親世代の憧れ・昭和の人気アイドルとは?
昭和の時代にデビューし、活躍をしたアイドルは、後に「伝説のアイドル」として語り継がれることも多く、魅力的なアイドルが勢ぞろいしていました。
特に、1970年代~1990年代では、アイドル戦国時代と言わんばかりの人気者がたくさん現れた時代です。
現代のアイドルとは違い、昭和のアイドルの特徴は、ソロで活動している人が多い時代でした。
また、最近では応援したくなるような未熟さや、身近な存在に感じられるキャラクターのアイドルが多いのに比べ、手の届かない憧れの存在としてファンを魅了するアイドルが多かった印象です。
とても長かった昭和時代なので、世代によって憧れのアイドルは違っているでしょう。
その中でも「伝説」と呼ばれるほど人気の高い、昭和のアイドルをランキングで紹介していきます。
昭和のアイドル人気ランキング10位~6位【男性編】
男性アイドルも大活躍だった昭和時代、特に人気が高く印象に残る男性アイドルの10位~6位を紹介していきます。
1970年に「もう恋なのか」でデビューをしたにしきのあきらさん、デビュー翌年にリリースした「空に太陽がある限り」では、オリコンチャートで3位を記録する大ヒットとなり、ブロマイド年間売り上げでも1位を獲得するなど、アイドルとして高い人気を得ました。
1985年にジャニーズ事務所所属アイドルとしてレコードデビューした少年隊は、錦織一清さん、東山紀之さん、植草克秀さんの3人で結成されたグループです。
歌やダンスのパフォーマンススキルが高く、後にジャニー喜多川氏から、プロデュースしたアイドルグループの最高傑作と言われるほど実力のあるグループです。
1971年に「博多みれん」で演歌デビューした野口五郎さんは、次にリリースした「青いリンゴ」でポップス曲へと路線変更をしたことで、若い女性から絶大な人気を誇るアイドル歌手になりました。
1970年代に活躍した男性アイドルの西城秀樹さんと郷ひろみさんと共に、新御三家と呼ばれ、昭和を代表する男性アイドルとして活躍しました。
布川敏和・本木雅弘・薬丸裕英の3人組アイドルグループとして、ジャニーズ事務所からデビューした「シブがき隊」は、1982年に「NAI・NAI16」で歌手デビューを果たします。
CDデビュー前から、3人揃って、ドラマ「2年B組仙八先生」に出演しており、デビュー当時から人気アイドルグループとして注目されていました。
男性7人組のポップスバンドとしてデビューをしたチェッカーズは1983年に「ギザギザハートの子守歌」でデビューを果たしました。
2曲目のシングルとなった「涙のリクエスト」の大ヒットにより、一躍人気アーティストとして知名度が広がるきっかけになりました。
女性ファンも多く、アイドル並みの爆発的な人気で「アイドル」と「アーティスト」の二面性を持つ、唯一無二のグループとして活躍しました。
昭和のアイドル人気ランキング5位~1位【男性編】
続いて、気になる上位5位~1位の、昭和時代男性アイドルを発表します。
ジャニーズ事務所所属の男性アイドルとして、1979年に田原俊彦さん、野村義男さんと共に「たのきんトリオ」を結成します。
翌年には「スニーカーぶる~す」でソロデビューを果たし、ブロマイドの売り上げでも1位を記録するなど、1980年代を代表する男性アイドルとして活躍をしました。
「ギンギラギンにさりげなく」「愚か者」など、数々のヒット曲も知られています。
1972年に「恋する季節」で歌手デビューを果たした西城秀樹さんは、ハスキーボイスとワイルドなビジュアルで瞬く間に、当時の若い女性たちを虜にしました。
デビューから間もなくして、新御三家の1人として頭角を現します。
「傷だらけのローラ」「YOUNG MAN(Y.M.C.A)」など、現在でも歌われる名曲と共に、語り継がれる伝説のアイドルです。
スカウトをきっかけに、ジャニーズ事務所に所属し、先輩のバックダンサーを務めると、その美少年ぶりから瞬く間に人気が出て、1972年に「男の子女の子」でデビューを果たします。
