誰もが憧れるモデルの体型…。
具体的にどんなスタイルがモデル体型なのか、そしてモデル体型になるにはどんなことをしたらいいのか知りたい!
そんなことを思う方も多いのではないでしょうか。
モデル体型にとって大切なことはサイズや体重といった数字だけではなく、またモデル体型を目指すためには体重以上に大切なことがあります。
この記事では、
・モデル体型とはどのようなものか
・モデル体型になるために必要なこと
…をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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1. モデル体型とは
モデルには、着用する服や靴など商品をより綺麗に見せ、商品の良さを伝えることのできる体つきが求められます。
モデル体型というと、
・手脚がすらっと長い
・細いけどハリのある綺麗な体
…など、女性であれば誰もが羨むのが、このモデル体型なのではないでしょうか。
ここでは、モデル体型とは具体的にどのようなを指すのか、またモデル体型を作る上で欠かせない需要なポイントを見ていきましょう。
1-1. 数値でみるモデル体型
最も簡単な方法として、モデル体型かどうかは「BMI」という数値で見ることができます。
BMI とは「ボディマス指数 Body Mass Index」の省略で、身長と体重から割り出された肥満度を表す体格指数を、以下のような計算式で算出することができます。
BMI 計算式
体重 (kg) ÷ { 身長 (m) × 身長 (m) }
モデル体型は、このBMI 17~19 が理想とされ、20を超えるとぽっちゃりとの境目となると言われています。
また、この数値は各国によって基準が違うため、あくまでも目安のひとつとして捉えましょう。
痩せている(低数値)ということがイコール 綺麗・美しいというわけではないことを念頭に、体重や数字だけにこだわらないようにしましょう。
1-2. モデル体型の鍵を握る3つのキーワード
ここでは、モデル体型を作る上で重要になる
・肩甲骨
・バランス重視
・基礎代謝
…の3つのキーワードを見ていきましょう。
①肩甲骨
ドレスを着たモデルの後ろ姿など、肩甲骨が正しい位置にあると美しいのです。
肩甲骨が正しい位置にあるには、
・真っ直ぐ立った時に肩が体の後ろ側にある
・肩甲骨が自然に後ろに浮き出ている
…このような状態がベストで、ただすっと立っている姿だけでも綺麗に見えます。
肩甲骨が正しい位置にない方は、
・立った時に肩の位置が体の前(前かがみ)
・肩甲骨周りの筋肉が凝っている
・血の巡りが悪くむくんでいる
…可能性があるので、肩まわしなどで肩甲骨周りの筋肉をほぐしたり、意識して動かすようにしましょう。
②バランス重視
モデル体型になりたいからと、とにかく体重を落とすことにばかり気をつけているという方も多いと思います。
しかし実際にモデル界で重視されるのは、
・身長
・スリーサイズ
・骨格
・顔の小ささ
・手脚の長さ
・顔立ち
・雰囲気
などといった見た目に関することで、体重の軽さはあまり求められません。
なぜなら体重だけでは全身のバランスはわからないからです。
体重にとらわれず綺麗な体型=健康的で筋肉が適度についたメリハリのあるしなやかな体つきを目指しましょう。
③基礎代謝
モデルにとって無駄な贅肉の無い綺麗な体は必要不可欠で、そんな美しいモデル体型を手に入れるにもキープするにも大きく影響するのが、この「基礎代謝」です。
基礎代謝は”人間の生命を維持するために使われるエネルギー”のこと。
つまり、脳や筋肉といった人間が生きる上で欠かせないシステムを動かし続けるために使われる大切なエネルギーで、一般的に成人女性で1200kcal、男性で1500kcalほどあるとされています。
この基礎代謝のカロリーは、たとえ一日中動かないでゴロゴロしていたとしても消費されるため、基礎代謝が高ければ高いほど太りにくいということになります。
では、この基礎代謝を上げる方法やモデル体型を目指すためにやっていいこと、ダメなことについて次項から見ていきましょう。
2. モデル体型を目指すための2つの知識
ここでは、具体的にモデル体型になるために、
・モデル体型を目指すための方法
・逆効果なダイエット法
…の2つをご紹介します。
2-1. モデル体型を目指すための4つの方法
モデル体型になるために、
・運動・筋力トレーニング
・エネルギーを使うことを意識する
・溜めない・流す
・”きちんと”食べる
…など、日常の中で意識できることの4つをご紹介します。
①運動・筋力トレーニング
上向きのヒップや引き締まったウエストラインなどハリのあるしなやかな女性らしい体型には筋力が必要不可欠です。
また、筋力トレーニングによって筋肉量が増えればメリハリのある体型はもちろん、基礎代謝が上がり痩せやすく太りにくい体質を得ることもできるのです。
