芸能事務所のスカウトマン
未来のスターを発掘する、芸能事務所のスカウトマンの仕事に興味がある人も多いのではないでしょうか。
自分が街で見つけた人材が、メディアで活躍するスターになるとは、とても夢がありますよね。
しかし、スカウトマンの仕事も簡単なことばかりではありません。
スカウトがきっかけでデビューした芸能人が「スカウトを何度も断っていた」という話をしているのをよく聞きます。
どんなに有名な芸能事務所のスカウトマンであっても、苦労は多いようです。
街を歩いている人の中には、ビジュアルが良い人やおしゃれな人など、目立つ人はたくさんいます。
スカウトマンはその中から、スター性のある人を見抜かなければいけないので「人を見る目」は必要でしょう。
スカウトマンの中には、プライベートで出かけている時でも常にスカウトしたい人材がいないか、気を張っている人もいるそうですよ。
今回は、芸能事務所のスカウトマンになる方法や、仕事内容を詳しく紹介していきます。
芸能事務所のスカウトマンになる方法
スカウトマンとして働いている人は、芸能事務所に就職してスカウトマンになった人が多いです。
そのため、スカウトだけが仕事ではなく、タレントのマネージャーや事務仕事も行っている場合がほとんどです。
求人情報の雑誌やWEBサイトを見を見ていると、芸能事務所からの求人募集はたくさんでているので、条件に合ったものを見つけてみましょう。
他にも、芸能事務所のホームページで、事務所のスタッフに関する採用情報を掲載していることもあります。
芸能事務所のホームページから探す場合は、興味のある事務所に狙いを定めて探すことができるので「ここの事務所のスカウトマンになりたい」という目標がある人は、ホームページを見てみるといいですね。
そして、最後に、フリーランスで活動するスカウトマンを募集している芸能事務所もあります。
フリーランスのスカウトマンの場合、芸能事務所の社員のように、定時に出社したり、他の業務をすることはありません。
学生や主婦でも、登録すればスカウトマンとして働けるシステムを導入している事務所もあります。
芸能事務所のスカウトマンになる方法まとめ
①求人情報サイトなどで芸能事務所スタッフの求人を探す
②芸能事務所のホームページで採用情報を探す
③フリーランスでスカウトマンに登録できる事務所を探す
スカウトマンの仕事内容とは?
スカウトマンの仕事内容と言えば未来のスターになるような新人を発掘することです。
しかし、事務所との契約内容や働き方によって、スカウトマンの仕事内容は違っています。
それぞれの働き方と、仕事内容を比べてみましょう。
芸能事務所のスタッフとして働く場合
芸能事務所のスタッフとして採用された場合、社員として決められた時間に出社して業務をこなすことになります。
この場合は、仕事の内容がスカウトだけではないことがほとんどでしょう。
芸能事務所での仕事内容
・タレントのマネジメント
・スケジュール管理
・宣材資料作成
・キャスティング
・新人タレントの育成
・スカウト
・各関係者への営業活動
・タレントの仕事現場への立ち合い
・タレントの送迎
・その他事務作業
事務所によって仕事の内容は違いますが、大手芸能事務所の場合は、スタッフの業務内容も分けられている場合が多いですが、スタッフの人数が少ない事務所では、スタッフ全員が幅広い業務をこなしている傾向にあります。
また、人気タレントが「事務所のマネージャーにスカウトされた」と言うのをよく聞くように、マネージャーがスカウト活動もしている事務所が多いようです。
フリーランスで働く場合
登録する会社にもよりますが、フリーランスの場合、本業の隙間時間を利用するなど、自分のペースに合わせてスカウトをするのが仕事です。
最近では、SNSなどを通じてスカウトをすることもできるので、自宅にいながらもスカウト活動をすることも可能です。
時間が自由で、ノルマはないという条件を聞くと、とても魅力的ですが、その分給料は成果報酬になる場合がほとんどです。
スカウトをした人が事務所に入所すると、報酬が発生するというシステムが多いでしょう。
敏腕スカウトマンのエピソード
敏腕スカウトマンは、芸能人として活躍できそうな人を発掘するのが仕事です。
しかし、見た目だけでスターの卵をどのように判断しているのでしょうか。
敏腕スカウトマンのスカウトするコツとしてよく言われるのが「直感」です。
例えば、人気俳優の藤原竜也さんをスカウトした、ホリプロの女性マネージャーは、池袋で舞台「身毒丸」のオーディション告知のチラシを配布していた時に、友人たちと遊んでいた藤原竜也さんを発見し、直感で「見つけた」と思ってチラシを渡したそうです。
後に藤原竜也さんは、このオーディションに合格してデビューしています。
しかし、どんな敏腕スカウトマンでも、常に直感が当たるわけではありません。
その理由は、タレントに必要な要素は、見た目だけではないことが上げられます。
芸能マネージャーがタレントに必要だと思うこと
・負けず嫌い
・責任感が強い
・心身ともに健康的
・キャラクター性
・トーク力
必要なことは、目指す分野によって違いがありますが、見た目では判断できない部分が多いです。
どんなに魅力的な容姿であっても、向上心がなく責任感を持っていなければ芸能界で生き残ることは出来ません。
このように、芸能界で活躍できる要素は、見た目では判断でいないことが多いからこそ、直感で声をかけるスカウトマンが多いということですね。
大手芸能事務所の敏腕スカウトマンでも、直感で魅力を感じれば、すぐに名刺を渡すという人もたくさんいます。
最近は、スカウトすればすぐに所属が決まる訳ではなく「オーディションを受けてみませんか?」というスカウト方法で、直感的に魅力を感じた人に声をかける芸能事務所のスカウトマンが増えています。
スカウトマンに向いている人の特徴は?
スカウトマンに必要な能力と言えば「スター性を見抜くこと」でしょう。
しかし、それだけではなく、街中でスカウトをするには、スカウトマンの人間性も重要になってきます。
そこで、スカウトマンに向いている人の特徴も解説しておきます。
人当たりが良い
スカウトされる側は、全く知らない人から突然声をかけられます。
芸能事務所のスカウトだと分かったとしても、簡単に信用することはできませんよね。
スカウトマンの接し方が怖かったり怪しい印象では、事務所のイメージも悪くなります。
スカウトした相手に好印象を持ってもらえるような、人当たりの良いトーク力がある人はスカウトマンに向いています。
清潔感がある
初対面では見た目の印象もとても大切です。
スカウトマンの服装が乱れていたり、髪型や持ち物に清潔感がなければ、スカウトされた人は不信に思うでしょう。
常に身だしなみに気を付けて爽やかな印象を保つこともスカウトマンに必要なことです。
切り替えが早い
どんなに有名な事務所のスカウトであっても、声をかけると断られる方が圧倒的に多いです。
声をかけても、無視されたり、嫌な顔をされるのは当たり前の仕事です。
そのため、何度も断られるのが苦痛で、スカウトマンの仕事を辞めてしまう人も少なくありません。
「上手くいかなくても当たり前」と、断られてもすぐに気持ちを切り替えて、次に進める切り替えの早い性格の人はスカウトマンに向いています。
エンターテイメントが好き
普段からよくテレビを見たり、芸能人を見ているエンターテイメント好きな人は、スター性を見抜きやすいでしょう。
時代に合わせて芸能界で求められるような人を常に目にしていると、スカウトする時の参考になります。
芸能人に興味がある人は、スカウトをする時の直感も優れているでしょう。
自分が発掘した芸能人がスターに成長する姿が見られるスカウトマンは、やりがいのある仕事ですね。