エキストラのメリット
話題のドラマや映画に出演できる、エキストラの仕事をやってみたいと思ったことはありませんか?
エキストラになれば…
・憧れの俳優を近くで見られる
・テレビや映画に映る
・テレビ、映画制作の裏側が見られる
・非日常的な体験ができる
・エキストラ同士の交流も楽しめる
普段の生活とは違う、ワクワクするような体験ができるのが最大のメリットですし、憧れの芸能人と会えるのもエキストラの魅力です。
エキストラのメリットを見ていると、楽しそうなことばかりですが「実際はどんなことするの?」「デメリットはないの?」と心配もありますよね。
気になるエキストラの仕事内容について、詳しく見ていきましょう。
エキストラの仕事内容
エキストラの姿がテレビや映画に映るのは短い時間ですが、実際のエキストラの勤務時間や、お給料はどれくらいなのでしょうか。
エキストラの気になる仕事内容について見ていきましょう。
【エキストラの勤務時間】
エキストラの仕事は、自分の出番が1時間以内と、短時間のケースがほとんどです。
しかし、出番は短いものの、拘束時間が非常に長いのが特徴です。
作品の内容、天気などによっても時間は変わってきますが、短くても6時間は拘束されると考えておきましょう。
出番の撮影は30分だったのに、朝から夜まで待機したという話も珍しくありません。
【エキストラの給料】
エキストラの仕事は、給料が出る仕事と、ボランティア(給料無し)の仕事があります。
◎給料有の仕事
給料が出る仕事の場合は、日給となる場合がほとんどなので、拘束時間を考えると、他のアルバイトに比べて時給換算すると、かなり低い金額になります。
エキストラの日給
・平均・・・3,000~5,000円
日給にプラスして交通費が支払われる仕事も多いです。
また、エキストラであっても、テレビ出演の経験があったり、知名度がある人や、ベテランの人もいます。
その場合は、日給の金額も高くなります。
◎給料無しの仕事
給料が出ない仕事は、ボランティアになるため、日給だけでなく、交通費も支払われない仕事が多いでしょう。
コンサートの観客役など、大人数のエキストラの場合は、ボランティアでの募集が多いでしょう。
【エキストラの業務内容】
エキストラは基本的に、メイクやスタイリストはつかないため、私服での参加になります。
例えば、オフィスにいる会社の社員の役であれば、制服が準備されていることもありますが「自前のスーツで来るように」と服装を指定される場合もあります。
ほとんどのエキストラには、セリフはありませんが、監督の指示でセリフを与えられるケース、表情や動きでの演技を求められるケースもあると考えておきましょう。
撮影に参加すると、放送が楽しみですが、エキストラは出演が保証されるものではありません。
完成された作品では、出演部分がカットになっていることもあります。
アルバイトとしては、拘束時間も長く、時給にすると給料も安くなってしまいますが、思い出作りや貴重な体験として、エキストラの仕事に挑戦するのも楽しいですよ。
エキストラになるには?
