オーディションに落選してしまう理由
芸能界を目指してオーディションを受け続けているけれど、なかなか合格できない時には、その原因を考えたことはありますか?
オーディションには、応募者が何十人規模のものから、何万人規模のものまでありますが、単純にライバルが少なければ合格率が上がるとは言い切れません。
オーディションで自分の魅力を発揮できず、審査員から評価されなければ少人数のオーディションであっても合格することはできないでしょう。
何度オーディションを受けても合格できずに、挫折しそうになっているなら、オーディションに落選してしまう理由を考えましょう。
審査をする人が変われば、いつか自分の才能を評価してもらえるなどと受け身な考え方ではなく、オーディションでの自分の行動を変えてみることで、自分の魅力が伝わるようになるかもしれません。
オーディションに落選することが続いてどうしていいか分からなくなった時には、まずオーディションでの自分の振る舞いをチェックすることが合格への第一歩です。
オーディションに合格するためのセルフチェック
オーディションに何度も落選してしまう時には、一度冷静にセルフチェックを行ってみましょう。
オーディション審査の内容は分野によって様々ですが、自己PRや特技の披露、質疑応答など多くのオーディションに共通する審査から見直していきましょう。
自己PRや質疑応答などは、毎回似たような内容でオーディションに挑んでいる人も多いのではないでしょうか。
しかし、オーディションによって求めている人が違うことを考えれば、毎回適したアピール方法を準備しておく方が合格率は高くなります。
しかし、オーディションで求めている人に合わせるために真実ではないことを言ってしまうのはNGです。
オーディションに落選する時期が続くと、合格することばかりを意識してしまい「出来ないこと」を「出来る」と偽ってオーディションを受けてしまう人もいます。
しかし、オーディションに合格すればそこで終わりではなく、実際に合格者として仕事をすることになります。
偽りの自己PRは後に自分を苦しめることにもなりかねません。
例えば、審査員から「ダンスは出来ますか?」と聞かれた場合に、得意でなければ正直に「出来ません」とだけ答えたり、偽って「出来ます」と答えるのは良い返事ではないですよね。
出来ないことは出来ないと伝えればいいのですが「出来ませんが、私はこのお仕事を絶対にやりたいと思っているので、人一倍練習して努力をします」と熱意をアピールするだけでも印象は大きく変わります。
特技の披露も、自分をアピールできるチャンスです。
オーディションになかなか合格できない時には、もっと印象に残る特技の披露に変えてみましょう。
「体が柔らかい」「けん玉が得意」などはオーディションの特技披露でよく使われます。
他の人と同じような特技の披露では、審査員の印象には残りにくいですよね。
例えば、空手の有段者という実力者であれば「空手の○○チャンピオン」という肩書は芸能界で活躍していく中でも印象的なセールスポイントになるので、特技として披露するのは効果的でしょう。
しかし、オーディションの特技審査で審査員は「すごい特技」だけを期待しているわけではありません。
何も特技が無いからといって無難な特技を披露するよりは、全力で一発ギャグを披露するなど見ている人が笑ってしまう、驚くような特技を披露すれば、その度胸を高く評価される場合もあります。
特技披露で自分は印象に残ることができているのか、もう一度考え直してみましょう。
書類審査を通過するためのセルフチェック
オーディション審査まで辿り着けずに、書類審査で落選してしまう場合も、応募書類やプロフィール写真をセルフチェックしてみましょう。
規模にもよりますが、大きなオーディションであれば何万通もの応募があるのに対して、書類審査に通過することが出来るのは数十人程度です。
つまり、書類審査に通過するのはとても難しいことであり、どんなに魅力や才能がある人でもしっかりと自分をアピールできるプロフィールでなければ勝ち残ることができません。
書類審査で最も重要と言われるのが、プロフィール写真です。
オーディション審査の時に「写真よりも実物の方が良い」と言われる場合は、プロフィール写真を変えてみると書類審査を通過する確率が上がる場合があります。
服装やメイク、撮影する場所などを見直してみましょう。
プロフィールでの自己PRは、印象に残ることを意識してアピールをしましょう。
多くの書類に目を通す審査員から見れば、よく使われる「どんなことにでも努力をします」「このオーディションにかけています」などのPRでは例え本心だとしても印象に残りません。
他の人とは違う熱意の伝え方で、オーディションに対してどのような気持ちを持っているのか、より詳しく自分らしく伝えるように考えましょう。
声や表情など実際に会って見なければ分からないチャームポイントをアピールするのもおすすめの方法です。
書類審査は、写真と書類の両方が平均的によくできているよりも、どちらか1つでもいいので特別印象に残って「実際に会ってみたい」と思われるような工夫をしておくことをおすすめします。
なぜオーディションに落選するのか分からない時に考えるべきこと
オーディションに落選する理由は、たくさんあります。
オーディションで求められているイメージに合わない、実力が足りないなどの理由であれば、落選した理由としては分かりやすいですよね。
しかし、良い評価をされたとしても、同じオーディションを受けている人の中にさらに上の実力がある人がいれば、合格することはできません。
10人の女性を集めてアイドルグループを作る場合、誰がプロデュースをするかによって、グループのセンターに抜擢される人は違います。
実力のある人を好むプロデューサーもいれば、どこか完成されていない素朴な人を好むプロデューサーもいます。
このように、実力や努力だけで評価されるとは言えない世界ですが、より必要とされる人材に近づくための努力は無駄になりません。
オーディションに何度も落選してしまう時に考えるべきことは、自分に足りないものを見つけることです。
オーディションで完璧を目指して100点を取ろうと思い過ぎて、自分らしさを忘れていませんか?
演技や歌の審査でも、上手いけれど型にはまり過ぎると面白くないと思われることも多いです。
少し雑であったり、実力不足でも一生懸命さや情熱的なアピールで審査員の印象に残る方がいい場合もあります。
オーディションは毎回同じではありません。
どのオーディションでも、同じ自己紹介や特技の披露、同じ内容の自己PRになってしまっていませんか?
オーディションを受ける時には毎回、オーディションで求められているのはどのような人材なのかを考えて、適したアピールができるように準備をしておきましょう。
周りの人の意見を聞く
オーディションに合格する時のセルフチェックは、自分自身でもしっかり行う必要があります。
しかし、自分だけでは気付けない自分自身の魅力もあれば欠点もあります。
オーディションでも合否を決めるのは、自分ではなく他人である審査員です。
自分は客観的に、周りの人からどのように見られているのかを確認してみましょう。
周りの人は、自分では気付いていないような魅力やチャームポイントを知ってくれているかもしれません。
プロフィール写真についても、自分が気に入った写真と、身近な人が良いと思う写真は違うことが多いです。
できるだけたくさんの人の意見を聞いて決めるといいでしょう。
オーディションに落選することが続いている人は特に、自信を失って冷静に自分自身を見つめられなくなっている場合があります。
そういう時こそ、周りの人の助言がスランプから抜け出すきっかけを作ってくれるかもしれません。