「ラストアイドルとは」という記事中のイメージ画像です。芝生の上に輪を描くように、たくさんの女性が手や足を差し出しています。

ラストアイドル(通称ラスアイ)とは

2020.01.23 / 未分類

ラストアイドル、通称「ラスアイ」をご存知でしょうか?

ラストアイドルとは、アイドルグループの名称です。女性5名のメンバーから構成され、テレビ朝日のオーディション番組『ラストアイドル』から誕生しました。

オーディション番組を経て結成したグループといえば、「モーニング娘。」が有名ですよね。モーニング娘。のプロデューサーはつんくさんですが、ラストアイドルをプロデュースしたのは秋元康さん。AKB48、乃木坂46、欅坂46など様々な人気グループを手掛ける秋元康さんですが、そんな彼が満を持してプロデュースしたラストアイドルとは、いったいどのようなグループなのでしょうか。

ファーストシーズン:ラストアイドルが結成された経緯

ラストアイドルは、テレビ番組『ラストアイドル』のオーディションを経て結成されました。

デビュー曲はすでに決定していて、歌詞はもちろん振り付けもすでに決まっています。参加者たちは、メジャーデビューの直前まで「バトル」をし、勝利した参加者は「暫定メンバー」として生き残り、敗北した参加者はその場で退場となります。
これを繰り返しながら、最後まで勝ち残った参加者を「ラストアイドル」のメンバーとしてデビューさせる・・・というシステムです。

審査員4名のうち1名だけに決定権が委ねられる

オーディションで一般的なのは、審査員の合議や多数決による勝敗ですよね。

しかしオーディション番組『ラストアイドル』の特徴は、勝敗の決定権はたった1名の独断。審査員は4名いますが、「天の声」がその中で1名だけ指名するので、その指名された審査員が勝敗を決めるシステムです。

2017年8月からスタートしたこの番組は、12月17日の放送分で正式メンバーが確定。同月20日にはメジャーデビュー曲でありながら課題曲でもあった曲「バンドワゴン」でメジャーデビューを果たしました。

敗北メンバーに与えられるチャンス

企画段階では、敗北したメンバーは退場となり終了でした。

しかしプロデューサーである秋元康さんは、「素人の女の子同士の争いで、どの参加者も優劣がつけがたい」として、敗北メンバーで別のグループを結成させました。

敗北した参加者で構成されたセカンドユニットは4つで、3名のメンバーからなる「Good Tears」、同じく3名の「シュークリームロケッツ」、6名の「Someday Somewhere」、4名の「Love Cocchi」としてデビューしました。

セカンドシーズン:ラストアイドルは「LaLuce(ラ・ルーチェ)」へと改名

メジャーデビューを果たしたラストアイドルの5名は、セカンドユニット「Good Tears」、「シュークリームロケッツ」、「Someday Somewhere」、「Love Cocchi」といったん同列の扱いになります。
それぞれのグループに音楽プロデューサーがつき、本格的な活動に向けてのサポート体制を整え始めます。

そんな中、2017年最後の放送回でセカンドシーズンの展望を発表。
ラストアイドルを含む上記5つのユニットでパフォーマンスバトルを行い、勝利したグループに「ラストアイドルファミリー」として2ndシングルを与えられる・・・というものでした。
セカンドシーズンを迎えるにあたり、プロデューサーも増員。秋元康さんをはじめ、つんくさん、小室哲哉さん、織田哲郎さん、指原莉乃さんも加わりました。

セカンドシーズンでのパフォーマンスバトルはファーストシーズンと同様で、勝者は「シュークリームロケッツ」でした。シュークリームロケッツが「ラストアイドル」のグループとして2ndシングルを担当することになったため、この結果を受けて、ファーストシーズンで勝利した「ラストアイドル」は「LaLuce(ラ・ルーチェ)」に改名することになります。

サードシーズン:ラストアイドルの新メンバー募集

セカンドシーズンの放送の終わり際に、ラストアイドルの2期生の募集が発表されました。

今までは応募条件は特になく、他のアイドルとして活動中の方でも兼任可とされていました。しかし2期生の募集時には「どこの事務所にも所属していないこと」が条件となり、素人女性のみの募集に限定。

