LiSAのプロフィール
人気アニメ「鬼滅の刃」の主題歌として大ヒットした「紅蓮華」を歌う、LiSAさん。
以前からアニメのタイアップ曲を多く歌うアーティストとして、アニメファンを中心に絶大な人気を誇っていました。
今、大注目の女性アーティスト・LiSAさんのデビューに関するエピソードやデビュー曲の秘話も紹介していきます。
はじめに、LiSAさんのプロフィールから紹介していきましょう。
・生年月日 1987年6月24日
・出身地 岐阜県関市
・血液型 B型
自他ともに認める「負けず嫌い」だというLiSAさんですが、幼少期は人見知りな性格で、それを直そうと母親が地元のミュージカル教室に通わせていたそうです。
また、母親の影響でピアノも習っていたということで、幼い頃から音楽と関りの深い生活を送っていたようですね。
音楽では、他にもギター演奏も行っており、幼い頃から大好きなディズニーの楽曲を歌うことが夢だそうです。
また、歌手の倖田來未さんの大ファンでファンクラブにも入会しています。
LiSAのデビュー前のエピソード
幼少期から音楽と接する機会が多かったLiSAさんですが、小学生の頃には女性ダンスボーカルグループのSPEEDが歌って踊る姿を見て憧れるようになり、ミュージカル教室で熱心に歌とダンスをレッスンしていました。
そんなLiSAさんは、中学生の時に先輩から「卒業ライブのボーカルをやって欲しい」と頼まれアヴリル・ラヴィーンの楽曲を披露します。
その後も音楽活動には意欲的で、高校を卒業してからは、ポップパンクバンド「CHUCKY」を結成して、ボーカルを務めます。
そこからしばらくは、地元で活動していたLiSAさんは、2008年に上京しました。
上京後もバンド活動をしていましたが、LiSAさんがソロでメジャーデビューすることが決まり、バンドは活動を終えます。
また、インディーズ時代に始めたブログは今でも継続しており、食べるのが大好きなLiSAさんらしく、食べ物の写真がたくさん掲載されています。
ちなみに岐阜県出身の4人組ロックバンド「cinema staff」とは、高校生の時から仲がよく、よく対バンもしていたそうです。
ちなみに「LiSA」という名義は、インディーズ時代から使用している芸名です。
LiSAのデビューのきっかけとは?
バンドとして活動していたLiSAさんが、ソロとしてデビューするに至った経緯を見ていきましょう。
上京する前から音楽の道で生きていきたいと考えていたLiSAさんは、岐阜県でアルバイトをしながら音楽活動を行い、上京するための資金を貯めていたそうです。
しかし、東京に行くことを母親に反対されたLiSAさんは、家出同然で上京することになります。
半ば強引に上京したLiSAさんでしたが、アルバイトで貯めたお金では東京での生活は苦しく、部屋には布団しかないような生活が始まります。
それでもめげずにアルバイトをしながら、バンド活動も行っていたLiSAさんでしたが、いよいよデビューに繋がるチャンスが訪れます。
その当時、テレビアニメ「Angel Beats!」に登場するガールズバンド「Girls Dead Monster」の、ユイ役の歌唱パートをオーディションにて募集していました。
見事オーディションに合格したLiSAさんは、メジャーデビューをすることになりますが、バンドとしての活動を望んでいたため、ソロデビューへの葛藤がありました。
しかし「絶対にやるべきだ」と背中を押してくれたのは、他でもないバンドのメンバーだったそうです。
そして、いよいよLiSAさんは、テレビアニメ「Angel Beats!」の劇中バンドの歌でデビューし、多くのアニメファンの心を掴み、知名度を上げていきます。
LiSAのデビュー曲に関するエピソード
LiSAさんのデビューは2008年に、テレビアニメに登場する作中バンド「Girls Dead Monster」のボーカル・ユイ役で、名義はLiSAとしてCDデビューを果たしています。
こちらのキャラクター「ユイ」の声を喜多村英梨さん、歌をLiSAさんがつとめました。
ユイが参加するバンド「Girls Dead Monster」が、アニメにとどまらず、実際にLiSAさんとmarinaさんによるガールズバンドとして活躍するようになったということですね。
ちなみに「Girls Dead Monster」で活動し始めたころは、まだアルバイトと音楽活動の両立を続けていました。
その後「Girls Dead Monster」は2010年に活動を終了しています。
LiSAさんのソロデビューは、2011年にリリースした1stミニアルバム「Letters tо U」でした。
