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RADWIMPSのデビュー秘話!デビュー曲はどうして生まれた?

2020.11.30 / 歌手

RADWIMPSのプロフィール

4人組ロックバンド「RADWIMPS」は2001年に結成されました。
「RADWIMPS」はアメリカ英語の俗語で「すごい」「かっこいい」という意味の「rad」と「弱虫」という意味を持つ「wimp」を組み合わせて名付けられたそうです。
直訳すると「すごい弱虫」という感じですね。
はじめに、メンバーのプロフィールから紹介していきます。

野田洋次郎(ボーカル・ギター・キーボード)

1985年7月5日生まれ
木村拓哉さんがギターを演奏している姿を見て、ギターを始めたという野田洋次郎さんは、RADWIMPSの楽曲では、ほぼ全ての曲で作詞・作曲を手がけています。

桑原彰(ギター・コーラス)

1985年4月4日生まれ
いとこの影響でギターを始めた桑原彰さんは、ファンの間ではゲーム好きとしても知られています。
過去にジャニーズ事務所のオーディションで、3次審査まで進んだ経験があります。

武田祐介(ベース・コーラス)

1985年5月24日
RADWIMPSに途中加入した武田祐介さんは、中学生時代に吹奏楽部に入り、先輩からバンドに誘われたのが、きっかけでベースを始めたそうです。

山口智史(ドラム・コーラス)

1985年3月20日生まれ
ベースの武田さんと同じく、RADWIMPSに途中加入した山口智史さんは、部活動の友達から誘われて、中学2年生の時にバンド活動を始めました。
現在は、病気療養中のため活動を休止しています。

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RADWIMPSの結成

RADWIMPS結成のきっかけは、ボーカルの野田洋次郎さんのギター演奏を友人が録音して、それを聞いた桑原さんが野田さんの演奏に惚れ込み、バンドに誘いました。
この出来事が、2001年に「RADWIMPS」が結成される最初のきっかけとなります。
リーダーである桑原さんは、このバンドで生きていくと決意し、高校を中退しているので、RADWIMPSに対する熱意は非常に強かったということですね。
2001年にバンドを結成したRADWIMPSが、インディーズでCDデビューをしたのは2003年になります。
1stシングル「もしも」を発売し、その後は1stアルバム「RADWIMPS」もリリースしています。

結成当初は、5人組バンドで、ボーカルの野田さんとギターの桑原さんに加えて、斉木祐介さん(ギター)、朝生恵さん(ベース)、芝藤昭夫さん(ドラム)がメンバーでした。
2003年に発売された1thアルバム「RADWIMPS」は、まだ旧メンバーが在籍した5人組として発売されています。

2002年には「RADWIMPS」として、初めてのライブを行うなど、本格的なバンド活動が開始しました。
同時期に桑原さんが、メンバーには伝えずに応募していたYOKOHAMA HIGHSCHOOL MUSIC FESTIVAL2002でグランプリを獲得しています。
後にRADWIMPSに加入することになるドラムの山口さんは、別のバンドで同じ大会に出場していました。
翌年の同じ大会には、ベースの武田さんが別バンドのメンバーとして出場しています。

2003年にボーカルの野田さんが受験に専念するため、RADWIMPSは一時活動を休止し、その後、活動再開に伴いメンバーが変わって、現在の4人での活動が始まりました。
メンバーチェンジを行った理由などは明かされていません。
斉木さん、朝生さん、芝藤さんに変わり、武田さんと山口さんが加入して、初ツアーを開催し2ndシングル「祈跡」を発売するなど、メジャーデビューに向けて順調に進んでいきます。

また、メジャーデビュー前からZIP-FMで「HEATPHONICS Feat.RADWIMPS」やFM横浜の「RADWIMPSの金9!」というアーティスト番組に出演するなど、人気インディーズバンドとして知られた存在でした。

RADWIMPSのデビュー秘話

その後、RADWIMPSがメジャーデビューを果たすのは、東芝EMIから2006年に発売される4thシングル「25コ目の染色体」です。
RADWIMPSは、デビュー当時から音楽業界や、音楽好きな人たちからは高く評価されていたものの、知名度が一気に上がるきっかけとなった「前前前世」が大ヒットした2016年まで、メジャーデビューから10年が経っていたということですね。

その後、メジャーデビュー後に初めて発売した3rdアルバム「RADWIMPS3~無人島に持っていき忘れた一枚~」はオリコン初登場ランキングで13位にランクインしています。

RADWIMPSのデビュー曲誕生秘話

RADWIMPSのメジャーデビュー曲は2006年に東芝EMIから発売した「25コ目の染色体」ですが、RADWIMPS結成後、インディーズとして発売された1stシングルは2003年に発売された「もしも」です。

「もしも」は、1枚100円で、1万枚限定の発売でしたが、即完売しています。
旧メンバーが在籍した時代の唯一のシングル曲で、2002年に出場したYOKOHAMA HIGHSCHOOL MUSIC FESTIVAL2002にも、この曲で出場しています。
この曲がライブなどで披露される機会は少なく、最後に演奏されたのは、2015年12月23日に行われた「10th ANNIVERSARY LIVE TOUR FINAL RADWIMPSのはじまりはじまり」でした。

作詞・作曲はボーカルの野田洋次郎さんが担当しており「好きな気持ちを伝えたい」という、青春時代の恋愛が目に浮かぶような、どこか上手くいかない感情が表現された楽曲です。
当時高校生だった野田洋次郎さんですが、10歳までをアメリカで過ごした経験が活かされている、流暢な英語の発音と歌詞にも注目です。

1万枚限定での販売だったので、手に入れることができた人は少なく、貴重なCDとなっています。
ネットではプレミア価格で取引されており、現在の「RADWIMPS」の人気を表していますよね。
シングルCDはなかなか手に入らない状態ですが、1stアルバム「RADWIMPS」にアルバムバージョンが収録されているので、興味がある人はチェックしてみてはいかがでしょうか。

デビュー後のRADWIMPS

メジャーデビュー後、精力的にCDリリースやライブ活動を行っていたRADWIMPSですが、常に前向きに活動を続けてこられたわけではありません。
メンバーそれぞれの心の葛藤もあり、ギターの桑原さんはボーカルの野田さんが求める音楽に追いつけずに、苦悩した時期もあったと語っています。
しかし、2008年に発売した9thシングル「オーダーメイド」で、オリコンランキング初登場1位を記録します。

また、翌年に発売した5thアルバム「アルトコロニーの定義」はオリコンランキング初登場2位、全国FM放送協議会が主催するFM FESTIVAL LIFE MUSIC AWARDにてLIFE MUSIC OF THE YEARを受賞しています。
その後も、発売する楽曲はオリコンランキングの上位にランクインするようになり、徐々に多くの人に知られるバンドへと成長していきます。

2016年、新海誠監督が手がけたアニメーション映画「君の名は。」の主題歌「前前前世」が大ヒットし、地上波テレビで放送される音楽番組への出演も増え、第67回NHK紅白歌合戦にも出場しました。
さらに、ボーカルの野田さんは役者としてドラマに出演するなど、ソロでの活躍や他のアーティストへの楽曲提供など、活躍の幅を広げています。
今では、人気バンド「RADWIMPS」として、日本の音楽業界を引っ張るバンドになりましたよね。
才能あふれる「RADWIMPS」の、さらなる活躍を期待したいですね。

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