エキストラになるには、いくつか方法があります。
エキストラになる方法
・エキストラ事務所に所属する
・芸能事務所に所属する
・一般公募に応募する
・ファンクラブに入る
それぞれの方法について詳しく解説していきます。
エキストラ事務所に所属する
エキストラの派遣を行う、エキストラ事務所に登録しておくと、仕事を紹介してもらえます。
登録するためのオーディションは無い場合が多いですが、面接等を行う事務所、ネットで簡単に登録できる事務所など、システムは様々です。
条件が合う仕事があれば応募してエキストラの仕事ができますが、人気の仕事の場合は全員ができるわけではありません。
芸能事務所に所属する
芸能事務所でも、俳優の下積みとしてエキストラの仕事を受けている場合もあります。
俳優として所属する場合は、オーディション審査があります。
中には、エキストラ部門を設けている事務所もあるので、その場合は芸能事務所であっても登録制で所属することができるケースもあります。
一般募集に応募する
エキストラの仕事は、一般に向けて募集をしていることも少なくありません。
特に、地方での撮影では、現地の人に向けて募集をかけていることも多いです。
「エキストラ 募集」と検索してみると、自分に合う条件の仕事が見つかるかもしれません。
ファンクラブに入る
エキストラは、ファンクラブ限定で募集することもあります。
タレントのファンクラブ以外にも、映画作品のファンクラブなどでも募集がかけられる場合があります。
ファンクラブの会員費がかかるかもしれませんが、自分の好きな作品に出るチャンスが掴みやすくなります。
代表的なエキストラ事務所
「エキストラの仕事をたくさんやりたい」「エキストラをやってみたいけど何をすればいいのか分からない」という場合は、エキストラ事務所に登録するのが一番おすすめです。
ここからは、代表的なエキストラ事務所を紹介します。
クロキプロ
日本で一番歴史があるエキストラ事務所です。
ドラマや映画、CM等、エキストラとして出演できる仕事が豊富です。
登録者の年齢層は16歳~80歳までが活躍しており、演技経験がなくても登録可能です。
慣れてくれば、一言、二言セリフのある役を演じるチャンスもあります。
エキストラ事務所のため、将来俳優を目指す場合は、芸能事務所に所属するのがおすすめです。
しかし、実際の撮影現場の雰囲気を経験出来るため、俳優を目指しながらも、アルバイト感覚で登録している人もいます。
クロキプロ
【出演料】仕事の内容によって変わる
【応募資格】16歳以上、都内近郊在住者のみ
※WEBで登録会のエントリー可能
CASTY
2007年に設立し、数多くの撮影にエキストラを派遣している「CASTY」。
仕事として登録する「エキストラ」と、無料で撮影に協力する「ボランティア」の両方を募集しています。
また、芸能プロダクションの運営も行っているので、将来俳優を目指す人にもおすすめです。
CASTY
【出演料】仕事の内容によって変わる
※現在、新型コロナウイルスの影響でオンライン登録会のみ
古賀プロダクション
エキストラ事務所の中でも最大手と言われる「古賀プロダクション」。
数々の人気番組へのエキストラ派遣の他、子役、俳優のマネジメントも行っているのが特徴です。
古賀プロダクション
【出演料】仕事の内容によって変わる
【登録資格】16歳以上~登録可能
エキストラに求められることとは?
エキストラの仕事内容は、簡単だと感じるかもしれませんが、誰にでも続けられるものではありません。
最後に、エキストラに求められること、向いている人の特徴を紹介します。
秘密を守れる
エキストラの仕事は、まだ放送前のドラマや、上映前の映画の撮影など、世の中に知られてはいけない情報が含まれます。
人に話したくても「秘密厳守」と言われた情報は、絶対に口外してはいけません。
そのため、秘密や約束を守れる人が求められます。
臨機応変な対応ができる
エキストラ事務所から紹介される仕事は、選べないことも多いです。
「○○時間までしか無理です」「室内の仕事しかできません」など、ある程度の希望は出せますが、どんな仕事でも可能な人の方が、仕事の依頼が多くなります。
さらに、現場では天気や機材のトラブルなど、急なトラブルで拘束時間が長くなることもあります。
臨機応変に対応できる人は、エキストラに向いています。
好奇心旺盛
毎回違う現場で、初対面の人たちと、長時間の仕事をするエキストラの仕事は、好奇心旺盛な人にピッタリです。
長い待機時間は大変ですが、撮影の裏側を見たり、同じエキストラ仲間とコミュニケーションを取るなど、どんなことでも楽しめる好奇心があると、続けられそうですね。
エキストラになるにはいくつかの方法がありますが、事務所に登録しておけば、仕事を紹介してもらえる機会も増えます。
エキストラになるには、まずは事務所から探してみるとスムーズですよ。