音痴になる原因とは？

歌が下手な人のことを音痴と言いますが、正式には「先天的音楽機能不全」という名称があります。
多くの場合は、音程が外れて、正確に歌が歌えない人に対して「音痴」という言葉を使いますが、音程が外れる以外にも、音痴の特徴があります。

このような特徴がある人は、周りの人から「音痴」と指摘されることもあるでしょう。
歌が上手く歌えない人にとって、カラオケなど人前で歌う機会は、本当に苦痛ですよね。
そこで、歌を上手く歌うコツと、音痴でも歌いやすい歌について詳しく紹介していきます。

音痴は治せる？

歌が上手い人が気持ちよさそうに歌っている姿を見ると、憧れますよね。
「音痴を直して、みんなの前で堂々と歌ってみたい」と思う人も多いと思いますが、音痴は治せるのでしょうか。

最初に、音痴になってしまうメカニズムから探ってみましょう。

運動性の音痴は、耳では正しい音程やリズムを聞き取れるのに、発声する時に音程やリズムが外れてしまいます。
主に、緊張などで喉の周りの筋肉が上手く動かなかったり、呼吸が上手くできていないことが原因です。

感受性の音痴は、耳で聞いた時点で、正しい音程で聞きとれていません。
そのため、発声する時にも音程が外れていますが、本人は外れていることにも気付きにくいのが特徴です。

多くの場合は、人前で歌うことに慣れたり、歌唱の基礎レッスンを繰り返すことで、多かれ少なかれ上手く歌えるようになるでしょう。

歌を上手く歌うコツとは？

歌の基礎レッスンをしても、すぐに上手くなるわけではないので、コツコツと練習をすることが大切です。
しかし「人前で歌う機会があるから、今すぐ何とかしたい」という時には、すぐに実践できる、歌が上手くなるコツもあるので、紹介しておきます。

姿勢をよくして歌う

背筋を伸ばして、姿勢を正すと、喉が開いて声も出しやすくなります。
顔を上げて前を見て、マイクを顔に対してまっすぐ持つのもポイントです。
膝を少し曲げると、上半身がリラックスできるので、声を出しやすくなりますよ。

滑舌を良くする

音程が正しくても、滑舌が悪いと歌が下手に聞こえます。
しかし、音程を正しくとるよりも、滑舌は比較的簡単に改善することができます。
普段より、口を大きく動かして、一つ一つの音をハッキリ発声するように意識すれば、滑舌が良くなり、リズム感や音程も良く聞こえます。

ファルセット（裏声）の練習

地声では出せない高音を出す時に、ファルセットを上手く使えれば、歌が上手く聞こえます。
反対に、ある程度上手く歌えていても、ファルセットが上手く出せなければ、ガッカリされることもあります。
歌を上手く歌うコツとして、ファルセットの練習はおすすめです。

自分の音域を知っておく

自分の音域に合う歌を歌えば、比較的リラックスをして、無理なく歌うことができます。
前もって、自分の音域を知っておき、歌いやすい歌を選んでおきましょう。

音痴でも歌いやすい曲【男性編】

ここからは、実際に音痴でも歌いやすい歌を、男女別に5曲ずつ紹介していきます。

①さよならエレジー/菅田将暉

石崎ひゅーいさんが作詞作曲を担当した、菅田将暉さんの「さよならエレジー」は、歌いやすいミディアムテンポで、歌いやすい音域の楽曲です。
熱い気持ちを感情にのせて歌うと、より一層上手く聞こえますよ。

➁ガッツだぜ！！/ウルフルズ

明るくノリのいい曲ですが、テンポが速すぎないので、リズムがとりやすいのが特徴です。
トータス松本さんのように、パワフルに歌えれば、より一層魅力的に歌うことができますよ。
他にも「明日があるさ」「バンザイ～好きでよかった～」など、ウルフルズの歌には、歌いやすい音域の楽曲が多いです。

③小さな恋の歌/モンゴル800

アップテンポな曲ですが、男性には難しいような高音もなく、歌いやすいキー設定の楽曲です。
テンポがいいので、多少音程やリズムがずれても分かりにくいので、歌が苦手な人にもおすすめです。

④夜空ノムコウ/SMAP

スガシカオさんが作詞を手掛けた、ＳＭＡＰの大ヒット曲の「夜空ノムコウ」は、音域も男性に歌いやすい範囲で、1曲を通してリズムが一定なので、歌が苦手な人でも上手く歌いやすい楽曲です。

⑤女々しくて/ゴールデンボンバー

アップテンポなので、難しく感じるかもしれませんが、音程の高低差が少ないので、音程を正しく歌うのが苦手な人でも歌いやすい楽曲です。
ノリのいい曲なので、勢いよく歌い切れば多少の音ズレは気にならないでしょう。

音痴でも歌いやすい曲【女性編】

次に、女性のおすすめの楽曲5選を見ていきましょう。

①恋するフォーチュンクッキー/AKB48

「恋するフォーチュンクッキー」はAKB48の代表曲の一つですが、歌が苦手な人でもカラオケで高得点が狙える楽曲とも言われています。
比較的、ゆっくりなテンポで歌が苦手な人でも、音程がとりやすいメロディが特徴です。

➁夏祭り/Whiteberry

夏の人気曲として長く愛されている「夏祭り」は、アップテンポですが、ほとんどが同じリズムの繰り返しなので、歌いやすい楽曲です。
また、全体的に音域は狭いので、無理なく歌いきることができます。

③ありがとう/いきものがかり

NHKの朝ドラ「ゲゲゲの女房」のために書き下ろされた「ありがとう」は、スローテンポで、女性の平均的な音域の範囲で歌える歌なので、おすすめの楽曲です。

④キューティーハニー/倖田來未

アニメソングを、倖田來未さんがカバーした楽曲「キューティーハニー」は、ノリがよく、カラオケでも楽しく盛り上がって歌うことができるので、歌う時に緊張しやすい人にもおすすめです。
音域の高低差も少なく、音程がとりやすいのも特徴です。

⑤アジアの純真/PUFFY

PUFFYの大ヒット曲「アジアの純真」は、単調でテンポも速すぎず、歌いやすい条件がそろった楽曲です。
明るく楽しい印象なので、ノリノリで歌えば、多少の音程のズレも気にならないでしょう。
PUFFYの楽曲は「サーキットの娘」「愛のしるし」など、比較的歌いやすい歌がたくさんあります。

自分に合う楽曲をいくつか見つけておくと、突然人前で歌う時にも安心ですね。

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