TGC（東京ガールズコレクション）とは

日本で行われるファッションショーの中でも、特に知名度・人気の高いTGC（東京ガールズコレクション）は、若年層向けのファッションを主にした、ショーや服飾商品の販売、ライブなどが行われるイベントです。

初めて開催されたのは2005年で、国立代々木競技場第一体育館で行われました。
その後は、1年に2回の開催というペースが定着していますが、横浜アリーナやさいたまスーパーアリーナなど、様々な会場で開催されています。

通常のファッションショーのように、ブランドの新作コレクションを紹介するのが目的ではなく、ファッション製品の販売を目的としているショーというのが特徴です。
会場で行われているファッションショーは、ネット配信されており、視聴している人は、モデルが着用する商品を、そのままWEBで購入できるという仕組みです。
ファッションショーに話題の芸能人が出演したり、若い世代から支持されるアーティストのライブも行われて、毎回盛り上がりを見せています。

また、TGC（東京ガールズコレクション）内で行われる「ミス東京ガールズコレクション」オーディションも好評です。
今回は「東京ガールズコレクション」のオーディションについて、詳しく紹介していきます。

TGC（東京ガールズコレクション）オーディション内容とは

話題性の高いファッションショー内で開催される「TGCオーディション」は、2020年の開催が大成功に終わり、2021年の開催も決定しています。
合格者はTGC（東京ガールズコレクション）への出演はもちろん、人気雑誌などメディア出演をするためのサポートが受けられます。

オーディションは、ドラフト制になり、ファイナリストは大手プロダクションとの契約をするための審査を受けます。
応募方法は、WEBサイトからのエントリー、LINE LIVEからのエントリーが可能です。
自薦・他薦問わず応募可能で、他薦の応募者がグランプリを獲得した場合は、推薦者にも総額30万円という特典があります。
応募の際は、プロフィールと、上半身・全身の写真データ（各1枚）が必要です。

2次審査は実技審査、3次審査は面接審査になります。
その後、ドラフト審査が行われ、最終審査に進むことができた参加者は、TGC（東京ガールズコレクション）の舞台での、パフォーマンス審査が行われます。
実技審査・面接審査は、東京以外に大阪、福岡でも行われているので、全国から応募をしやすいオーディションです。
LINE LIVEから応募の参加者は、審査に通過すればドラフト審査からオーディションに合流する流れになります。

2020年に開催された「TGCオーディション」のドラフト審査出場者は34名でした。
その後開催されたドラフト会議にて、大手プロダクションから1位で指名された8名の中から、グランプリを決めるWEB投票が行われました。

TGC（東京ガールズコレクション）オーディションの注意点

若年層をターゲットにしたファッションショーであるTGC（東京ガールズコレクション）でのオーディションなので、低年齢の参加者が多い傾向にあります。
未成年者の応募は、保護者の同意が必ず必要です。
また、他薦での応募が可能とされていますが、必ず候補者本人の同意を得てから応募する必要があります。
一般応募の受け付けについては、基本的には経験は不問となっているので、未経験でも応募することができます。
応募写真はスタジオなどで撮影した宣材写真が最も適していますが、スマホのカメラで撮影した写真でも応募は可能です。
しかし、加工アプリを使用したり、実際の顔やスタイルが分からない写真はNGです。
WEBでエントリーした後には「エントリー完了」のメ―ルが届きますので、ドメイン指定などの設定には注意しておきましょう。

実技や面接審査では、服装などの決まりはありませんので、スタイルの分かりやすい、自分らしいファッションで参加しましょう。
特技披露などの審査では、基本的には楽器演奏なども可能とされていますが、大規模のオーディションのため、参加者も多く1人当たりに与えられる審査の時間は限られています。
準備に時間がかかる特技の披露や自己PRはNGです。

現在開催しているTGCオーディションは？

現在2021年の「TGCオーディション」参加者の募集がされています。
応募期間は2020年9月5日（土）～11月25日（水）まで、WEBエントリーが可能です。
応募資格は、9歳以上の女性で、国籍は不問、モデルのオーディションですが、身長制限もありません。
特定の芸能プロダクションと契約していない人に限りますが、LINE LIVEの応募ではプロダクション所属者も参加できます。

オーディションの副賞には、東京ガールズコレクション2021のステージ出演や、各種雑誌などへの出演交渉権も獲得できます。
また、大手芸能プロダクションと、1年間の専属マネジメント契約も約束され「DUO」の広告モデル、「Ulike」のブランドモデルなど、モデルとして華々しいデビューが約束されます。

TGCオーディションの過去の受賞者

これまでにTGC（東京ガールズオーディション）で開催されたオーディション出身で、大活躍しているモデルを紹介します。

Niki（丹羽仁希）

2016年に放送された「テラスハウス」で、その美貌に注目されたNikiさんは「Tokyo Girls Audition」で応募総数約2万人の中からモデル部門賞を受賞しました。
オーディション合格後、ファッション誌「JELLY」の専属モデルになり、現在はモデル活動以外にもテレビ番組、CM、ドラマに出演し、幅広い活躍をしています。

菜々緒

現在は女優としても大活躍の菜々緒さんは「第7回ミス東京ガールズコレクション」でグランプリを受賞しています。
9頭身のスタイルを活かし、モデルとしても大活躍ですが「ミスTGC」に選ばれるまでには「ミスセブンティーン」オーディションに最終選考で落選したり、焼き肉店でアルバイトをしながら夢を追う下積み時代も経験しています。

野崎萌香

数々のファッション誌でモデルを務めた経験がある野崎萌香さんも「第7回モス東京ガールズコレクション」で準グランプリに輝きました。
オーディション後はファッション誌「non-no」の専属モデルとして活動し、その後はテレビで、ドラマやバラエティ番組などにも出演しています。

細貝沙羅

2010年にフジテレビに入社し、アナウンサーとしても活躍した細貝沙羅さんは「第3回ミスTGCコンテストで最終審査の5名に選ばれていました。
元々アナウンサーを目指していた細貝沙羅さんですが、TGCコンテストの他にも、全国民的美少女コンテストの本選出場、ミス日本コンテスト、ミス慶應コンテストにも出場経験があります。

「TGC（東京ガールズコレクション）オーディション」は、モデルを目指す人には良く知られているオーディションです。
他にも、多くのモデルを輩出しているオーディションなので、応募者数も多く、毎回ハイレベルな審査が行われています。
しかし、全く経験がなくても応募可能で、たくさんの人にチャンスがある機会なので、モデルを目指す人はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

モデルのオーディションに合格するために意識するべき３つのポイント