正しいやり方で行うことはもちろん、自分に合う続けやすい方法で行うことが大切です。
②エネルギーを使うことを意識する
運動や筋トレのためにわざわざ時間を割くのはちょっと…という方にオススメなのが、日常で「エネルギー消費」を意識する方法です。
例えば、
・エレベーターと階段があれば階段を使う
・自宅の駅から1駅早く降りる
…など、なるべく多く歩く・体をより動かせる方を選びます。
そして、普通に呼吸するのではなく腹式呼吸を意識したり、椅子は背もたれを使わず浅く座り腹筋に力を込め姿勢を正すなど、日常生活の中でより多くのエネルギーが消費できるように気をつけるようにしましょう。
③溜めない・流す
体重増加やたるんだ体の原因にはリンパの滞りによるむくみも大きく関係してきます。
日頃からむくまないようにしっかりリンパマッサージをしたり半身浴で老廃物を流すなど、むくみの原因になる塩分と水分(特にアルコール)を摂りすぎないようにし、摂取してしまっても溜めたままにしないようにしましょう。
また、冷たい飲み物や体の冷えもむくみにつながるためできるだけ避け、体を温めて冷やさないよう心がけましょう。
④”きちんと”食べる
モデル体型を維持したり、肌や筋肉を作るために必要不可欠なのがたんぱく質です。
このたんぱく質が不足すると髪や爪がボロボロになったり、せっかく筋トレをしてもうまく筋肉が作られません。
よく、ヘルシーだからとサラダばかりを食べている方がいますが、モデル体型を作るためにはあまり意味がありません。
サラダを食べるのもいいですが、
・肉
・魚
・卵
・乳
・大豆
…などの5大たんぱく源をきちんと摂り、体が冷えるのを避ける為冷たいサラダではなくなるべく温野菜にし、ドレッシングなど調味料を過度に摂らないように気をつけましょう。
体を絞るためには、必要な栄養をきちんと摂ることが大切です。
2-2. 逆効果なダイエット法3選
次は、モデル体型になる為にやりがちだけど、実は逆効果となっているダイエット方法について見ていきたいと思います。
心当たりのある方は要注意し、見直していきましょう。
①食べないダイエット
ついついやりがちなのがひたすら”食べないダイエット”です。
確かに食べないままでいれば確実に体重は落ちますし、サイズダウンも可能ですが最悪の場合・・
・リバウンド
・ホルモンバランスの崩壊
・お肌トラブル
・精神異常 etc…
などという恐ろしい代償が待ち受けています。
まず、必要最低限の栄養を摂らないままでいると、体が命の危険と判断し省エネ(脂肪などのエネルギーを使わないよう蓄える)モードになったり飢餓状態(栄養を常に欲している状態)になります。
それだけならまだしも、女性にとって必要なホルモンのバランスが崩れ最悪の場合月経が止まり、自律神経に異常をきたしめまいや精神不安なども起こる可能性があります。
食べないダイエットはそれまで以上に太り、そして女性の美しさを奪う行為だと心得ましょう。
②激しい筋力トレーニング
「筋トレ=痩せる」
そう思い、痩せるためにジムに行って筋肉トレーニング!と頑張るのは悪いことではありませんが、モデル体型を目指すなら激しい筋トレはやめましょう。
まず運動には、
・有酸素運動
・無酸素運動
…の2つの種類があり、基礎代謝を上げるためには無酸素運動、、脂肪を燃やすには有酸素運動が必要になります。
もし気になる贅肉を落として、さらに筋肉もほどよく引き締まった体になりたい!と思うのであれば、まず有酸素運動で体脂肪を減らし、贅肉がなくなったところで本格的な無酸素運動を始めるのがいいでしょう。
③水飲み過ぎ
モデルが実践していることでよく耳にするのが、1日に水を1.5リットル〜2リットル飲むというダイエット方法ですが、これもやりすぎには注意しましょう。
人間にとって水分は必要不可欠であり、水を飲むことで体の循環を良くし、老廃物を体の外に出す効果が期待されます。
これによってダイエット効果もあるといわれますが、たくさん水を飲めば痩せることにつながるわけではなく、水を飲み過ぎることで逆に水分が溜まりむくみを引き起こしたり、ナトリウム(塩分)が失われることによってめまいや頭痛が起こるなど、必ずしもいいことではありません。
また、冷たい水ばかりをたくさん飲んでいると体が冷え代謝を下げてしまうため、せっかく水を飲んでいてもきちんと循環されずに体に水分を溜め込みむくみ、体重増加につながります。
水の飲み過ぎには注意しましょう。
POINT
モデル体型を目指すには普段の運動量を増やすこと、体を冷やさないようにし溜め込まないようにすることも必要ですが、モデルがやっていることを鵜呑みにして頑張りすぎない・無理をしないことが大切です。
急激に体重を落としたりせず、自分に合ったやり方でゆっくりと体質改善から始めてみましょう。