新御三家の1人として、トップアイドルの仲間入りを果たし、歌以外にもドラマなどのメディアでも活躍する人気ぶりでした。
事務所を移籍後も「言えないよ」「GOLDFINGER’99」など数々のヒット曲で、スター性を見せつける昭和の男性アイドルの代表とも言える存在です。
1987年にジャニーズ事務所所属の7人組アイドルグループ「光GENJI」として、「STAR LIGHT」でデビューを果たしました。
デビュー後、活躍した時期が昭和の後半から、平成時代になりますが、その爆発的な人気は、昭和、平成時代において「最後のスーパーアイドル」と称されるほどの爆発的人気を誇る存在です。
ローラースケートを履きながらアクロバットをするなど、斬新なパフォーマンスが話題となりました。
1995年に解散しているので、現代のアイドルグループに比べると、短期間の活動でしたが、その人気・話題性・スター性どれをとっても「伝説」と言える程の人気アイドルグループです。
昭和時代に活躍した人気男性アイドル1位は、田原俊彦さんです。
「トシちゃん」の愛称で親しまれ、ジャニーズ事務所から「たのきんトリオ」のメンバーとしてデビューを果たします。
1980年に「哀愁でいと」でソロデビューをし、ブロマイド売り上げもトップとなり、まさに「スーパーアイドル」として、昭和のアイドル界のトップを走る存在となりました。
昭和のアイドル人気ランキング10位~6位【女性編】
続いて、昭和に活躍した女性アイドルの10位~6位を紹介していきます。
本当に人気の伝説アイドルが多すぎて、10位以内にランクインしていない人気アイドルがたくさんいました。
1971年に「水色の恋」でアイドル歌手としてデビューを果たした天地真理さんは「真理ちゃん」の愛称で、多くの男性ファンの理想の女の子として、絶大な人気を誇りました。
1972年にリリースした「ひとりじゃないの」を筆頭に、ヒット曲にも恵まれ人気アイドルとして活躍しました。
1984年に「青春のいじわる」でアイドル歌手デビューをした菊池桃子さんは、清純派アイドルとして、瞬く間に人気アイドルの仲間入りを果たしています。
同世代の男性ファンからの人気が高く、そのフレッシュなイメージはまさに「アイドル」を絵にかいたような存在でした。
現在も女優やタレントとして、数々のメディアに出演し、変わらぬ美貌も注目されています。
1985年にテレビ番組の「夕やけニャンニャン」から誕生したアイドルグループ「おニャン子クラブ」は、たった2年半の活動期間で、ヒット曲を連発し、写真集、ビデオソフトなど様々な分野で記録に残る大ヒットを残しています。
現代ではAKB48のプロデュースで知られる、秋元康さんプロデュースで工藤静香さんや国生さゆりさん、渡辺満里奈さんなど、今も芸能界で活躍する人気タレントを多く輩出しています。
同級生であったミー(未唯mie)さんとケイ(増田恵子)さんでユニットを結成し、テレビ番組「スター誕生」の出演をきっかけに、1976年に「ペッパー警部」でデビューしています。
その後も、独特の楽曲とダンスで、想像を絶する人気アイドルとなり、一世を風靡しました。
1981年の解散までに「UFO」や「渚のシンドバッド」など、数々の大ヒット曲を出し、子供たちの間でも振り付けをまねるブームが起こるほどでした。
1985年に「C」でアイドル歌手としてデビューを果たした中山美穂さんは、とにかく「可愛い」ビジュアルの良さが、若い層を中心に話題となり、女優としての活躍も注目されていました。
1980年代後半には当時を代表するアイドルの1人として、工藤静香さん、南野陽子さん、浅香唯さんと共にアイドル四天王と呼ばれていました。
昭和のアイドル人気ランキング5位~1位【女性編】
続いて、上位5位~1位の発表です。
キャンディーズはラン(伊藤蘭)さん・ミキ(藤村美樹)さん・スー(田中好子)さんの3人で結成され、1970年代に活躍したアイドルグループです。
1973年に「あなたに夢中」で歌手デビューしますが、意外なことにしばらくは大ヒットには恵まれませんでした。
