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人にやさしくの魅力やキャスト・あらすじを紹介

2020.09.11 / 未分類

ドラマ「人にやさしく」とは?

ドラマ「人にやさしく」は、2002年にフジテレビ系で放送された人気ドラマです。
脚本は「奪い愛、冬」や「M 愛すべき人がいて」の脚本を担当した鈴木おさむさん、「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」「仰げば尊し」の脚本を担当したいずみ吉紘さんです。

ザテレビジョンドラマアカデミー賞で、最優秀作品賞を受賞し、個人としても香取慎吾さん(主演男優賞)、星野真里さん(助演女優賞)、松岡充さん(新人俳優賞)が受賞しました。
また、主題歌賞を受賞したTHE BLUE HEARTSの「人にやさしく」も再び注目され、CDが再発されました。

俳優としての評価は高かったのですが、元々はアイドルである香取慎吾さん、お笑い芸人の加藤浩次さん、アーティストの松岡充さんという異色の3人組が出演するということで、話題になりました。
「人にやさしく」のキャストや、詳しいあらすじなど、ドラマの気になる情報を紹介していきます。

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人にやさしくのキャストは?

ドラマのストーリーはもちろん、個性あふれる出演者の熱演に心打たれた人も多かったドラマです。
「人にやさしく」のキャストを紹介します。

ドラマ「人にやさしく」のキャスト一覧

・前田前 役・・・香取慎吾
・山田太郎 役・・・松岡充
・大坪拳 役・・・加藤浩次
・五十嵐明 役・・・須賀健太
・榊のぞみ 役・・・星野真里
・水崎花子 役・・・小西真奈美
・日向憂 役・・・りょう
・日向龍一 役・・・陣内孝則
・ハリ― 役・・・ブラザートム

また、ゲスト出演として生田斗真さん(5話)、高岡早紀さん(6話)などが出演しており、バラエティ番組「サタ☆スマ」の企画で中居正広さんの出演も話題となりました。

幼い時から両親がおらず、施設で育ち家族に強いあこがれを持つ前田前と、大きな病院の息子として生まれたけれど、傷害事件を起こしたことをきっかけに、両親に見放された山田太郎、幼い時に両親に捨てられ、親戚の家で肩身の狭い暮らしをしてきた大坪拳が、両親に捨てられた少年、明を育てていく物語です。

人にやさしくのあらすじ1~4話(ネタバレあり)

第1話では、前が20歳の時に購入した大きな一軒家には「3ピーズ」という看板が掲げられており、前の中学の時の先輩である太郎(松岡充)、拳(加藤浩次)は家賃2万円でここで一緒に暮らしています。
ある日、家の前に落ちていた封筒を拾った前は、中に入っていた100万円を3人で山分けして使ってしまいます。
しかし、その夜、家のチャイムが鳴り、出てみるとランドセルを背負った少年、明(須賀健太)が「この子を預かって下さい」という紙を持って立っています。
前が住む前に、この家に住んでいた明の叔父を訪ねてきたのだと知り、使ってしまった100万円も明が落としたものだと気付きます。
罪悪感を感じた前たちは、館山に住む叔父の所に明を連れていきますが、その冷たい態度に怒った前は明を連れて原宿の家に戻ります。
明を警察に連れて行くと言う太郎と拳に対し、前は一緒に暮らすと譲りません。
自分がいると迷惑だと感じた明は、翌朝家を出ていき、太郎と拳の姿もありませんでした。
明を探し、警察に駆け込む前は、若い時にお世話になった刑事の日向から明を引き渡されます。

第2話では、また前の家に戻った太郎と拳、そして明との4人の生活が始まります。
明を小学校に通わせようと、行きつけのバーのオーナーで日向の妹である憂に母親役を頼み明が通っていた有名私立小学校に向かいます。
しかし、授業料が未納であるため、除籍されていました。
そこで、地元の原宿小学校に通えるように手配し、明は学校に通うことになりましたが、なかなかクラスに溶け込めません。
心配した担任ののぞみ(星野真里)は、憂のバーに前たち3人を呼び出します。
真剣にのぞみの話を聞かない3人でしたが、次第に明の心のうちに気付き、仲間の大切さを教え、明に友達を作る勇気を出すように伝えます。
学校に行った明は、勇気を出し大声で自己紹介をすることができました。

第3話では、明は学校でクラスメイトの男子たちからいじめられるようになります。
いじめっ子たちは、明が母親に作ってもらったイニシャル入りのキーホルダーを取り上げてしまいました。
「そんな奴はぶん殴ってこい!」と明にきつく当たる拳、その時電話が鳴り、蒸発していた拳の父が病気で入院していることが分かります。
明にいじめっ子から逃げるなと強く言った拳は、自分自身も恨んでいる父親から逃げていることに気付き父親の病院に会いに行きます。
「一番大切なものは自分の手で取り返す」と拳から教わった明も、勇気を出していじめっ子に立ち向かいます。
父を亡くし、前たちの元へ戻ってきた拳は、明が取り返したキーホルダーを見て「お前は強い男だ」と伝えます。

4話では、前達との生活に慣れ、徐々に元気を取り戻す明。
そんな時、前は商店街の福引でカニ鍋セットを当て、のぞみや憂、憂のバーで働く花子(小西真奈美)を招いてパーティーをすることに。
パーティーが終わり、前と明はのぞみを送っていくことになり、その途中で明は母親に似た人影を見つけ、追いかけてバイクにひかれてしまいます。
結局、人影は母親ではなく、明の怪我も軽く済みましたが、明は母親を思い出してしまい引きこもります。
そんな明に太郎は「お前のママも一緒に暮らしたいけれど暮らせない事情がある、だから無理やり探してもママは辛いだけだ」と話します。
すると、明は「分かってる、僕は元気だって伝えたかっただけなんだ」と胸の内を明かします。