3. モデル体型とモデルに必要な知識が得られるスクール・養成所
3-1. テアトルアカデミー
テアトルアカデミー
長い歴史と豊富な実績を誇る総合芸能学院テアトルアカデミーでは、芸能界、演劇界など、さまざまな分野で活躍できるタレントを養成。
俳優、歌手、モデル、声優、お笑い、タレントなどあらゆるニーズに対応するレッスンが用意され、第一線で活躍中の講師陣による指導で多くの実力ある人材を養成している。
3-2. INNOCENT MODEL SCHOOL
INNOCENt MODEL SCHOOL
代表を務める宮川真衣さんがモデルとして17年間の活動をする中で始めた所属事務所後輩への指導がきっかけでスタートしたダンスレッスンスタジオ。
モデルレッスンでは初級、中級、上級の3コースが用意され、現在よりもワンランク上のモデルになるために必要なノウハウを学ぶことができる。
また、一般向けに行っているレッスンでも基礎代謝アップとくびれを目指すボディバランスレッスンや簡単にできるダイエットトレーニングがあり、健康で美しい体を得ることができる。
3-3. リッシュモデルスクール
リッシュモデルスクール
モデルを養成する専門的なモデルスクールであるリッシュモデルスクールでは、プロのモデルを志望する方のために設立。
講師陣は各業界の第一線で活躍中のエキスパートで構成され、高度な知識と技術、確かな経験に基づいたレッスンを受けることができる。
東京コレクションに代表されるファッションショーや、ファッション誌、CF、スチール等で活躍するモデルを育成するモデルコースでは、ウォーキングやポージングといった基本から、ヘアメイク指導、ボディーメイキングやダイエットマネジメントなどモデルに必要となるすべての知識と技術を磨くことができる。
4. 最近話題の骨格診断とは?
「ダイエットをしてもスタイルが良くならない」
「体型的に似合わない服が多い」
など、頑張ってダイエットをしたのに、いまいち理想の体型に近づけないと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
そこで、最近話題となっているのが「骨格診断」です。
人の骨格には、それぞれタイプがあり、脂肪が付きやすい部位や、体の特徴が違っています。
つまり、骨格の特徴を知れば、適したダイエット方法で、効率よくスタイルアップすることができます。
それでは、骨格をストレート・ウェーブ・ナチュラルの3つのタイプに分け、それぞれの特徴を解説していきます。
4-1. 骨格ストレート
特徴
・お尻の位置が高く足が長い
・重心が上半身にある
・足のラインは真っすぐ
・グラマラス
・ハリのある肉質
・がっちり体型
骨格がストレートタイプの人は、腰の位置が高い分、くびれができにくくなります。
元々、首、二の腕、胴回りなど上半身に厚みがある人が多いので、上半身が太りやすいのが特徴です。
女性らしいグラマラスな体型なので、ダイエットしても痩せすぎて見える心配は少ないでしょう。
おすすめのダイエット
・全身の代謝を上げる有酸素運動
・二の腕やウエストのくびれを作るトレーニング
4-2. 骨格ウェーブ
特徴
・肩回り、胴回りが華奢
・ウエストからヒップにかけて曲線ライン
・腰の位置が低い
・首が長い
・鎖骨が細い
・肉質がやわらかい
骨格ストレートとは反対に、重心が下半身にある骨格ウェーブは、太ると、太ももの外側や、おしりの下側に肉が付きやすいのが特徴です。
上半身は太りにくいので、基本的には下半身にコンプレックスを抱える人が多いでしょう。
また、元々の肉質が柔らかいので、脂肪はつきやすいのに、筋肉が付きにくく、代謝を上げるために体を温めるのも効果的です。
おすすめのダイエット
・太ももやお尻を引き締めるトレーニング
・むくみや冷えを改善するマッサージ
・バストアップトレーニング
4-3. 骨格ナチュラル
特徴
・肩幅が広い
・鎖骨がくっきり出ている
・胴回りやお尻は平面的
・関節など骨が目立つ
あまり太らないのが骨格ナチュラルの特徴ですが、骨がしっかりしているので、太ると、全身ががっちりして見えます。
脂肪も付きにくいですが、筋肉も付きにくいです。
太っても、平面的な骨格に肉が付くので、寸胴に見えやすくなってしまいます。
おすすめのダイエット
・くびれを作るトレーニング
・ヒップアップトレーニング
・ボディラインを作るヨガやピラティス
骨格の特徴によって、体型の特徴が違うので、知っておくと、効率よくダイエットをして、モデル体型に近付くことが出来そうですね。
また、骨格の特徴によって、似合うファッションなども分かるので、是非チェックしておきましょう。
5. まとめ
しなやかで女性らしさもある引き締まったモデル体型になるにはきちんとした食生活や、体作りの正しい知識を持つことが大切です。
無理はせず、自分に合った方法で体質改善から始めていきましょう。