スカウトされやすい顔とは?
芸能界を目指す人なら、街でのスカウトを期待する人も多いのではないでしょうか?
テレビで活躍している人気芸能人の多くも、スカウトがきっかけでチャンスを掴んでいます。
では、スカウトされやすい顔ってどんな顔なのでしょうか。
スカウトマンは、街で見かけた魅力的な人に対して声をかけるので、スカウトには見た目の判断が大きく関わってきます。
しかし、学校で一番の美男・美女だけがスカウトされるのかと言えば、そうとは限りません。
特別目立つわけではないけれど、スカウトをされる人も意外と多いんです。
では、スカウトされやすい顔の基準とは一体なんでしょうか。
スカウトマンが注目しているポイント
・スターの原石を探している
・将来性に注目している
・見た目のバランスの良さを見ている
・オーラ、カリスマ性を見ている
それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
スターの原石を探している
スカウトマンは、原石を探していることは、忘れてはいけないポイントです。
流行りのファッションやヘアメイクで着飾るよりも、本来の顔立ちや肌質、歯並びなどが分かりやすい方が好まれます。
将来性に注目している
スカウトをされる年齢は10代前半が多いので、10年後には顔の雰囲気がガラッと変わる人も珍しくありません。
つまり、スカウトマンは今だけの顔だけでなく、将来的な「顔」も思い描いて、声をかけるかどうかを判断します。
そのため、親と一緒にいる時には、父親や母親の顔もチェックするスカウトマンも多いです。
見た目のバランスの良さを見ている
スカウトされやすい「顔」は、事務所の好みによって様々です。
芸能事務所の場合、モデル・俳優・アイドルなど、それぞれ得意とするジャンルも違うので、必要とされる見た目も違ってきます。
女性の場合は、美人系、可愛い系、ハーフ系、男性の場合も「イケメン」と言っても可愛い系やワイルド系など、タイプは様々ですよね。
どういう系統の顔立ちでも、スカウトされるチャンスは十分にありますが、最も重要なのはバランスです。
「目が大きい」「鼻が高い」という条件ではなく、全体の顔のバランスが良い人が好まれる傾向にあります。
オーラ、カリスマ性を見ている
さらにもう一つ付け加えると「魅力的」であることです。
芸能人でも身近にいる人でも、顔立ちが整っているわけではないのに、すごく魅力的に感じる顔の人はいませんか?
例えば「目が離れている」「鼻が低い」など、一見ネガティブに捉えられるような個性があっても、それが特別魅力的に見える人がいます。
「顔立ち」そのものではなく、表情や雰囲気などで個性を引き立てることができる人も、唯一無二の魅力で、スカウトマンの目に留まりやすいと言えるでしょう。
スカウトされやすいルックスを分析!
スカウトされやすいルックスのポイントは、顔だけではありません。
顔以外にも意識する部分を知るために、スカウトされやすい顔・ルックスを徹底的に分析していきましょう。
【スタイル】
全身のスタイルは、顔と同じくらい重要と言っても過言ではないかもしれません。
特に、モデルのスカウトの場合は、身長もチェックしています。
しかし、スター原石を探している芸能事務所のスカウトでは、その時点で完璧なスタイルであることは求めていません。
特に小中学生など、成長期の時には身長も体重も大きく変化するので、スカウトマンが見るのは全身のバランスです。
足が長い、小顔などの骨格的な部分でスタイルに自信がある人は有利でしょう。
【ヘアスタイル・メイク】
一般的に「可愛い」「カッコいい」と言われている人は、メイクやヘアスタイルも流行に敏感で、おしゃれな人が多いですよね。
しかし、芸能事務所のスカウトの場合は、自然体な姿で判断したいため、メイクもヘアスタイルもナチュラルが好まれます。
派手なヘアメイクよりも、髪質や肌など、根本的な美しさをアピールできるように、スキンケアに力を入れておきましょう。
【ファッション】
ファッションも基本はナチュラルで、スタイルが分かりやすいものがおすすめです。
流行を取り入れすぎると、個性がなくなり、たくさんの人がいる中で、目立ちにくくなることも考えられます。
全身のバランスが分かりやすいように、靴もスニーカーなどフラットなものがおすすめです。
スカウトされやすい見た目になるには?
