K-Popの特徴とは?
K-Popブームの勢いは衰えることなく、人気がループが次々に誕生しています。
世界的な人気を誇るグループも活躍するK-Pop業界は、ハイレベルなパフォーマンスが魅力です。
一般的なK-Popの印象と言えば…
・歌が上手い
・ダンスが上手い
・ダンスが揃っている
・スタイルがいい
・メイクや髪形が魅力的
このように、見た目も含めてのパフォーマンスが、人気の理由であることは間違いなさそうですね。
K-Popアイドルは、努力家な人が多く、グループのためにストイックに努力し続ける姿も魅力の一つです。
その理由として、K-Pop業界では、デビューにたどり着ける人が少ないことがあげられます。
韓国では、新人のアーティストをデビューさせるときに、人気が出ると確信を持てない人は選びません。
つまり、デビューできる人は確実に実力があり、スター性がある人に限られます。
そのため、日本でデビューしているアーティストに比べると、CDデビューできるアーティストの人数は極めて少ないということになりますね。
また、インターネット戦略で成功しているのも、K-Popの特徴です。
韓国のK-Pop市場では、インターネットを上手く利用して、世界中からファンを獲得することに成功しています。
K-Popアーティストは、YouTubeでの動画配信、楽曲ダウンロードでファン層を広げて、実際にコンサートに足を運ぶファンをインターネットの情報発信を使い、世界中から集めています。
他にもInstagramなどのSNSで情報を発信して、K-Popの魅力を広げる戦略が成功していると言えるでしょう。
K-Popを歌うアーティストはもちろん、K-Popアーティストを生み出すプロデューサーや製作に携わる全ての人が、妥協を許さない高い志を持って作られているのが今のK-Popの成功を作り上げたのではないでしょうか。
日本でのK-Popブーム
日本での韓流ブームは2000年代の韓国ドラマブームから始まり、韓国の俳優、女優に夢中になる人も増えましたよね。
その後、韓流ブームは音楽シーンでも日本で注目されるようになり、当時はまだK-Popのアーティストが日本で活躍することが少なかった時代でしたが、注目の韓国人アーティストとしてBoAさんが大活躍しました。
当時まだ13歳のBoAさんの歌とダンスのスキルに驚かされた人も多かったでしょう。
その後も東方神起やKARA、少女時代など韓国のアイドルグループが日本で注目されたのも記憶に新しいのではないでしょうか。
2000~2010年に日本デビューした主なK-Popアーティスト
・BoA
・東方神起
・K
・BIGBANG
・KARA
・少女時代
2000年以降には、華やかで、歌もダンスもハイレベルなアーティストがたくさん日本デビューを果たしています。
日本で人気のアイドルと言えば、あどけなさが残る可愛らしい印象のグループが多く、歌やダンスの経験が少ないままにアイドルデビューをして、成長していく過程をファンも一緒に見守るというスタイルが多いですよね。
しかし、韓国のアイドルグループは歌もダンスもレッスンを積み、完璧な状態でデビューをするので、パフォーマンスのクオリティが高いです。
見た目に関しても、まだ垢抜けないピュアな印象を魅力としてデビューする日本のアイドルとは違い、スタイル、メイク、ヘアスタイルなども完成された印象です。
つまり、K-Popのアーティストやアイドルは、プロフェッショナルとして認められるまで厳しいレッスンで実力を身に付けているので、高いパフォーマンス力を強みに日本のアイドルとは違う魅力で人気を得ることに成功しています。
K-Popの魅力はダンスも重要
K-Popのアーティストが、若年層から絶大な人気を誇る理由の1つは、魅力的なダンスが影響しています。
最近では、各地のダンススクールで「K-Popダンス」というジャンルが設けられるほどです。
すごく難しく難易度の高いダンスの一方で、真似したくなるような特徴的な振り付けのバランスが絶妙で惹きつけられますよね。
TikTokなどでも、世界中からK-Popダンスの動画が投稿されています。
