なんばグランド花月近辺

吉本新喜劇で座長になるまでの道のりとは?

2020.04.17 / 未分類

吉本新喜劇の歴史

吉本興業に所属する芸人達が演じる喜劇の「吉本新喜劇」は、1959年に「吉本ヴァラエティ」としてうめだ花月の開場と共に発足しました。
同じ時に開局したMBSテレビとのタイアップなどもあり、発足当時から「吉本新喜劇」はたくさんの人たちから期待されながら幕を開けました。

創設者の八田竹男さんは、後に吉本興業の社長になった人物です。
1964年には正式名称が「吉本ヴァラエティ」から「吉本新喜劇」となり、人気が低迷する時期も度々ありましたが、関西地方では長く愛され、2019年には60周年を迎え現在も劇場公演、テレビ放送ともに続いています。

長い歴史の中で、何度も体制を変えながら人気を維持してきた吉本新喜劇ですが、その陰には常に新喜劇の座長の存在があると言っても過言ではないでしょう。
吉本新喜劇には、数人の座長がおり、その座長を中心に芝居をします。
新喜劇の座長になるには、希望すれば誰でもなれると言う訳ではなく、新喜劇で着実にキャリアを積み、座員からの人望もなければ出来ないポジションです。

吉本新喜劇の座長について、座長になるまでの道のりを詳しく紹介します。

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吉本新喜劇の現在の座長とは?

吉本新喜劇60周年を迎えるまでは、内場勝則さん、辻本茂雄さん、小藪千豊さん、川畑泰史さん、すっちーさん、酒井藍さんの6座長という体勢でしたが、2019年の3月に4座長と4リーダー制へと変わりました。
リーダーとは、次期座長候補となるポジションになります。

新体制に変わることにより、内場勝則さんと辻本茂雄さんは座長を勇退することとなり、座長は残りの4人が引き続き務めることになりました。
さらに、新リーダーに任命されたのは、清水けんじさん、吉田裕さん、信濃武夫さん、諸見里大介さんの4人です。
内場勝則さんと辻本茂雄さんは、人気座長として長年新喜劇を支えてきた存在だったので、勇退が決まった時には衝撃を受けたファンも多かったでしょう。
しかし、勇退後も新喜劇の座員として現在も舞台で活躍しています。

吉本新喜劇の座長になる方法

吉本新喜劇の座長になるには、吉本新喜劇に入って経験を積んでいくところから始めます。
しかし、新喜劇に入団して経験を重ねれば、誰でも座長になれるほど簡単な世界ではありません。
実際に、新喜劇で活躍する若手の座員の中には、座長になることを目標にしている人がたくさんいますが、座長になれる人はほんの一握りなのが現実です。

新喜劇の舞台に立つには、おもしろさ、演技力、キャラクター性などの強みがあれば人気者になることはできます。
しかし、座長は人気があれば出来るポジションではなく、喜劇を演じる実力に加えて、リーダーシップ、座員との信頼関係を築く力、など様々な能力が必要です。
芝居の演出や、稽古など、座長が中心となって進めていくべき作業がたくさんある新喜劇は、決して人任せにしていては務まる仕事ではありません。

新喜劇に入って座長を目指すならば「人気者になる」「有名になる」ということだけではなく、座長としての役割を学びながら、新喜劇の世界で活躍する必要があるでしょう。
座長になるのに、キャリアの長さや年齢はあまり関係ありません。
実際に現在活躍している座長の年齢も幅広く、実力が認められれば若くても座長に就任することも出来るでしょう。

吉本新喜劇の座長の仕事とは?

吉本新喜劇の座長は、毎週のように新しい脚本に目を通し、脚本を書いた作家と演出などの相談をして、舞台上での動きやセリフなどを細かく決めることも大切な仕事です。
また、舞台に置く機材や大道具などの場所を決めて技術担当者と打ち合わせするのも座長の仕事になります。

もちろん舞台への出演もしますが、座長だからと主役を演じるとは限りません。
新喜劇の座長は、舞台で演じるメンバーを決めるのも仕事です。
脚本に合わせて配役を決め、セリフや動きもチェックします。
より良い舞台を披露するために、自分よりキャリアの長い先輩に対して意見をしたりぶつかり合うこともあります。
新人に対して、間の取り方や動き方などを指導するのも座長の大切な仕事です。
また、出演するメンバーのスケジュールを調整するのも座長の仕事であり、幅広く裏方の仕事をこなさなければいけません。

また、新喜劇の座長の大切な仕事として、重要なのが座長としての個性を出すことです。
吉本新喜劇を盛り上げるという意味で、全ての座長、座員も一丸となるのはもちろんですが、観客や視聴者からはどうしても、それぞれの座長を比較されたり厳しく評価されることもあります。
チケットやグッズの売り上げなど、数字として評価が現れる厳しい現実もあります。
すっちーさんが演じる「すち子」や、酒井藍さんが演じる「藍五郎」のように、人気キャラクターを定着させるなど、観客に楽しんでもらえるように座長自ら様々な新しいことを発信していくことも必要です。

吉本新喜劇に入る方法

吉本新喜劇の座長を目指すには、まずは座員になることから始めましょう。
基本的に吉本新喜劇に入るには、オーディションを受ける必要があります。
吉本新喜劇のオーディションは不定期に行われており、応募資格は18歳以上であれば受けることができます。

オーディションに参加する人の中には、NSC(吉本総合芸能学院)の生徒や卒業生、すでに吉本興業に所属して芸人として活動している人などもたくさんいます。
しかし、全くお笑いや芝居の経験がない人でも参加できるので、挑戦しやすいのではないでしょうか。
比較的参加しやすいオーディションではありますが、新喜劇の座員になりたい人はたくさんいるので、合格率はかなり低く競争率の高い戦いとなります。
オーディションは、1次審査の書類選考に通過すれば、2次審査の面接と特技披露に進むことができます。
芸人の経験がある人もたくさん参加するので、特技はモノマネや一発芸などが披露されるなど、インパクトの強い芸での戦いが繰り広げられることになるでしょう。
その後、3次の芝居の審査を経て、最終選考に進むことになります。
合格すれば、そこからレッスンを受け、吉本新喜劇の舞台に立つことを目指します。
舞台の出番がもらえるようになってもギャラは少なく、安定するまで厳しい毎日を乗り越える必要があるでしょう。

過去に座長を務めた座員

過去に座長を務めていた人は、その後どのような生活をしているのでしょうか。
最近、新喜劇の座長を勇退した辻本茂雄さんと内場勝則さんは、現在も座員として若手の育成などをしながら、新喜劇に出演しています。
辻本茂雄さんと内場勝則さんと共に1999年に座長に就任した石田靖さんは、吉本新喜劇の東京進出などに積極的に取り組んでいましたが、座長退任などの発表は特になく、自然消滅のような形で吉本新喜劇には出演しなくなりました。
石田靖さんは、現在もテレビ番組などで活躍しています。

同じく1999年に座長に就任した吉田ヒロさんは、後輩の育成や指導に当たるために、2007年に座長を退任しました。
現在も吉本新喜劇の座員として、多くの舞台に出演しています。
他に、池乃めだかさん、間寛平さん、桑原和男さんなど、現在も座員として新喜劇を盛り上げている方々も座長を務めた経験があります。

テレビで活躍している今田耕司さんや、東野幸治さんも過去に吉本新喜劇の人気が衰退した時期に座長として人気復活に貢献しました。
吉本新喜劇はいつも人々を楽しませてくれていますが、その陰には歴代の座長の並々ならぬ努力があったということですね。

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