音読少年

子どもの「音読」の効果とは?読み聞かせ以上に幅広い効果があった!

2022.10.31 / 未分類

子育てに音読をとり入れていますか?

赤ちゃんや小さい子供の健やかな成長には、「読み聞かせ」の効果が高いと知られています。
子供が自分で文字を読めるようになると、読み聞かせだけでなく、音読ができるようになりますよね。
実は「音読」も子供の健やかな成長に効果が高いと言われています。

小学生になると、国語の教科書を音読する宿題を出される学校も多いです。

実際は…

「音読の宿題をやらせるのは面倒」
「子供が音読の宿題をやらない」
「同じ文章を何度も読む必要はあるの?」

と、音読の習慣が定着していない家庭が多いのが現状です。

しかし、音読には子供の健やかな成長のために、見逃せない効果があります。
漢字や計算のドリルも宿題はやるのに、音読の宿題は適当に済ませているなんて、もったいないですよ。

音読が子供に与える影響について、詳しく解説していきます。

https://ac.ebis.ne.jp/tr_set.php?argument=ehTGVVgm&ai=a5d2363b982c98

音読が子供の成長に与える効果は?

音読の習慣は、子供にとって、どんな効果があるのでしょうか。

音読の嬉しい効果

①読解力が鍛えられる
➁語彙力が身につく
③記憶力が高まる
④集中力が高まる
⑤コミュニケーション能力の向上
⑥心が穏やかになる
⑦自信を持てる

このように、音読を繰り返すことで、子供の学力や心身の成長に嬉しい効果がたくさんあります。
それぞれの項目を詳しく見ていきましょう。

①読解力が鍛えられる

文章を声に出して読むと、文章の区切りや流れを意識するので、内容を理解する力も身につきます。
また、文章に出てくる単語や漢字を声に出して読むと、記憶に残り別の文章を読んだ時に同じ単語が出てきた時に、違った使い方を知ることができます。
それを繰り返していくと、読解力がどんどん高まっていきます。

➁語彙力が身につく

文章を音読することで、たくさんの単語や言葉の表現を知ることができます。
声に出すことで、知らない漢字の読み方や、単語の意味を、そのままスルーしにくくなります。
分からない言葉を調べたり、人に聞く習慣が身につけば、どんどん語彙力も身について行きます。

③記憶力が高まる

文章を超えに出して読む音読は、脳の前頭前野を使い、活性化すると言われています。
前頭前野が活性化されれば、記憶力が高まり、あらゆる学習でも役立ちます。
例えば、英単語も声に出して読むと覚えやすいと言われていますが、自分の声を出して耳で聞く動作は、記憶力にも影響します。

④集中力が高まる

音読は、目で文字を追い、声に出して読み、それを耳で聞いており、非常に集中力が必要な動作です。
文章を音読している時の集中力は、他の勉強の時にも役立ちます。
集中して勉強したい時には、音読で脳を学習モードに切り替える方法もおすすめです。

⑤コミュニケーション能力の向上

音読によって刺激される前頭前野は、コミュニケーション能力にも関わっています。
また、音読で声を出して文章を読むと、発声や滑舌が良くなり、人と話すのも楽しくなります。

⑥心が穏やかになる

脳を興奮状態にするアドレナリンを抑える効果があるのが、セロトニンです。
セロトニンは、脳の前頭前野を刺激することで分泌されるので、音読は心を穏やかにする効果もあります。
音読を習慣化することで、ストレスの発散や、リラックス効果も期待できます。

⑦自信を持てる

初めて読む文章は、知らない単語や漢字、話の流れも分からないので、上手く読むことができません。
しかし、何度も繰り返して読んでいるうちに、読めなかった漢字が読めるようになったり、上手く読めずにつっかえていた部分がスムーズに読めるようになるなど、小さな成功体験を繰り返すことができます。
知っていることが増えたり、文章が上手く読めるようになれば、子供が自信を持てるようになります。

おすすめの音読方法

音読習慣で、子供の心と体の健やかな成長を促すため、おすすめの方法を紹介します。

音読の時間を決める

動画やゲームなど、子供にとって誘惑がたくさんある現代では、自分から進んで音読を続けるのが難しいですよね。
そこで、音読をルーティンとして習慣化するのがおすすめです。

脳科学的には朝起きてから3時間以内に行うのが効果的とされていますが「朝は時間がない…」という場合は「夜テレビを見る前に5分間音読をする」「寝る前のルーティンにする」など、時間を決めることで習慣化していきましょう。

最初は3分以内でも十分効果があります。
たくさん読むことよりも、毎日続けられる長さで行いましょう。

速読を取り入れる

速読には、高次脳機能を高める効果があります。
例えば、文章を速く読むことで、注意力が高まる、視野が広がる、決断力が高まるというメリットがあると言われています。

このような効果は、学習面に限らず、スポーツや日常生活でも役に立ちます。

子供の音読を親が聞く

子供の音読は、親が聞いてあげると続けやすくなります。
特に「褒められるとやる気が出る」「親と時間を共有するのが好き」というタイプの子供の場合「いいお話だね」「明日続き楽しみにしてるね」などと声をかけると、モチベーションを保てます。

漢字の読み方を間違っている時など、その場で訂正するのも大切です。

音読を嫌がる子供におすすめの方法

本を読むのが苦手な子供にとって、毎日の習慣として音読を続けるのは簡単なことではありませんよね。
「宿題だから読みなさい」と無理やりやらせるよりも、子供が楽しんで出来る方法を見つけたいところです。

親子で負担なく音読習慣を続けられるように、子供の音読におすすめの方法を紹介します。

子供の好きな本でOK

どうしても本を読むことが苦手な子供は多いです。
最初は、子供が興味を持っている分野から始めてみましょう。
例えば、漫画や雑誌の短い文章を読むことからスタートして、声を出して読むことに慣れましょう。

とにかく褒める

読むことが苦手な子供は「間違えて笑われるのが嫌だ」「漢字が読めないのが恥ずかしい」と自信が持てないことも多いです。
「○○ちゃんの声っていいね」「昨日より上手く読めてるね」など、とにかく褒めて、子供のモチベーションを上げましょう。

録音、録画してみる

音読は苦手だけど、好奇心旺盛な子供であれば、自分が音読をしてる声を録音、録画してみると、興味を持ってくれることもあります。

他にも、親と子供で交互に読んでみる、どちらが早く読めるか競争してみるなど、遊びの要素を取り入れるのも効果的です。

音読で情操教育

最近は、感情や情緒を育み、創造力や個性を豊かにする情操教育の重要さが注目されています。
情操教育では、人間力を育てるために、自分で考える力や好奇心を刺激する必要があります。

情操教育は
幼少期から始めるのが効果的だとされていますが、その内容は非常に幅広いです。

例えば…

・体を動かして心身を安定させる活動(体操やサッカーなどのスポーツ)
・自然の摂理を知る活動(キャンプや釣りなどの自然体験)
・芸術的な文化に触れる活動(美術館や楽器の演奏を聴くなど)
・仲間と協力する活動(幼児教室やプレスクールなど)

など、情操教育に良いとされる活動がたくさんある中、想像力や感受性を育む活動として、読み聞かせや音読も大切です。

知らない言葉を知ったり、様々な文章を読むことで、実際に体験して世界観を想像する力もつきます。

例えば、音読が得意で、感情表現豊かに読めるなら、演劇などにも活かせますし、芸能スクールや養成所で才能を伸ばす方法もあります。

音読には、子供の成長に必要な能力を向上させる効果もありますし、音読をしているうちに、感情表現や、読むことの楽しさに気付き、次のステップに繋がることもあります。

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