「滑舌が悪いせいで人と話すのが苦手・・」
「きちんと話しているつもりなのに、よく聞き返されてしまう」
そんな悩みは、滑舌練習をすることによって今日からでも改善できます!
また、これから声優やナレーター、俳優、歌手など「声」が関わるお仕事、またそれらを目指している方にとって、滑舌は少しでも良くしておきたいですよね。
そのためにここでは、
・滑舌を改善する方法
・滑舌がよくない原因
・効果的な滑舌練習メニュー
・滑舌スクール情報
…などをご紹介します。
滑舌を改善したいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Outline
1.滑舌とは
滑舌とは、言葉を発するときの口や下の動きのことをいいます。
「滑舌が悪い人=口や舌の動きが悪い」というメカニズムです。
滑舌を改善すると、
・言いたいことが相手に伝わるようになる
・相手に聞き返されることがなくなる
・コミュニケーションが楽しくなる
…など、いいことばかりです。
まずは、滑舌が悪くなる原因を探ってみましょう。
1-1.滑舌が悪くなる5つの原因
滑舌が悪くなってしまう理由は人それぞれですが、主に以下のような原因があります。
・舌の筋肉が弱い
・口周りの筋肉が弱い
・歯並び・口の中の形
・生活習慣
・心理的要因
言葉を発するには、舌と口の動きが不可欠。
口や舌の動きが制限されたりスムーズに動かなくなることが、滑舌には大きく影響します。
また、
・姿勢が悪い
・肩こりで体が緊張状態にある
・話すことが苦手
…など、生活習慣や心理的要因(不安や思い込みなど)も滑舌を悪くしてしまう原因になっています。
自分の滑舌が悪い原因は何なのか。
まずは、自分自身で探ってみることが大切です。
滑舌が悪くなる5つの原因
①舌の筋肉が弱い
②口周りの筋肉が弱い
③歯並び・口の中の形
④生活習慣
⑤心理的要因
次は、滑舌トレーニングをご紹介します。
1-2.滑舌トレーニングの種類
滑舌練習には、3種類の滑舌の改善トレーニングを取り入れていくことがより効果的です。
・舌の筋肉トレーニング
・口周りの筋肉トレーニング
・生活習慣の見直し
順にご説明します。
・舌の筋肉トレーニング
まずは、舌の筋力や柔軟性を上げるためのトレーニングを試してみましょう。
①天井へ向く
②思いきり舌を出す
③そのまま左右に動かしたり、大きく10回まわす
これを一日3〜5セットやりましょう。
舌筋が鍛えられ滑舌が良くなるだけでなく、小顔効果もあり美容にもオススメです。
・口周りの筋肉トレーニング
口周りの筋肉トレーニングは、口角を上げ下げするだけ。
思いきり笑顔を作ると、口周りの筋肉を鍛えるのに効果絶大です。
普段意識していないと口角が下向きになっていたり、気付いたら口が開いてしまうという方は積極的に口周りのトレーニングをしてみましょう。
・生活習慣の見直し
生活習慣として指摘されることの多い「姿勢」は、滑舌にも影響しています。
特に首と腰を正すことがポイント。
意識したいのは、首が前に出ていないかと、腰が反れてお尻が出てしまっていないかの2点です。
壁に頭からかかとまでぴったりとくっつけた状態で立って、その状態をキープできるように普段から意識しましょう。
トレーニングも生活習慣も日々の積み重ねで改善していくので、まずは意識していくことが大切です。
POINT
滑舌をきちんと正すにはまず原因を知ることと、それに合った改善方法をとることです。
その後の練習をより効果的にするためにも、舌や口周りトレーニングなど基盤を見直すことを忘れないようにしましょう。
2.滑舌練習の方法
ここでは、滑舌練習の方法をご紹介します。
舌や口周りのトレーニングと一緒に、滑舌上達のための練習を行っていきましょう。
2-1.自分の苦手を知る
自分の苦手を知る方法は、
・どんな言葉が言いにくいか
・いまいち通りの良くない言葉がないか
…などを見つけていきましょう。
ア行から五十音の発音をレコーダーなどで録音し、聞き取りづらい部分や発音するときの癖がないか聞いてみます。
綺麗に発音できているかは、きちんと発声(正しい呼吸)ができていることが大切です。
