プライバシー

芸能人のプライバシーを守る方法と考え方は?

2020.09.04 / 芸能人

芸能人がプライバシーを守る方法とは?

一般人でも芸能人でも、どんな人でも守られる権利があるプライバシーですが、テレビやネットを見ていると「プライバシーの侵害では?」と思うような芸能人の情報もたくさんありますよね。
芸能人は、世間に顔を知られているので、プライベートな時間でも注目されてしまうのは仕方がない部分もあるのかもしれません。
街で偶然、芸能人を見つけたら目で追ってしまったり、声をかけたことがある人もいるのではないでしょうか。
街で気づかれたり声をかけられる位なら、気さくに対応してくれる芸能人もたくさんいますよ。
中には写真撮影に、快く対応してくれる場合もあるでしょう。

しかし、芸能人がプライベートで訪れた店に一緒に入ったり、後を追う、自宅を突き止めるなど、プライバシーを侵害する行為に、エスカレートしてしまうファンも実際にいます。
また、そういった情報をネットに拡散されるなど、明らかにプライベートが守られない生活に迷惑している芸能人も少なくありません。
週刊誌などが、スクープを狙って芸能人を付けまわしたり、写真を撮ることも、度が過ぎれば、プライバシーの侵害だと感じている芸能人もいるでしょう。

芸能人も出かける時には帽子やマスクで変装したり、会員制の店を利用するなど、プライベートを守る工夫をしていますし、所属するプロダクションが芸能人のプライバシーを守るために車での送迎など、対策も行われています。
しかし、張り込みや豊富な人脈を使って取材をする雑誌の記者や、一般人の中でもいつどこで誰に写真を撮られてもおかしくないスマホ社会の中で、プライバシーを完璧に守ることは難しいと言えるでしょう。

芸能人に起こりやすいプライバシーの侵害

芸能人は、プライバシーが守られない職業というイメージが強いですよね。
中でも、人気芸能人の場合、家族の写真を撮られることは、とても多いようです。
週刊誌などのメディアでは、家族が一般人なら顔が分からないように加工する対策を行いますが、いくら加工されていても家族が隠し撮りされているのは、気分のいいものではありませんよね。
また、子供の運動会で応援する芸能人の姿を掲載する雑誌もありますが、子供が通う学校が特定される危険もあり、加工されていたとしてもプライバシーが守られているとは言い切れません。

さらに危険なのが、スマホで誰でもすぐに写真が撮れる時代なので、一般人がSNSを使って「今○○に芸能人がいる」などの書き込みをしてしまうことです。
最近は、週刊誌などの過剰な取材よりも、一般人による情報の拡散に警戒している芸能プロダクションが多い印象です。
中には、芸能人が訪れた店のスタッフや、宿泊しているホテルの従業員が情報を流出させたこともありました。
ここまでくると、芸能人のプライバシーを守ることが、いかに難しいのかがよく分かりますよね。

芸能人にプライバシーはないのか

芸能人は、一般人に比べて、プライバシーに関わる情報が流出しやすく「有名人だから仕方がない」と思わざるを得ないことがあるのも事実です。
しかし、プライベートでのデート現場を写真に撮られ、拡散されてしまえばイメージダウンになってしまうことも少なくありません。
例えば、人気アイドルであれば、恋愛を制限しているプロダクションも多く、熱愛スクープが、人気低迷の原因にもなってしまいます。

また、不倫現場の写真を撮られた芸能人は、世間からバッシングされるだけでなく離婚に追い込まれることも少なくありません。
このように、芸能人のプライベートにまで影響を及ぼしたとしても、掲載した出版社や情報を拡散した人が訴えられるケースは少ないように感じますよね。
実は「盗撮」という行為だけでは、必ずしも罪になるわけではなく、プライバシーの侵害に当たる条件が揃わなければ訴えることは難しいそうです。
また、訴えて裁判を起こすためにかかる時間と費用を考えれば、勝訴したとしても割に合わないことも事実です。
盗撮に関しては、電車などで女性の下着を撮影するなどの行為は迷惑防止条例違反、軽犯罪法違反などの罪になりますが、街を歩いている芸能人を撮影しただけでは盗撮が罪として認められる事例はあまりないでしょう。

また、芸能人が裁判を起こすことは、本人のイメージダウンにつながる恐れもあります。
このように様々なことを考えて、芸能人はプライベートが報道されたり、情報が流出しても簡単にプライバシーの侵害を訴えられない状況であるということですね。

週刊誌のスクープはプライバシーの侵害?

週刊誌のスクープ記事の中には、プライバシーの侵害に当たるような情報もたくさんありますよね。
一般人の場合、勝手に写真を撮られて雑誌やネットに載せられると、プライバシーの侵害だと主張することができます。
しかし、芸能人の場合、家族で過ごすプライベートな写真や、デート中の写真などが掲載されても、スクープとして記者のお手柄のように報道されてしまいます。

これは、芸能人にはプライバシーが無いということではなく、報道する側の「報道の自由」に配慮しなければならないことが関わっています。
国民に対して事実を知らせる重要な媒体として、メディアが存在するので、人前に出る仕事をしている芸能人に対しては、一般人に比べて「プライバシーの侵害」にあたる範囲が少ないのも事実です。

しかし、行き過ぎた報道は許されるものではなく、芸能人のプライバシーや名誉を傷つけるような報道はあってはならないものですよね。
過去には、プライバシーを侵害される内容の記事や写真で、出版社などの報道メディアが芸能人から訴えられる事例もありました。

プライバシーの侵害を訴えた芸能人

テレビなどのメディアに出演して、多くの人から顔を知られていることは、芸能人自身も自覚があるので、本人の許容範囲であれば、週刊誌の熱愛報道や一般人が撮影したプライベート写真が拡散されても、そのままスルーされることが多いでしょう。

芸能人の家族や友人にまで取材に押しかけたり、大切な人に迷惑がかかる場合には、芸能プロダクションや芸能人が、プライベートに関する情報発信を控えるように「お願い」という形で呼びかけることもあります。
しかし、それでもプライバシーの侵害に当たる行為が無くならない場合や、明らかに名誉棄損になるような情報が流され、裁判にまでなった例もあります。
これまでに、芸能人が「プライバシーの侵害」として訴えを起こした事例もあります。

例えば、2013年に発売された週刊誌に、自宅にいる姿を盗撮され掲載されたことに関して、歌手の中森明菜さんは出版社に対して「プライバシーの侵害」で提訴していました。
出版社側は、中森明菜さんが芸能人であること、社会的な関心が強いことを主張していましたが、当時自宅療養中であった中森明菜さんを盗撮する方法は悪質で、出版社の編集長が違法と知りながら週刊誌に掲載したことを重く受け止め、出版社側に550万円の支払いを命じました。
本来心も体も休めるべき療養中に、自宅にいる姿を盗撮するというのは非常に悪質ですよね。

芸能人の場合、事実無根な情報でイメージダウンになるような内容であれば、名誉棄損で訴えるパターンも良くありますが、グレーゾーンが広い「プライバシーの侵害」で裁判を起こすパターンは少数です。

おすすめ記事:芸能人のSNS事情 ファン層を広げる上手な使い方とは