芸能事務所のスカウトマンが、魅力を感じる人の共通点は「清潔感」「透明感」です。
芸能人の場合は、CMやドラマなど、様々な分野で起用される人には清潔感が求められます。
たくさんの人の中から、スカウトされる人は、清潔感や透明感がある人が圧倒的に多いと言えるでしょう。
「清潔感のある人」と言えば…
・肌や髪がきれい
・歯がきれい
・白い服が似合う
・ナチュラルメイク
・言葉遣いがきれい
・姿勢がいい
一般的には「清潔感」と聞くと、このようなイメージが強いですよね。
肌や髪の毛、歯、爪は、特に清潔感が出やすい部分です。
また、姿勢や歩き方、言葉遣いなど、日常の行動でもその人に対する「清潔感」の印象は変わります。
「清潔感」は、日頃の生活習慣や人間性からにじみ出る部分も大きいので、難しく考えずに自分自身の生活習慣や意識を見直してみましょう。
スカウトで注意しておきたいこと
誰もが知っているような大手芸能事務所でも、新人発掘のため積極的にスカウトを行っています。
最近では、新型コロナウイルス流行の影響で、街頭ではなくSNSを使ったスカウトも定番となりつつあります。
街に出ることなく原石を見つけることができるので、スカウトする側もされる側もメリットはたくさんあります。
SNSで芸能事務所からスカウトされやすい人の特徴は…
・個性を活かしている
・いろいろな表情や角度の写真
・ナチュラルなメイク
・加工していない写真
・特技をアピール
SNSに投稿する写真は、加工アプリで手を加えた写真を使っている人が多いのではないでしょうか?
実際に会って顔を見ることができないので、加工した写真では実際の顔を判断できません。
また、人それぞれ自信のある写り方の角度はあるかもしれませんが、いつも同じ角度と表情の写真でも、その人が持つ魅力が判断できないでしょう。
ナチュラルメイクで、さまざまな表情の写真でアピールするのがおすすめです。
さらに、SNSでは動画を投稿することもできるので、ダンスや歌などの特技があれば、どんどんアピールしていきましょう。
しかし、手軽な分、より注意しなければいけないことも多いので気をつけましょう。
特に、InstagramやTwitterなどのDM機能を使っての、芸能関係者を名乗る悪徳な犯罪には注意しましょう。
スカウトマンから見たスカウトしたくなる顔とは?
実際に街でスターの原石を探すスカウトマンから見て「スカウトしたい」と思う人の顔にはどんな特徴があるのでしょうか。
顔立ちにも流行がある
メイクやファッションと同じように、顔立ちにも流行があります。
バランスがよく整った顔立ちではなくても、時代に合った顔であれば、ファンも付きやすく芸能界での需要も高いので、スカウトをしたいと思うスカウトマンも多いです。
これまでにも「塩顔ブーム」や「たれ目ブーム」などがありましたが、タイミングよく流行りの顔だとスカウトされる可能性も高まるかもしれませんね。
事務所の好みもある
芸能事務所には、それぞれ好みの顔があります。
王道の整った顔立ちを好む事務所もあれば、個性的な顔立ちを好む事務所もあります。
自分が街を歩いている時に、どこの事務所がスカウトをしているのかは分からないので、これも運やタイミングも関係します。
芸能事務所のオーディションを受ける時にも、事務所が好む系統の顔を意識して選ぶこともポイントです。
目力がある
たくさんある大手芸能事務所のスカウトマンが、これまでにスカウトをした人の特徴に多いのが「目力のある人」です。
最近は、コロナ禍の影響もあり、外出時にはマスクをしている人もいますが、マスクをしていてもしていなくても、目の印象はとても重要です。
「吸い込まれそうな瞳」「キラキラした瞳」など、目力を褒められることが多い人は、スカウトマンの目にも留まりやすいと言えます。
芸能人のスカウトエピソード
現在活躍している芸能人は、どのようなスカウトを受けたのでしょうか。
実施に、芸能人に多いスカウトのパターン別に紹介しておきます。
[スカウト定番の場所でスカウトされた芸能人]
佐藤健(原宿)
人気俳優の佐藤健さんは、高校2年生の時に、友達と2人で初めて行った原宿でスカウトされています。
初めての竹下通りに驚いていたところ、スカウトマンから名刺を渡されました。
埼玉県出身で、スカウトは都市伝説みたいなものだと思っていた佐藤健さんは「本当にスカウトってあるんだ!」と思ったそうです。
佐藤健さんの整った顔立ちは人通りが多い竹下通りでも目立っていたんでしょうね。
柴咲コウ(池袋)
女優の柴咲コウさんは、14歳の時に池袋にあるサンシャインシティを友達と歩いていたところ、所属事務所であるスターダストプロモーションからスカウトをされました。