全7曲が収録されており、作詞は全てLiSAさんが担当しており、様々なクリエイターが楽曲提供をしています。
その中の1人である「ハチ」名義のクリエイターは米津玄師さんです。
また、このミニアルバムは、オリコン週間ランキングで14位にランクインしています。
同年にはソロとしての1stシングル「oath sign」をリリースしています。
この曲は、テレビアニメ「Fate/Zero」のオープニングテーマソングで、オリコン週間ランキング5位を記録しました。
疾走感のある力強いイメージの楽曲が、LiSAさんの歌声にぴったりだとファンからも好評ですが、LiSAさんは聖杯戦争をイメージして歌っているそうです。
LiSAのデビュー後の活躍
アニソン界の歌姫と呼ばれるLiSAさんなので、もちろんアニメとのタイアップ曲を歌うことが多く、若い世代を中心に人気があります。
これまでに「Fateシリーズ」「魔法科高校の劣等生」「ソードアート・オンラインシリーズ」など、数々の人気アニメのタイアップ曲を歌っています。
そして、2013年には初めてのノンタイアップ曲となる、3rdシングル「best day,best way」をリリースしています。
オリコン週間ランキングで6位を記録しています。
その後も順調にCDのリリースとライブ活動を行い、2015年からは地上波テレビの音楽番組に出演する機会も増え、アニメファン以外の人にも知られるようになりました。
2018年には初のベストアルバム「LiSA BEST-Day-」「LiSA BEST-Way-」をリリースし、自身初となる、オリコン週間ランキングで1位を獲得、ベスト盤でランキング1位・2位を独占しました。
ベスト盤のCDで、1位・2位を独占した女性アーティストは、これまでにLiSAさんを含む4組しか達成していません。
人気アニメとのタイアップで社会現象も
LiSAさんと言えば、2019年に発売された「紅蓮華」が、大ヒットし、これまで以上に活躍の幅が広がり、トップアーティストとして認識されるようになりました。
LiSAの2019年からの活躍
アニメ「鬼滅の刃」のオープニング曲となった「紅蓮華」は、アニメの人気と共に、楽曲への注目度も高まりました。
オリコンのデジタルシングルデイリーランキングで、1位にランクインしました。
2.4万ダウンロードという記録は、デイリーダウンロード数で最高記録となっています。
さらに、アニメ歌手によるデイリーダウンロードランキングでも5.3万ダウンロードで最高記録を更新となりました。
他にも数々の記録を更新した楽曲となり、この年にNHK紅白歌合戦にも初出場しています。
【紅蓮華】のその他の記録
・日本レコード協会 プラチナ認定
・優良音楽配信認定 ミリオン認定
・ストリーミング配信 プラチナ認定(1億回再生突破)
・JA全農COUNTDOWN JAPAN2020年間ランキング1位
・第34回日本ゴールドディスク大賞配信楽曲賞
・2021年JASRAC賞 金賞…他
また、2020年には、劇場版「鬼滅の刃」の主題歌となる「炎」を発表しています。
「紅蓮華」に続き、またしてもオリコン週間ランキング1位を獲得し、大みそかのNHK紅白歌合戦にも2回連続での出場が決定しています。
社会現象を巻き起こすほどの大ヒットとなった映画主題歌で、ストリーミング累計再生数は、3億回に達しています。
前作とは違った壮大なバラード曲で、映画の内容とリンクした楽曲は、たくさんの人の心に刺さりました。
【炎】のその他の記録
・第62回日本レコード大賞受賞
・Newtype×マチ★アソビアニメアワード2020-2021主題歌賞受賞
・2021MPA賞ヒット・ソング賞
・オリコンデジタルシングル女性ソロ歌手初6週連続1位
・日本レコード協会 プラチナ認定…他
2021年には、テレビアニメ「鬼滅の刃 無限列車編」のオープニング、エンディング曲となる「明け星」をリリースしています。
「明け星」と「白銀」の両A面シングルとして発売され「紅蓮華」「炎」に続き「鬼滅の刃」の主題歌として、発売前から注目度も高かったです。
2021年のNHK紅白歌合戦には、3年連続出場となり、トップバッターとして「明け星」を歌唱しています。
【明け星】のその他の記録
・第63回日本レコード大賞優秀作品賞受賞
・Billboard Japan Hot 100で首位獲得
・日本レコード協会 ダウンロード プラチナ認定…他
アニソン界の歌姫から、気付けば世代を関係なく、たくさんの人に知られる女性アーティストになったLiSAさん。
アニソン業界、そして日本の音楽業界を盛り上げるアーティストとして、今後の活躍が楽しみですね。