1975年の5枚目シングル「年下の男の子」が大ヒットし、社会現象と言われるほどの爆発的人気アイドルグループに成長しました。
人気絶頂の中、1977年に解散を発表した時の「普通の女の子に戻りたい」というコメントは伝説として語り継がれています。
「キョンキョン」の愛称で知られた小泉今日子さんは、1982年に「私の16才」で歌手デビューをしました。
花の82年組の1人として、数々の人気アイドルが活躍する中でも、愛くるしい笑顔と斬新な衣装でトップクラスの人気を誇っていました。
「渚のはいから人魚」「なんてったってアイドル」など、多くのヒット曲も知られています。
「スター誕生!」への出演をきっかけに歌手となった山口百恵さんは、1973年に映画、歌手デビューを果たしています。
同時期に活躍していた森昌子さん・桜田淳子さんと共に「花の中三トリオ」と呼ばれ、清楚な見た目とは違う、大人っぽい楽曲を歌うギャップで人気を博し、トップアイドルとして活躍するようになります。
しかし、人気絶頂の中、俳優・三浦友和さんとの結婚を機に引退したこともあり「昭和の伝説のアイドル」と言えば、山口百恵さんを連想する人が多いです。
1980年に「裸足の季節」で歌手デビューをした松田聖子さんは、アイドルらしい可愛い容姿だけでなく、歌唱力も高く「ぶりっこ」と言われる表情やしぐさなど、見事なアイドルっぷりで、瞬く間に人気アイドルになります。
当時「聖子ちゃんカット」と呼ばれる松田聖子さんの髪型を真似する女性が続発するほどの人気でした。
その後、結婚、出産など人生の転機を迎えても「アイドル・松田聖子」と貫くプロ意識は、本当に素晴らしいの一言です。
昭和のアイドル1位に輝いた中森明菜さんは「スター誕生!」への出演をきっかけに、1982年に「スローモーション」で歌手デビューを果たしています。
同じ時代に活躍した松田聖子さんと、アイドル界の2トップとして「少女A」「飾りじゃないのよ涙は」などの大ヒット曲を連発し、1980年代の女性アイドルのシングル売り上げランキングでは、常にトップという人気ぶりでした。
現在は、メディア出演をセーブしている中森明菜さんですが、音楽活動には積極的に取り組んでおられるそうです。
歌唱力・表現力が魅力のアイドルとして、人気の中森明菜さんなので、たくさん素敵な歌声を聞かせてほしいですね。
昭和の人気アイドルの現在
昭和のトップアイドルは、現在も芸能界で活躍している人も多いですよね。
最後に、昭和アイドルの気になる今を紹介します。
高井麻巳子(おニャン子クラブ)
原宿でスカウトされたことをきっかけに、おニャン子クラブのメンバーとしてデビューした高井麻巳子さん。
ソロデビューも果たすほどの人気メンバーでしたが、グループを卒業後に、プロデューサーの秋元康さんと結婚し、芸能界を引退しています。
女優、アイドルとして新しい一歩を歩み出した直後の結婚は、当時ファンに衝撃を与えました。
さらに、高井麻巳子さんから積極的にアタックしていたことも驚きのエピソードですが、引退後は一切メディアに出ることはりませんでした。
諸星和己(光GENJI)
伝説のアイドルグループ「光GENJI」の中でも特に人気の高かった諸星和己さん。
解散後、ジャニーズ事務所を退所し、1995年に個人事務所を設立しています。
現在は、ハワイと日本を行き来しながら、日本ではライブ活動も積極的に行っています。
また、WEBでは、ハワイでの生活を伝えており、現在の諸星和己さんの姿を見ることができます。
藤村美樹(キャンディーズ)
キャンディーズのメンバー、ミキちゃんこと藤村美樹さんは、1973年にデビューし、瞬く間にトップアイドルに。
1978年のキャンディーズ引退後は、ソロ活動をしていた時期もありましたが、結婚を機に芸能界を引退しました。
現在は、一般人として生活していますが、元々、カトリックの家に生まれた藤村美樹さんは、熱心なクリスチャンとして教会で奉仕活動をしているそうです。
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