長期には、鉄分をしっかり摂ることを意識しておきましょう。

鉄分を効果的に摂るには?

必要な鉄分を食事だけで毎日摂るのは難しいので、おやつなど間食で摂るのもおすすめです。
枝豆や大豆、豆乳などを間食に取り入れると、比較的手軽にたんぱく質を摂ることができます。

また、植物性の食べ物に含まれる「非ヘム鉄」よりも、動物性の食べ物に含まれる「ヘム鉄」の方が体への吸収力が高いので、肉や魚を積極的にとることも重要です。

鉄分の吸収を高めるために、ビタミンCも摂った方がいいので、野菜やフルーツも一緒に食べましょう。

鉄分が豊富な食材

・枝豆
・大豆
・卵
・ツナ
・豆腐
・胡麻
・レバー
・しじみ
・カツオ
・昆布
・マグロ

レバーやマグロなど、動物性の食材でしっかり鉄分を摂るのが理想ですが、苦手な場合は大豆や枝豆など子供でも食べやすい食材を食べるのもおすすめです。

6歳までの食事で注意すること

「6歳を過ぎたら、どんな食事でも変わらないの?」と思うかもしれませんが、脳細胞は、20歳前後まで発達すると言われています。

しかし、子供がまだ6歳になっていないなら、チャンスです。
食事の内容を見直して、必要な栄養が足りているのか確認してみましょう。
「今日もお肉、野菜、ご飯食べたから大丈夫だろう」と思うかもしれませんが、意外ととれていない栄養素はあるものです。

大事な6歳までの期間の食事を充実させて、大人になっても健康な身体を、子供にプレゼントしましょう。

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