マイクとステージ

K-Popで活躍する日本人・そのきっかけとは?

2020.08.18 / アイドル, 歌手

K-Popで日本人が活躍する理由

韓国のアーティストが盛り上げているK-Pop業界は日本でも大人気です。
世界中からも人気の高いK-Popは、若年層の男女の憧れの存在として注目されています。
最近では、日本人がK-Popアイドルやアーティストを目指して韓国に渡ることも珍しい時代ではなくなりましたよね。
各国それぞれの音楽の素晴らしさがありますが、日本の音楽とはまた違ったK-Popに魅せられて、K-Popの世界で活躍している日本人もいます。

韓国でアーティストやアイドルでデビューする場合、歌やダンスのレッスンを受けます。
韓国での、実力のあるアーティストを育てるための教育システムのレベルの高さはよく知られていますが、日本人の中にも歌やダンスに自信のある人が、K-Popのアーティストに憧れて自分の実力を試してみたいと、K-Popの世界に足を踏み入れる人が多くなっているということでしょう。
そこで、実際にK-Popで活躍している日本人を紹介していきます。

K-Popで活躍している日本人(女性)

はじめに、K-Popで活躍する日本人女性を紹介していきます。

サナ・モモ・ミナ(TWICE)

女性9人組アイドルグループ「TWICE」のサナさん、モモさん、ミナさんの3人は日本人メンバーとして活躍しています。
日本でも韓国でも人気と知名度が抜群のTWICEですが、日本人メンバーの3人はいずれも現在の所属事務所であるJYPエンターテイメントの練習生を経て、サバイバルオーディション番組「SIXTEEN」でメンバーに選ばれてデビューを果たしました。

宮脇咲良・矢吹奈子・本田仁美(IZ*ONE)

人気ガールズグループ「IZ*ONE」も12人のメンバーのうち、宮脇咲良さん、矢吹奈子さん、本田仁美さんの3名が日本人メンバーです。
日韓合同のオーディション番組「PRODUCE 48」にて、すでに日本でAKB48グループに所属して活躍していたメンバーがオーディションによって、日韓合同グループへ移籍するという新しい形が話題となりました。

高橋朱里(Rocket Punch)

IZ*ONEの日本人メンバーと一緒にオーディション番組「PURODUCE 48」に参加していた高橋朱里さんも、日本ではAKB48のメンバーとして活躍していました。
「PURODUCE 48」では残念ながら落選してしまいましたが、視聴者からの人気は高く、その後Rocket PunchのメンバーとしてK-popデビューすることになりました。

ユキカ

ガールズグループで活躍する日本人が多い中、K-Popでソロデビューを果たしたユキカさんは、韓国ドラマに登場する10人組のアイドルを演じるメンバーとして、日本人から1名だけ選出されました。
その時にも人気投票1位に輝くなど、注目される存在で韓国でも知名度を上げソロデビューという流れになりました。
日本で活動している時には、ファッション誌「nicola」のオーディションでグランプリに輝いたこともあります。

K-Popで活躍している日本人(男性)

K-Popで活躍する日本人と言えば「TWICE」や「IZ*ONE」が日本でのメディア出演が多いので、女性の活躍が目立ちますが、実は男性でもK-Popの世界で活躍している人がたくさんいます。
韓国でも人気があり、今後の活躍が期待される日本人男性を見ていきましょう。

ユウト(PENTAGON)

韓国のデビューリアリティー番組「PENTAGON MAKER」にて選ばれた韓国人、日本人、中国人の9人組グループで活躍するユウトさんは、ラップを得意とするアーティストで、PENTAGON唯一の日本人メンバーとして活動しています。

ユウト(ONF)

人気ボーイズグループ「ONF」のユウトさんはU(ユー)という名前で活躍しています。
K-Popでデビューする前、日本ではEXILEのキッズダンサーなどの経験があります。
デビュー前にはJYPエンターテイメントの練習生として、厳しいレッスンに励んでいました。

ユウタ(NCT127)

男性ユニットNCTの派生グループとして誕生したNCT127に所属しているユウタさんは、東方神起に憧れて、日本で開催されたグローバルオーディションに参加し、16歳で渡韓しました。
世界進出を目指すグループが多いK-Popの中で、グローバルグループの日本人メンバーとして期待されています。

K-Popでデビューする方法は?

K-popでデビューしている人の多くは、JYPエンターテイメントやSMエンターテイメントなど韓国の大手プロダクションの練習生として、レッスンを受けているパターンがほとんどです。
また、K-Pop業界では、日本を含めた海外からも才能のある人を発掘するのが当たり前になってきています。
そのため、日本でK-Popアイドルのオーディションが開催される機会も増えてきました。

他にも、スカウトがきっかけになるパターンもあるようです。
TWICEのサナさんとミナさんは、日本にいる時にJYPエンターテイメントのスタッフにスカウトされ、オーディションを受け、練習生となりました。
また、同じTWICEのメンバーであるモモさんは、ダンスの動画をネットで配信していたのが、JYPエンターテイメントのスタッフの目に留まり、スカウトされたそうです。
このように韓国のエンターテイメント業界でも、日本人を起用したいという考えが強く、積極的に新人発掘を行っています。
しかし、スカウトされたからといって、簡単にデビューできるわけではないのが、プロのパフォーマンスを求めるK-Popの世界です。
練習生になるために渡韓したとしても、そこから数年間歌やダンスなどデビューに必要なレッスンを受けることになります。
練習生として長年レッスンを受けても、K-Popの世界で通用する力が身に付かなければデビューできないという過酷な世界です。

K-Pop練習生とは?

日本でもアイドルにはAKB48グループには研修生、ジャニーズ事務所であればジャニーズJr.のようにデビューに向けての準備期間がありますよね。
K-Popでも、基本的には練習生として必要なレッスンを受けてから、認められればデビューという流れになります。
K-Popの練習生になるには、練習生を募集しているプロダクションでオーディションを受けます。
プロダクションによって重視することは違いますが、歌やダンスのスキル、スタイルや顔立ちの美しさ、本人が持つスター性、アイドル性などが基準となるでしょう。

練習生には、まだ学生も多く、学業と両立しながら平日も4時間前後、休みの日には10時間以上レッスンをするのも珍しいことではありません。
大手のプロダクションであれば、レッスン費用はかからない場合が多いようです。
また、日本人などの外国人が練習生になった場合、韓国語を習得するためのレッスンが受けられるプロダクションもあります。

現在も韓国のプロダクションでは、K-popでのデビューを目指すたくさんの日本人がレッスンに励んでいます。
最近話題となったグローバルユニットのオーディション「NIZIプロジェクト」でK-Popの日本人練習生のレベルの高さに驚かされた人も多いのではないでしょうか。
今も、すでにたくさんの日本人が活躍していますが、今後さらにK-Popで活躍する日本人は増えていくのではないでしょうか。