オーディションの内容は今までと同様です。参加者を5つのユニットに分け、それぞれに専任のプロデューサーがつき、表題曲の歌唱権利をかけてパフォーマンスバトルを行うスタイル。2018年4月15日から始まったサードシーズンは、9月30日の放送回にて正式メンバーが確定しました。

2期生と合わせて、ラストアイドルは総勢12名のグループへと進化します。

フォースシーズン:番組名を変更し総勢52名体制に

サードシーズンの最終回9月30日の放送にて、フォースシーズンの放映が発表されました。

番組名は『ラスアイ、よろしく!~ラストアイドル4th season』に変更。1期生22名、2期生12名に加え、さらに2期生バトル脱落者の18名がアンダーメンバーとして加わり、ラストアイドルは総勢52名の大人数アイドルグループへと成長しました。

ラストアイドルファミリーメンバー一覧

倍率が高いバトルを勝ち抜き、アイドルグループへの切符を手にした女の子たち。

ではラストアイドルファミリーの座に就いたメンバーの名前をご紹介します。

1期生

「LaLuce(ラ・ルーチェ)」:阿部 菜々実、大石 夏摘、安田 愛里、長月 翠、鈴木 遥夏
「Good Tears」:相澤 瑠香、朝日 花奈、池松 愛理
「シュークリームロケッツ」:松本 ももな、小澤 愛実、長月 翠
「Someday Somewhere」:間島 和奏、猪子 れいあ、籾山 ひめり、山田まひろ、清原 梨央、木村美咲
「Love Cocchi」:山本 愛梨、中村 守里、大森 莉緒、西村 歩乃果

2期生

橋本 桃呼、水野 舞菜、田中 佑奈、佐佐木 一心、山本 琉愛、町田 穂花、大場 結女、畑 美紗起、下間 花梨、栗田 麻央

・2期生アンダー
岩間 妃南子、宇田川 桜夢、岡村 茉奈、奥村 優希、加藤ひまり、木﨑 千聖、久保田 沙矢香、篠原 望、白石 真菜、首藤 百慧、高木 美穂、高橋みのり、髙橋 美海、本城 珠莉亜、宮田 有萌、米田 みいな

女の子たちがラストアイドルに掛けた夢

ラストアイドルは、有名プロデューサーが手掛けるグループだけあり、アイドルを目指す女の子たちにとって夢の象徴でした。

たとえば2期生の畑美紗起さんは、ラストアイドルへの加入に対してこのように語っています。
「乃木坂46が大好きで、私もアイドルとして活動したくて色々なオーディションを受けました。100回くらいは受けましたが、全部落選。がっかりしていたけれど、アイドルへの夢をあきらめきれず、ダンスの強豪校に入学しました。もともとバレエをやっていたためか、入部するためのオーディションを勝ち抜くことができて良かったです。高校ではダンスを続けながら、大学へ進学しました。様々なアルバイトをしながら、乃木坂の握手会にも通って、さらにたくさんのオーディションも受けました。でも年齢がすすむにつれて受けられるオーディションにも限りが出てきて、最後の望みをかけて受けたのがラストアイドルのオーディションでした。ラストアイドルの2期生になれて、本当にうれしいです」

100回以上もオーディションを受け続けてきた彼女がつかんだ、大きな夢。彼女の熱意は、プロデューサーはもちろん視聴者にもたくさん届いていたでしょう。

ラストアイドルとして夢をつかんだ、アイドルに憧れ続けた女の子たち。彼女たちがこれからどのような活躍を見せてくれるのか、とても楽しみですね。

まとめ

ラストアイドルは、秋元康さんが手掛けるアイドルグループとして発足しました。
しかしセカンドシーズンやサードシーズンを経てさらにグループとして大きくなり、現在ではアンダーメンバーを含めると52名の大人数グループへと成長。

彼女たちがこれからどのような夢をつかんでいくのか、私たちにどのような夢を見せていくのか、今後の活躍から目が離せませんね!