しかし、その時は高校受験前で、父親からも猛反対されたため、高校進学後に芸能界入りを決めました。
芸能界には興味がなかったという柴咲コウさんでしたが、経済的な理由でスカウトを受けることを決意しています。
柴咲コウさんほどの整った顔立ちだと、当時から相当な美少女だったことでしょうね。
福士蒼汰(渋谷)
高校生の時に友達の付き添いで渋谷に行った時に、たまたま撮影されたスナップ写真が雑誌に掲載され、その雑誌を見た大手芸能事務所の研音からスカウトを受けています。
イケメンなだけでなく、183㎝という長身のスタイルも、目立つ理由の一つだったのではないでしょうか。
川島海荷(渋谷)
小学6年生の時に、渋谷のスクランブル交差点でスカウトをされたという川島海荷さん。
真っ黒に日焼けした肌で、GジャンにGパンというワイルドなファッションで、本人も当時の自分を「野生児みたい」と語っています。
可愛い見た目はもちろんですが、都会に染まっていない原石感が、スカウトマンの目を惹きつけたのではないでしょうか。
原宿・池袋・渋谷など、東京の中でもスカウトが多いと言われる場所で声をかけられた人は多いですね。
[噂がきっかけでスカウトされた芸能人]
瀬戸朝香
芸能事務所フォスターのマネージャーが、愛知県瀬戸市にて、可愛い子の聞き込み調査をしていたところ、瀬戸朝香さんの名前があがります。
自宅まで訪れてスカウトをするものの、瀬戸朝香さんの方から連絡はなく、マネージャーが何度も通って家族を説得したそうです。
何度も通って説得するほど、瀬戸朝香さんが美少女であることはもちろん、スターになる確信があったのでしょうね。
桐谷美玲
芸能事務所のスウィートパワーは、定期的に地方で「かわいい子」のリサーチを行っているそうです。
千葉県ナンバー1の美少女として、事務所からスカウトを受けたのが当時高校一年生の桐谷美玲さんでした。
事務所から、突然電話がかかってきて「少し会いませんか?」と言われたそうです。
桐谷美玲さんほど小顔でスタイルが良ければ、地元でもかなり目立つ存在だったのではないでしょうか。
このように、地元で有名な美少女や美少年の噂を聞きつけて、芸能事務所がスカウトに向かうパターンもあります。
中には数年かけて熱心に説得される人もいます。
[地方でスカウトされた芸能人]
高良健吾(熊本)
熊本県出身の高良健吾さんは、地元の情報誌「クマモト」のモデルにスカウトをされました。
その活動をきっかけに、編集部から、東京の芸能事務所の社長を紹介され、俳優を志して芸能界に入ったそうです。
学生時代から、「かっこいい」と有名で、かなりモテていたそうですが、イケメンなだけでなく唯一無二のオーラがありますよね。
北川景子(兵庫)
兵庫県出身の北川景子さんは、地元でも難関として知られる高校に通っていましたが、成績が伸び悩んでいた時に、神戸の芸能事務所からスカウトを受けたそうです。
学業に力を入れていた北川景子さんでしたが、両親に「気分転換にレッスンに通ってみたい」とお願いしたところ「成績が上がるならいい」と言われ、事務所に所属することになりました。
下校中にスカウトされたそうですが「女性が憧れる顔」として知られる北川景子さんなので、オシャレな人が多い神戸の街でも、輝いていたんでしょうね。
広瀬アリス(静岡)
静岡県出身の広瀬アリスさんは、小学6年生の時に、地元のお祭りでスカウトされています。
日焼けした肌にショートカットという見た目だったため、男の子と間違えられてスカウトを受けました。
大きな瞳のハッキリとした顔立ちで、性別に関係なく将来性を感じられる、魅力的なビジュアルだったことは間違いなさそうですね。
玉木宏(名古屋)
愛知県出身の玉木宏さんは、高校生の時に愛知県の栄にある「サカエチカ」で、現在の所属事務所社長からスカウトされました。
中学生の時から俳優業に興味があったため、スカウトをきっかけに芸能界に入っています。
180センチの長身でイケメンの玉木宏さんでも、スカウトを受ける前にはオーディションに落ちた経験もあったので、チャンスはどこでやってくるのかは分かりませんね。
地元でスカウトされて、全国区の芸能人になる人も少なくありません。
中には、林遣都さんのように滋賀県から修学旅行で訪れた東京でスカウトを受けるというパターンもあります。
他にも、山田孝之さんや高杉真宙さんのように、女の子に間違えられてスカウトされたり、反対に広瀬アリスさんのように男の子と間違えられてスカウトされるなど、芸能人のスカウトエピソードは、興味深いものが多いですね。