レコーディング

ミックスボイスってどんなの? 声の出し方も解説

2022.03.30 / 未分類

ミックスボイスとは?

歌を上手く歌うためには、さまざまな歌唱テクニックを使う必要があります。
ファルセット(裏声)やビブラートは有名なテクニックですが、その他にも歌唱力を上げるテクニックがたくさんあります。
例えば…

・ミックスボイス
・こぶし
・しゃくり
・ロングトーン
・フォール
・ウィスパーボイス
・シャウト

他にもいろいろありますが、自由自在にテクニックを使って歌えると、歌うことが楽しくなります。
特に「高音の声を安定して出したい」と憧れる人は多いですよね。
そこでおすすめなのが「ミックスボイス」です。

地声と裏声の中間の声を「ミックスボイス」と言いますが、どのような声なのか、出し方も含めて詳しく解説していきます。

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ミックスボイスを出すメリット

地声と裏声が混ざったような中間の声の「ミックスボイス」ですが、出せるようになれば、様々なメリットがあります。
「ミックスボイス」を出すメリットから、見ていきましょう。

安定した高音を出せる

裏声で高音を出すと繊細で、切ないイメージを表現できますが、パワフルな声量を保つことはできません。
しかし、ミックスボイスで高音が出せるようになれば、裏声と同じ音域の高音を、地声の声量と同じように、安定して出せるようになります。

喉への負担を軽減する

地声でパワフルな高音を出そうとすると、喉への負担も大きくなります。
ミックスボイスで高音を出せば、喉への負担が軽減されます。
しかし、間違ったやり方でミックスボイスを出していると、反対に喉への負担が大きくなるので注意が必要です。

歌うことが楽しくなる

裏声でしか出せなかった高音を、ミックスボイスで出せるようになれば、歌全体に安定感も出て、楽しく歌うことができます。

ミックスボイスを出す方法

ミックスボイスを出すためには、練習が必要ですが、正しいミックスボイスの出し方から知っておきましょう。

ミックスボイスを出す方法

【腹式呼吸で歌う】

おへそに力を入れて声を出すと、力強い声が出ます。
おへそに力を入れるためには、横隔膜を使って腹式呼吸をする必要があります。
胸に空気を入れる胸式呼吸では、肩や首に力が入ってリラックスできません。
腹式呼吸で、お腹に空気を入れると、吐く息の量をコントロールできるので、声も安定します。

【裏声を出せるようになる】

地声と裏声の間のミックスボイスを出すためには、裏声を出す感覚もしっかり掴んでおきましょう。
裏声を綺麗に出すには、喉がリラックスしていないと出せません。
喉をリラックスさせて歌う感覚を覚えるためにも、裏声を綺麗に出せるようにしておきましょう。

【鼻腔共鳴をする】

ミックスボイスで歌うためには、鼻の奥で声を響かせる「鼻腔共鳴」を使います。
鼻をつまんで声を出した時の鼻声とは違い、鼻の奥の空洞(鼻腔)を意識して声を出します。

【喉を開いて歌う】

緊張して歌う時に、喉が閉まっているように感じる事はありませんか?
歌う時にも高音になると、緊張で喉が閉まって出しにくくなる人は多いですよね。
ミックスボイスを上手く使うためには、あくびをする時のように、口だけでなく喉もしっかり開くようにすると、出しやすくなります。

【声帯を閉めて歌う】

ミックスボイスを出すコツは、喉を開いて、声帯を閉めることです。
息を吐いて、急に止めると、喉の奥の方が閉じる感覚があると思います。
その状態が「声帯が閉まった状態」なので、ミックスボイスを出す時には、意識しましょう。