人にやさしくのあらすじ5~7話(ネタバレあり)

5話では、前が幼少期に暮らしていた養護施設「つぐみ学園」に明を連れていきます。
施設の園長先生が入院していることで落ち込む施設の子供たちを見て、前はみんなを元気付けようと「お祭り」をすることに。
翌日、前は同じ施設で育った友達の稔に会いに行くと、稔は「結婚を考えているが、彼女に施設出身だと伝えられない」と悩んでいました。
無事お祭りを終えましたが、施設の子供たちはまだ浮かない顔をしています。
前は「いつまでも甘えるな、自分の力で歩んでいかなければならない」と伝えます。
その様子をこっそり見ていた稔は、勇気を出して彼女にプロポーズし、成功します。

6話では、明がクラスメイトのリカに初恋をします。
それを知った前たちは、授業参観で明の恋のキューピッドになると張り切ります。
しかし、リカはもうすぐ転校してしまうと知り、前はバレンタインデーに明から告白するように提案します。
そんな中、太郎の元妻が訪ねてきましたが、太郎は過去に自分が浮気した時も離婚する時も素直に謝れなかった事を後悔していました。
明が勇気を出してリカに告白をした姿を見て、太郎は元妻と話をする決意をし、素直に気持ちを伝えることができました。

7話では、小学校でかっこよく跳び箱を飛ぶ翼に、声援を送るリカの姿を見て、うらやましそうにする明の姿が。
運動が苦手な明に、前たちは跳び箱の特訓をしようと言い出します。
そんな中、パリから一時帰国した翼の父親が、のぞみを呼び出し密会していることが話題に。
しかも、翼の父親が憂の元カレだと分かり、明と前は翼と父親に果たし状を渡し、跳び箱で勝負をします。
なかなか勇気を出せない明に対し、ライバルである翼が跳べるようにアドバイスをします。
翼は、多忙な父と跳び箱を一緒に飛べただけで嬉しかったと伝え「明にも跳んで欲しい」と言います。
明が跳び箱を跳んだことで、クラスが一つになりました。

人にやさしくのあらすじ8~最終話(ネタバレあり)

8話では、前たちが「東京ライフスタイル」というテレビ番組に出演することになります。
それぞれが、かっこいい男を演じて取材を受け、最後に明が「パパ、ママ、待ってるからね」と叫んで撮影は終了します。
後日、前たちにはたくさんのファンレターが届き、その中に明の母親を名乗る人物からの手紙が混じっています。
前は憂と明と一緒に、手紙に記されていた待ち合わせ場所に向かいます。
しかし、いつまで待っても母親は現れませんでした。
そんな時、憂と前は、日向が前の父親を捕まえるたるために、明や前たちに近づいていたと知ります。

9話では、日向が明の父親を逮捕するために、明を前に預けたと知りショックを受けます。
3人は明を守るために、順番にボディーガードをすることに。
そんな時、明を連れて仕事をしていた太郎は、偶然実の父親に出会います。
太郎に対してひどい言葉をかける父親に、明は「太郎君はすごいんだ」と反抗します。
それをきっかけに、太郎は父親に自分の思いも伝えることができました。
一方、前の元には明の父親から電話があり、明に会わせてほしいと言います。
しかし、ようやく父親に会えた明の目の前に警察が現れ、連行されてしまいました。

10話では、前たちは、明にもう少し父親を待つように話します。
のぞみに思いを寄せる太郎は、デートに誘いますが、のぞみの気持ちが前に向いていることを知ってしまいます。
そんな時、拳は学生時代に自分が怪我を負わせたことが原因で車いす生活を送る友人の洋介に出会い、謝ることができました。
前たちは、明の母親を似顔絵で探し始めますが一向に手がかりがつかめません。
しかし、日向の元には、明の母親の所在が分かったとの一報が入ります。

最終話では、前の気持が分からず、やきもきするのぞみ。
明の母親探しに全力を尽くしていた前は、明の母親が自殺未遂を起こし入院していると知り、会いに行きます。
「明はあなたを信じてずっと待っている」と強く訴える前に、泣き崩れる明の母親。
そんな時、産休教師ののぞみは小学校を離れることになり、前に想いを伝えようとした瞬間、前から「お前のこと結構好きだよ」と言われ驚きます。
そして、明の誕生日、母親から迎えに行くとの連絡が届きます。
いよいよ、前たちと明が一緒に過ごす最後の日、明と前は一緒に眠ります。
翌日、母に会う前に3人は明から借りていたお金を33万円ずつ出し合い、明のバッグに入れます。
残りの1万円はまだ借りたままにしました。
迎えに来た母親と明は「3ピース」をして、笑顔で去っていきました。
そして、前、太郎、拳の3人は新たな道に進みだしました。

ドラマ「人にやさしく」を楽しむ方法

ドラマ「人にやさしく」を配信している動画サイトは現時点ではありません。
TUTAYAディスカスでDVDをレンタルすることは可能なようです。

また、DVDの販売はされているので、購入して見る方法もあります。
運が良ければ、ドラマの再放送があるかもしれませんが、今のところ予定はありません。
人気が高く、内容も高評価だったドラマなので、是非一度は見ておきたい作品ですね。

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