滑舌練習と合わせて発声練習もできると上達も早くなるので、ぜひ正しい発声練習も一緒に行っていきましょう。
発声練習の方法は別記事の、
「発声練習で理想の声を手に入れるために今すぐ身につけたい3つの知識」
を参考にしてみてくださいね。
2-2.一語ずつ意識する
滑舌や発声練習を行う際に、一語ずつしっかり声を出すことを意識しましょう。
・発音練習
・早口言葉
・朗読
など、練習する際は早く読むことよりも、むしろ丁寧に発することを心がけて下さい。
ただ言葉を音として放つのではなく、きちんと相手に伝わるように一語ずつ語りかけるように行いましょう。
2-3.養成所などのスクールで学ぶ
滑舌の基礎は、独学よりもやはり専門的に学ぶことが近道になります。
声優やアナウンサー、俳優などは必要な知識や技術が専門的なため、自分自身だけで身につけるには限界があります。
さらに、間違った知識や方法のまま続けるとクセがついてしまったり、場合によっては悪化してしまいます。
自分一人で頑張っていくのも良いですが、養成所やスクールに学びに行くのも良い手段の一つとなります。
POINT
滑舌練習では自分の苦手を見つけ、正しい発声・発音でゆっくりはっきりと読み上げましょう。
言葉への理解やプロに学ぶことも改善・上達への近道です。
3.滑舌をしっかり改善するスクール5選
滑舌は一日にしてならず。
ここでは、正しい発音や発声、姿勢など、滑舌に関わる必要な知識や技術を学べるスクール・養成所をご紹介します。
ぜひ、参考にしてください。
3-1.テアトルアカデミー
鈴木福くんや小林星蘭ちゃんらが所属している、言わずと知れた大手芸能事務所です。
声優をはじめ、俳優や歌手など一人一人の目標に合わせた指導を行っており、滑舌練習もその一つとして行われています。
所在地
東京(新宿)、大宮、松戸、横浜、札幌、仙台、名古屋、大阪、岡山、福岡
3-2.東京アナウンス学院
・放送声優科
・芸能バラエティ科
・演技科
・アナウンス科
・ダンスパフォーマンス科
…など、芸能におけるあらゆる技術を学ぶことができます。
中でも放送声優科は、声優教育機関として40年以上の実績を持ち、大人気声優・山口勝平さんをはじめ多くの実力派声優を輩出してきました。
所在地
東京都中野区、新宿区
3-3.話し方教室「VOAT」
数多くの「歌」のプロを輩出してきたVOATならではのノウハウで「話すためのボイストレーニング」を展開。
声楽家や音楽業界からも高い評価を受けた質の高いレッスンを受けることができます。
営業マンや管理職、会社役員、弁護士など、ビジネスコミュニケーションを必要とするビジネスコースや就活コースなどが用意されています。
所在地
都立大学、原宿、新宿、名古屋、福岡
3-4.日テレ学院
日テレイベンツが運営するスクールの日テレ学院では、
・アナウンサー
・キャスター
・リポーター
・タレント
・放送作家
…など、様々なメディアで幅広く活躍できる人材を育成しています。
スクール開校は1976年と長い歴史と実績を持ち、1995年には他の局に先駆けアナウンサーの養成講座をスタート、数多くの卒業生が日本テレビをはじめとする全国の放送局で活躍しています。
所在地
東京都千代田区
3-5.インターナショナルメディア学院
有名現役声優「堀川りょう」が学院長を務めていることでも知られるインターナショナルメディア学院。
プロダクション直属の声優養成所であるため、在学中からプロダクション所属やデビューの可能性もあることでも高い人気を誇っています。
国内だけにとどまらず海外での声優育成・マネジメントもあり注目されています。
所在地
東京、名古屋、大阪、福岡、岡山、札幌、仙台、高松、大宮、新潟、浜松、宇都宮、長野、広島、金沢
4.まとめ
いかがでしたか?
第一印象をも左右する滑舌、スムーズに話ができるようになるだけで気持ちも前向きに明るくしてくれます。
まずは、自分の苦手は何かを知り、それに合わせて滑舌練習を行ってください。
少しずつでも出来ることから始めてみましょう!
きっと、自分の声に自信が持てるようになりますよ。