ミックスボイスの練習方法

それでは、実際にミックスボイスを出すための練習方法を、順番に解説していきます。

ミックスボイスを出すためにやっておきたい練習

腹式呼吸

ミックスボイスに限らず、歌を歌う時の基本となるのは、腹式呼吸です。
腹式呼吸で歌えるようになれば、歌唱力は上がります。

腹式呼吸の練習方法

①お腹に力を入れて、へこませながら息を吐き切る。
➁息を止めて、お腹の力を抜く。
③お腹に手を当てて、5秒間かけてゆっくり鼻から息を吸い、お腹が膨らんでいるのを確認する。
④そのまま5秒間息を止める。
⑤10秒間かけて、ゆっくり口から息を吐き続ける。
⑥吐き切ったら、お腹の力を抜き、再び鼻から息を吸う。

このトレーニングを3回繰り返してみましょう。
最初は息を10秒間吐き続けるのは難しいかもしれないので、少しずつ伸ばしていきます。

裏声(ファルセット)

地声では出せない高い声を出す時には、自然と裏声になりますが、声が震えたり、かすれたりして安定しない場合は、裏声をキレイに出す練習をしてみましょう。

裏声の練習方法

①ハミング(口を閉じたまま発声)をする。
➁ハミングのまま音階を上げていく。
③頭のてっぺんから音が抜けるような感覚を掴む。

ハミングで歌を歌いながら、地声から裏声に変わる感覚を意識しましょう。

鼻腔共鳴

ミックスボイスのコツを掴むために重要な「鼻腔共鳴」の練習もやっておきましょう。

鼻腔共鳴の練習方法

①鼻から息を吸いながら、喉をリラックスさせる。
➁口を閉じたまま「ンー」と発声する。
③「ンー」のまま音階を上げて発声する。

鼻の奥で声が響いている感覚を覚えておきましょう。
ミントなどの刺激が強いものを食べた時に、ツーンと来るあたりが鼻腔です。

喉を開く

ミックスボイスを出す時には、喉を開く必要があるので、喉を開いて発声する練習も重要です。

喉を開く練習方法

①口を大きく開けて舌の付け根を下げる。
➁喉ぼとけも下げる。
③そのまま大きな声を出す。

あくびをした時に口が大きく開いて、舌の根元が下がる感覚をイメージして声を出しましょう。

ミックスボイスの練習におすすめの楽曲

ミックスボイスで発声する感覚がつかめれば、次は実際に歌を歌ってみて、地声・裏声・ミックスボイスを使う練習をしてみましょう。
最後に、ミックスボイスの練習におすすめの曲を紹介します。

きらり/藤井風

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地声から裏声に切り替える部分が多く、ミックスボイスの練習に適しています。
藤井風さんと言えば、少しハスキーな裏声での高音が印象的ですが、ミックスボイスから裏声の切り替えも素晴らしいアーティストです。
藤井風さんの代表曲「きらり」は、切り替えの練習がしやすい楽曲です。

奏/スキマスイッチ

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スキマスイッチの楽曲は、ミックスボイスが魅力的な歌が多いです。
2004年に発売された「奏」も、ミックスボイスを使って、鼻腔に響かせながら歌うと、効果的な部分がたくさんあります。
高音部分は、裏声で歌わずに、ミックスボイスを使ってみましょう。

炎/LiSA

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LiSAさんの大ヒット曲「炎」では、サビ以外のメロディーでも、ミックスボイスを使っています。
印象的なサビ部分では、ミックスボイスから裏声の切り替え部分があるので、良い練習になります。
音域も広い楽曲なので、初心者には難しく感じるかもしれませんが、喉に負担をかけないように、様子を見ながら挑戦してみましょう。

逢いたくていま/MISIA

https://www.misia.jp/
日本を代表する歌姫のMISIAさんの楽曲と聞くと、ハードルが高く感じてしまうかもしれませんが、ミックスボイスの練習には適しています。
もちろん、難易度は高くなりますが、地声と裏声の割合をコントロールしながら、巧みにミックスボイスを使うMISIAさんの「逢いたくていま」は、練習におすすめです。

コツを掴むまではピンとこないかもしれませんが、練習していけばきっと上手くできるようになりますよ。

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