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オーディションの志望動機を書くときに注意すべきこととは

オーディションの志望動機とは

オーディション用紙や履歴書には、必ずといっていいほど「志望動機」の記入欄があります。この志望動機とは、書類選考の際「なぜこのオーディションを受けたのか」という理由を書く欄になります。

応募者によく見受けられるのが「自己PR」と内容が混同してしまっているケースです。自分自身に焦点を当て、自分の長所や性格といった個性を伝えるのが「自己PR」であるのに対し、オーディションや主催側に焦点を当て、応募した理由を述べるのが「志望動機」になります。「志望動機」と「自己PR」の記入内容が入れ違ってしまわないように気をつけましょう

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オーディションを受ける理由をはっきり書く

オーディションには、俳優やタレント、歌手などいろいろなジャンルがあり、主催する事務所やスポンサー、またオーディションの規模も実にさまざまです。数多くのオーディションがある中で「なぜこのオーディションに応募したのか」という理由をきちんと書くことが大切になります

主催側がこの志望動機を通して知りたいことは、応募者がきちんとした目的をもってオーディション選びをしているか、どのような考えでオーディションを志願しているのか、ということです。そのため「このような考えや目標があってオーディション選びをしているから、今回の募集にマッチしていると思った」ということを、わかりやすく具体的に述べるようにします。

たとえば「これまでの音楽活動を活かして歌うことで、人の心を動かす」と「自分の音楽を必要としてくれるファンを作る」というのが目的であれば、受けたオーディションは歌手活動ができる事務所などであるはずです。自分の目標と、そのオーディションの特色や魅力に感じている部分を織り交ぜて、自分の言葉で端的に伝えることが大切です。オーディションを受ける理由が明確にわかりやすく書かれていれば、書類を通して、審査員に熱意を伝えることができるでしょう。

合格後のビジョンを含める

オーディションの志望動機には、理由だけでなく、合格後のビジョンを書くことも大切です。憧れの高い芸能界のオーディションは、単に「目立ちたい」というような気持ちの応募者も少なくありません。主催側は、応募者が本気なのか、合格してもやっていけるのかといった点を見たいと考えています

先に紹介したように、自分自身とそのオーディションがどういった点でマッチしているのかを伝えたうえで、志願が本気であることを伝えるようにしましょう。「合格したら、こういった取り組みができそうだ」「こんなチャレンジをしたい」など、具体的なイメージをまとめるのです。そうすることで、単に受かりたいという気持ちだけでなく、やる気があることも伝わりますし、審査員に実際に活動をしたときのイメージをもってもらいやすくなります。

合格するためにしている努力をアピールする

先に紹介した「合格したらできそうな取り組みや挑戦」といった点に、その根拠やエピソードを交えて伝えると、より説得力が増します。どんなに才能やセンスがあったとしても、合格後の活動において努められないということでは、主催側も困ってしまいます。志望動機には、合格や目標のために日常的に行っている活動や、努力していることを述べて、やる気や将来性を感じてもらいましょう。

たとえば「ライブハウスで定期的に音楽活動を行ってきた」「モデルになるためにウォーキングのレッスンに週2回通っている」といったようなことを具体的に記入します。ただし、あまり長々と書いては逆効果になるため、簡潔にまとめるようにしましょう。以上の「受ける理由」「合格後のビジョン」に加えて「目標のための努力」の3つのポイントが、主催側に「会ってみたい」と感じてもらえるポイントです。正しい言葉使いを用いて熱意をもって文章を仕上げれば、魅力的な志望動機に仕上がるでしょう。

志望動機を書くときに注意したいポイント

オーディションを行う主催側には、規模にもよりますが、数多くの応募者から書類が届きます。ほとんどの場合、審査員は、これまでにも沢山の応募者の書類に目を通しています。そのため、雑誌やインターネットなどに掲載された志望動機の定型文や例文などをそっくりそのまま記入すれば、すぐに分かってしまい、審査員の心には響きません。志望動機の文章をまとめるのには、時間がかかったり、熱意があるがゆえに悩んでしまったりすることもあるでしょう。しかし、だからこそ自分だから言えることを考え、自分の言葉で伝えることが大切なのです

また、オーディションにはそれぞれ目的や意味が異なります。書類には同じ文章を使い回してしまいがちですが、その都度、募集にふさわしい志望動機を考えて記入するようにします。自分だけで文章を完結すると、意外とおかしな言い回しや不自然な流れがあるものです。志望動機が仕上がったら、書類を出す前に、家族や友人にも見たり聞いたりしてもらい、感想を求めましょう。はじめてその文章にふれる周りの人であれば、客観的な目線で気づいてもらえる点があるはずです。

これは避けよう!よくない志望動機の例

主催側は、基本的に「このチームの一員としてふさわしいか」を判断しながら書類を見ています。オーディションを行う事務所などの指針や方向性と合っているか、一緒に頑張っていけそうな人かどうかということです。つまり、新しい仲間として歓迎されるようなポイントがあるかないかによって、判断が大きく左右されるところでもあります。

そのため、志望動機として、次の4点は避けましょう。まず「空欄で何も書かない」ことです。これでは、審査員に熱意をアピールできないことは一目瞭然です。熱意が伝わらないどころか、いい加減で適当な人、というイメージすら与えてしまいます。次に「単に希望だけ書いている」ケースは多く見受けられます。「○○になりたいです」や「お願いします」といったようなお願いごとのようなアピールだけでは、他人任せな印象を抱かれてしまいます。なぜそうなりたいのかという理由がわからないと共感もしにくいため、相手が納得できるような理由を含めるようにしましょう。

また「頑張ります」と述べているだけなのも、良い判断には大きく欠けるでしょう。目標に向かって努力するのは当然であるうえ、人によって頑張ったことの判断基準は違うからです。チームとして一緒に頑張れそうな人かどうかは、審査員が判断するのであって、こちらの尺度を単にアピールしても意味がないといえます。

さらに「勉強したいから」という理由も、判断材料としては難しいものがあります。学びたい気持ちがあるのはもちろん悪いことではありませんし、レッスン生の募集であれば問題ないでしょう。しかし一般的なオーディションで、志望動機にそれを書いてしまうと、本人の成長のためにオーディションが利用されていると思われてしまう可能性があります。学んできたことや経験を活かして、貢献したいという方向性で記入するほうが賢明です。

志望動機が思いつかないときはどうする?

適切な志望動機が思いつかなくても、自分のなりたい姿や将来の目標をイメージすることはできるでしょう。目標を達成するために、そのオーディションがどのような助けになるかを考えてみると、おのずと志望動機が見えてきます。憧れの人がいる場合なら、その人をイメージし、なぜその人のようになりたいと思ったのかを振り返ってみるとよいです。そのうえで、オーディションの募集要項を改めて確認し、自分の長所や経験が、求められている人物に当てはまることをアピールしましょう。

志望動機をよく考えてしっかりアピールしよう!

冒頭で「志望動機」と「自己PR」は違うことをお話しましたが、実は「志望動機」の内容そのものは、自己PRそのものであるといっても過言ではありません。書類選考における志望動機は、審査員からもっとも注目される項目でもあります。志望動機をよく考えて作成することは、自分の魅力を効果的にアピールすることに、必ずつながるでしょう。

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