2022年にブレイクしたお笑いタレント
2022年にメディアへの露出が増えた芸人と言えば「錦鯉」「見取り図」「空気階段」などが印象に残っているのではないでしょうか。
2020年~2021年にかけては「お笑い第7世代」と呼ばれる、芸人の活躍が目立ちましたよね。
お笑い第7世代には、明確な定義はありませんが、平成生まれで2010年以降にデビューした芸人を中心としていました。
もともとは「霜降り明星」のせいやさんが、自分たちを含めた次世代を「第7世代」と読んだことがきっかけで「ハナコ」「ミキ」「EXIT」「四千頭身」「ぺこぱ」など、2020年から大活躍している芸人が目白押しです。
しかし、お笑いの世界は世代交代が早く、翌年にはネクストブレイクを期待される若手が、どんどん出てきます。
特に、注目度の高いお笑いコンテストである「M-1グランプリ」や「キングオブコント」などへの出演が、ブレイクのきっかけとなる芸人は多いですよね。
他にも、バラエティ番組「ぐるぐるナインティナイン」の企画「おもしろ荘」への出演も、ネクストブレイク芸人の登竜門だと言われています。
今回は、2022年にブレイクした芸人や、2023年にブレイクが期待されている芸人を紹介していきます。
ブレイク芸人の登竜門【M-1グランプリ】
2021年12月20日に開催された「M-1グランプリ2021」では「錦鯉」が優勝し、2022年にはCMやバラエティ番組で大活躍ですよね。
「M-1グランプリ」と言えば、前回大会にあたる2020年には「マジカルラブリー」「おいでやすこが」「見取り図」など、まさに2021年にメディアで引っ張りだことなった芸人が、決勝戦を盛り上げました。
特に、数あるコンテストの中でも、人気も知名度も高い「M-1グランプリ」では、全く無名な芸人がブレイクするきっかけになることも多く「サンドウィッチマン」「スリムクラブ」「トレンディエンジェル」なども出場をきっかけに、メディアへの露出が一気に増えました。
2021年の出場コンビでも、優勝した「錦鯉」以外に、ネクストブレイクが期待されるお笑い芸人をチェックしておきましょう。
決勝戦で2位という好成績を残した「オズワルド」は、よしもと漫才劇場などに出演して実力を磨いており、他にも「第5回上方漫才協会大賞文芸部門賞」、「第42回ABCお笑いグランプリ優勝」など、名誉ある賞も受賞している実力派です。
YouTubeチャンネルの登録者数も12万人を超えています。
2021年のM-1グランプリは、3年連続での決勝戦進出で準優勝となりました。
「インディアンス」も2019年から3年連続で決勝に出場し、2021年には最終決戦にまで進出して3位となりました。
これまでにも「ABCお笑いグランプリ」「NHK新人お笑い大賞」など、数々のコンテストで決勝進出を果たしており、2021年に「第6回上方漫才協会大賞文芸部門賞」を受賞しました。
M-1グランプリでのネタも好評で「西のザキヤマ」とも言われるボケの田渕章裕さんのキャラも注目されているため、今後の活躍に期待です。
ブレイク芸人の登竜門【おもしろ荘】
日本テレビ系のバラエティ番組「ぐるぐるナインティナイン」で人気の企画「おもしろ荘へいらっしゃい!」もブレイク芸人の登竜門と言われるほど、これまでにたくさんの芸人が、ブレイクするきっかけとなっています。
歴代の優勝者には「ぺこぱ」「ブルゾンちえみ」「おかずクラブ」「横澤夏子」など、出演後見事にブレイクを果たした芸人が多数います。
優勝は逃したものの「あばれる君」「宮下草薙」なども出演していました。
「おもしろ荘2022」では、1075組もの参加者の中からピン芸人の「ゆめちゃん」が優勝しました。
ブレイクが期待される他の出演者も紹介していきます。
おもしろ荘の観客投票で、準優勝となった「ニュートンズ」は、ワタナベエンターテイメント所属のお笑いトリオです。
番組放送後には、コントの中で披露した「乾燥したコンタクトレンズ」と繰り返す歌が「クセになる」と話題となりました。
「ぱーてぃーちゃん」もワタナベエンターテイメントに所属する男性1人、女性2人からなるトリオです。
ギャルとチャラ男のパリピ漫才を主に、バラエティ番組でも活躍しており、おもしろ荘に出演前から「うちのガヤがすみません!」「笑神様は真夜中に…」他、人気番組にも出演しており、トリオとしてだけでなく、メンバーそれぞれの活躍も目立ちます。
2023年に活躍しそうなお笑いタレント【コンビ編】
ネクストブレイク芸人として、2023年にメディア露出が期待されるお笑い芸人を紹介していきます。
ワタナベエンターテインメント所属のお笑いコンビ「金の国」は2021年に「第2回ツギクル芸人グランプリ」「Laughter Nightグランドチャンピオン大会」の両方で優勝、さらにボケ担当の渡部おにぎりさんは2022年のR-1グランプリで3位タイと、好調な活躍をしています。
2022年4月には、初の単独ライブも成功させ、演技派コントでブレイクが期待されています。
吉本興業に所属する「ビスケットブラザーズ」は2011年から活動しており(旧コンビ名は「暴れ人」)、2019年に初めてキングオブコントの決勝進出を果たし、6位という結果を残しています。
さらに2020年には「第9回YTV漫才新人賞」で優勝、その後「第51回NHK上方漫才コンテスト」でも優勝するなど、徐々に頭角を現しています。
コントやコント漫才を主に、ボケ担当の原田さんの強烈なキャラクターを活かしたネタが人気で、関西では「ロケが面白い芸人」としても注目されています。
2016年に結成されたコンビで、現在も主に劇場で活躍しています。
さすけさんのクセの強いツッコミが特徴で「千鳥のクセがスゴいネタGP」でグランプリに輝いています。
2020年には、ABCお笑いグランプリ、キングオブコントともに決勝進出を果たしており、M-1グランプリでも準決勝に進出し、敗者復活戦で11位という結果を残しています。
ネクストブレイクと言えば「滝音」の名前が上がることも多く、2023年にはさらなるメディアでの活躍が期待できます。
2021年に活躍しそうなお笑いタレント【ピン芸人編】
次に、ピン芸人として活躍している人で、ネクストブレイクが注目されているお笑い芸人を紹介します。
吉本興業に所属する大谷健太さんは、2020年の「R-1ぐらんぷり」に、敗者復活枠で出場し、準優勝に輝きました。
絵が上手く、フリップネタを主に、オリジナルの早口言葉ネタで注目され、2021年には「大谷健太の早口言葉かるた展」も開催しました。
YouTubeでも早口言葉ネタを配信しているので、見ることができます。
プロダクション人力舎に所属する女性ピン芸人「いかちゃん」は「女性版みやぞん」と言われるほど純粋で、ポテンシャルの高さが期待されています。
ピン芸人ではあるものの、同じ事務所の芸人と、即席でコンビを組んで毎年「M-1グランプリ」にも出場するなど、積極的に活動しているので、2023年には本格的なブレイクが期待できますね。
2023年に向けて、メディアで注目されているお笑い芸人を紹介しましたが、誰がブレイクするのか楽しみですね。