3歳で習い事はまだ早い?
3歳になると、自分でできることも増えて、好きなことや興味があることなど、子供の個性もどんどん出てきますよね。
3歳児の目覚ましい成長を近くで見守っていると…
「もしかして○○の才能があるかも」
「得意なことをもっと伸ばしてあげたい」
「苦手なことを解決してあげたい」
など、色々な思いが出てきますよね。
子供の習い事は「何をやらせるか」「いつから始めるか」など、悩みも多いのではないでしょうか。
特に3歳と言えば、好奇心旺盛な姿を見ていると「早く習い事をはじめさせたい」と思う反面、まだまだママから離れられない甘えん坊な姿を見ていると「まだ早いのかな」とも思ってしまいますよね。
今回は、3歳で習い事をするメリットやデメリットを紹介していきます。
また、3歳におすすめの習い事や、選び方も解説します。
3歳で習い事をするメリット
最初に、3歳から習い事をすることには、どのようなメリットがあるのか見ていきましょう。
①脳の成長を刺激する
新しいことへの挑戦は、脳の働きを活性化させて、思考力を高めます。
習い事で受けた脳への刺激で、ドーパミンの分泌量が増えます。
人間の脳は、3~5歳頃までに約80%が完成すると言われており、3歳から習い事をはじめて、脳を活性化すれば、脳が作られる大切な時期に良い刺激を与えることが期待できます。
②運動能力を向上させる
最近は、子供の運動能力が低下していることが問題になっていますが、早くから運動系の習い事をはじめることで、日常的な運動量が増し、運動能力も高まります。
運動以外でも、ピアノや芸術系の習い事であれば、手先が器用になることも期待できます。
③自信が持てる
習い事では、教えてもらったことができるようになり、成功体験を積み重ねていくことができます。
「出来なかったことができるようになった」「先生や家族に褒めてもらえた」という経験は、自信に繋がります。
まだ小さい時から自信を持つことができれば、さらにいろいろなことにチャレンジしたい気持ちや、向上心に繋がります。
④コミュニケーション能力が身につく
3歳児と言えば、保育園や幼稚園に通う子供もいますが、まだまだ家族と過ごす時間が長く、人見知りや場所見知りをする子供もたくさんいます。
習い事を始めると、家族や身近な友達以外の人とコミュニケーションを取る機会が増えます。
例えば、水泳や体操のレッスンでは、順番に並ぶ、コーチの話を聞くなどのルールを学ぶこともできますし、一緒にレッスンを受ける仲間とコミュニケーションを取りながら、スキルアップしていく方法を身に付けることができるようになります。
⑤視野が広がる
習い事をはじめると、新しい世界が広がり、子供の視野も広がります。
レッスンを受ける中で、自分よりも難しいことをしている仲間を見て「自分もやってみたい」と思うようになることもあるでしょう。
いろいろな人の活躍を見ていると「こんなことに挑戦してみたい」と、自分で目標を持つようになる子供も多いです。
3歳で習い事をするデメリット
では、反対に3歳の時から習い事をするデメリットは何か見ていきましょう。
①保護者の負担が大きい
3歳で習い事をするには、全面的に保護者のサポートが必要になります。
子供の習い事で親にかかる負担をまとめます。
◎送迎
・3歳ではレッスン場まで自分で通うことはできないので、基本的には保護者が送り迎えをすることになります。
家事や仕事、兄弟のスケジュールなどの兼ね合いも考えて選ばなければ、続けることが負担になります。
◎費用
・習い事には、入会金や月謝などの費用がかかります。
さらに、ユニフォームや衣装、発表会に出る費用などが必要になることも考えておかなければいけません。
また、習い事は、年齢が低い時には月謝も低価格に設定されていて、年齢が上がるごとに金額が上がるシステムも多いです。
習い事をどれくらいの期間続けるのか、費用的には問題がないかも確認しておかなければ、追々負担に感じてくることもあります。
◎子供のサポート
・子供が習い事で、壁にぶつかったり、上手くいかない時に「頑張ろう」と励ましてサポートする役割もあります。