男性アーティストの場合は、曲のイメージに合わせてクールな振り付けや力強さ、たくましさを表現するダンスが多いです。
女性アーティストの場合は、女性らしく、しなやかなしぐさを取り入れたダンスや、アーティストのイメージによっては、かっこよさやセクシーさを強調したダンスを武器にしている場合も多いでしょう。
誰でも真似できるような振り付けを取り入れることで、ブームを起こすのもK-Popのダンスの特徴です。
ダンスが話題となったK-Pop
TT/TWICE
2016年にリリースされた「TT」は、泣き顔の顔文字「(T T)」を手で表現した振り付けが話題となりました。
覚えやすく、可愛らしい振り付けがTWICEのイメージにぴったりで、マネする人が多かった楽曲です。
’Dynamite’/BTS
楽曲の大ヒットはもちろん「ダンスがかっこいい」と人気を集め、世界中の人が踊ったと言われる楽曲です。
元々人気の高かったグループですが、「’Dynamite’」では、さらに多くのファンを獲得しました。
Gee/少女時代
2009年にリリースされた少女時代の「Gee」は、スタイル抜群のメンバーが、長い足を活かしたダンスで大ヒットしました。
そして2021年になり、この楽曲がTikTokで再び人気を集め、マネをしてダンスを踊る人が急増しています。
世界に通用する音楽性
今やK-Popはアジア圏に限った人気ではありません。
韓国から発信されたK-Popは、すでに世界的に知られる音楽へと成長しています。
現在その代表格ともいえるのが2013年にデビューをした7人組男性グループのBTSですが、彼らの発売したアルバム3作品は、全米で1位を獲得し、アルバム総売り上げ枚数は4,000万枚を超えています。
また、女性4人組グループの「BLACK PINK」は、世界最大級の音楽フェスである「コーチェラ・フェスティバル」に出演するなど、K-Popが世界で通用する音楽という認識も広がってきました。
元々素晴らしいパフォーマンスが魅力であったK-Popですが、近年は世界での活躍を広げたいと考えるアーティストが増え、さらに高度な音楽を追求する時代へとなるのではないでしょうか。
次世代の活躍が期待されるK-Popアーティスト
すでに日本でも知名度が高く、世界的に評価されている「BTS」や「BLACK PINK」「TWICE」のように、今後世界中を席巻するであろう期待のK-Popアーティストを紹介します。
Stray Kids
韓国アイドルとして、2018年にデビューした8人組男性グループの「Stray Kids」は、デビューの翌年には、アジア、アメリカ、ヨーロッパ、オセアニアを回るワールドツアーを成功させ、2019年に発売したアルバムは世界の17ヶ国でiTunesアルバムチャート1位を獲得しました。
2020年には日本デビューも果たし、今後の活躍が注目されています。
NiziU
2020年の秋にデビューが決定している、日本人9人によるガールズグループです。
メンバーを決めるオーディション番組「Nizi Project」は大きな話題となり、プレデビューとしてリリースされたデジタルミニアルバム「Make you happy」は全世界でリリースされ、ミュージックビデオは2000万回再生を突破するなど、デビュー前から注目されていました。
ENHYPEN
サバイバルオーディション「I-LAND」で厳しい審査を勝ち抜いた7人で結成された「ENHYPE」は、2020年にデビューを果たしたばかりのグループです。
唯一の日本人で、グループの最年少メンバーであるNI-KIさんは、ダンススキルの高さで注目されています。
次世代のK-Popの中心となる活躍が期待されています。
K-Pop業界の注目度が高まり続ける中で、アーティストやアイドルを目指す人も増え、韓国の音楽プロダクションでは、多くの才能あふれる若者がデビューを夢見てレッスンに励んでいます。
K-Popと言えば、ハイレベルなパフォーマンスというイメージが定着しているので、今後はさらに期待を上回るエンターテイメントを見せてくれるのではないでしょうか。