まだ3歳の子供は、その時の気分で「行きたくない」と、ぐずってしまうこともあります。
大変ですが、子供が習い事を続けられるように、声をかけて励ますことも大切な役目です。
②子供の負担になることもある
デメリットの1つ目は、親の負担についてあげましたが、2つ目として子供の負担になってしまう恐れもあります。
3歳と言えば、遊ぶことが大好きで、遊びの中でもたくさんの学びがある年頃です。
たくさん習い事を詰め込み過ぎて、子供の自由時間が無くなると、心に負担を抱える恐れもあります。
③相性が悪い習い事もある
3歳で習い事をスタートさせる場合「水遊びが好きだからスイミングなら楽しめそう」「ピアノが弾けるとカッコイイな」など、親目線で選ぶことも多いでしょう。
子供が選ぶ場合も「○○ちゃんが習っているから習いたい」「体験が楽しかったからやってみたい」などの理由が多いですよね。
しかし、まだ3歳では「習ってみたけれど相性が良くなかった」ということもよくあります。
「習い始めたから必ず上達する」と期待し過ぎるのはよくありません。
3歳からスタートするとなると、適している習い事が見つけづらいことがデメリットとも考えられます。
3歳の習い事・選び方は?
3歳の習い事を選ぶ時、どのようなことに注意しながら選べばいいのでしょうか。
3児の習い事の選び方のポイントをまとめました。
◎子供の意見を優先
3歳から習い事を始めるには、メリットもデメリットもあります。
タイミングは、子供の意見を優先させることも大切です。
一緒に体験レッスンなどに行ってみたり、子供が「やってみたいな」と言うタイミングを見つけてあげられるといいですね。
◎口コミや評判を参考に
例えば、体操教室でもピアノ教室でも、指導者やレッスン内容によって、子供の上達するスピードも違えば、楽しめるかどうかも変わってきます。
実際に習っている人からの評判や、ネットの口コミを参考にして選びましょう。
◎家族の意見も参考に
子供の意見やタイミングも大切ですが、家族の意見もしっかり聞いておきましょう。
ママはやる気満々だけど、パパは「まだ早いんじゃないの?」と意見が分かれることもありますよね。
また、送迎や費用の面で、祖父母の協力が必要な家庭もあるでしょう。
家族で納得して、子供の成長を見守れるように、しっかり話し合って決めましょう。
3歳におすすめの習い事
最後に、3歳の子供におすすめの習い事を、ランキングで紹介します。
1位 スイミング
全身の筋肉をバランスよく使うスイミングは、今後どんなスポーツをする時にも役立つ全身運動です。
また、早くから水に慣れることができるので、水に対する苦手意識がなくなるのもメリットです。
さらに、体力や免疫力アップにも効果があるので「体が弱い」と悩んでいる子供にもおすすめです。
2位 英語
小学校でも必須科目となった英語は、3歳から始めておくことで、吸収するスピードが早く、英語を聞き取る「英語耳」が身につきます。
早くから人前で英語を使う機会があれば、学校でも「恥ずかしい」「苦手」という意識なく取り組むことができます。
3位 ダンス
K-POPブームやダンスボーカルグループ人気が高まる中、ダンスも習い事として人気が高まっています。
3歳から人前で踊る経験を重ねることで、度胸も付きます。
みんなでダンスを合わせて踊る中で、コミュニケーション能力も身につきますよ。
4位 ピアノ
いつの時代も人気の高いピアノ教室は、3歳から習い始めることで、音感やリズム感、手先の器用さを身に付けることができます。
発表会など、目標を持ってレッスンに励むことができることや、練習を重ねて上達する達成感が感じやすいのもおすすめのポイントです。
5位 体操
マット運動、跳び箱、鉄棒など、学校の授業でも役立つことがたくさん学べるのがメリットです。
また、3歳から体操を習えば、柔軟性が高まり、体幹など基礎運動能力の向上も期待できます。
3歳児から習い事を始めるには、子供の気持ちや家族の理解も重要です。
良いタイミングではじめられるように、子供に合った習い事を見つけましょう。