オーディションを受ける時のファッション
オーディション審査を受けることになれば、自己PRや特技審査の内容を考えたり、実技審査や歌の審査が上手くできるようにトレーニングをするなど、やらなければいけないことがたくさんありますよね。
しかし、オーディション審査で大切なのはそれだけではありません。
第一印象で好印象を与えるために、とても重要なのは見た目です。
ヘアスタイル、メイク、ファッション、しぐさ、表情など、見た目は審査結果にも大きく関わります。
当日になって着ていく服を選んでいては、思いがけない失敗をする可能性もあります。
オーディション審査に適したファッションを選んで、合格に近づけるようにおすすめのファッションをチェックしておきましょう。
オーディションにおすすめのファッション
オーディション審査を受ける時に選ぶファッションにはポイントがあります。
まずはじめに、そのポイントからチェックしていきましょう。
【オーディションのファッションポイント】
体型が分かりやすいファッション
オーディション審査では、見た目でも適性をチェックします。
例えば、芸能事務所に所属するためのオーディションであれば、審査員は「所属タレントとして適しているか」を審査しますし、雑誌モデルのオーディションであれば「雑誌のイメージに合っているか、身長や体型も適しているか」を審査します。
そのため、体型をカバーしたファッションでは、審査が出来ません。
合格したいからと言ってコンプレックスを持つ部分を隠してしまっては逆効果です。
コンプレックスがある場合は、隠さずに、一番魅力的に見えるデザインの服を選びましょう。
清潔感を出す
芸能界には、俳優、タレント、モデル、アイドルなど様々なジャンルがあるため、それぞれのイメージに合わせることが大切です。
清楚なイメージ、個性的なイメージなど、求められることは違いますが、共通して求められるのは「清潔感」です。
「下品」「不潔」というイメージになってしまわないように、清潔感を重視しましょう。
清潔感のチェック
・服にシワや汚れがないか
・靴やかばんにシワや汚れはないか
・髪型は整っているか
・髭が伸びていないか
・肌や唇がうるおっているか
・靴下は汚れていないか
・口臭、体臭はしないか
せっかくオーディションに適した服を選んでも、シワや汚れがあれば、一気に清潔感を失います。
審査中以外にも会場に入る時や、廊下ですれ違う時など、どこで審査員や関係者に見られているか分かりません。
実際に「靴下は見えないだろう」と油断して穴の開いた靴下を履いていたら、演技審査で靴を脱いで正座をする審査があったというエピソードもあります。
また、肌や髪がボロボロでは、清潔感がないように見えます。
これも、当日ヘアスタイルやメイクでフォローするのも大切ですが、普段から睡眠や栄養をしっかり摂って、コンディションも整えておきましょう。
主張が強すぎないファッション
オーディション審査では、個性をアピールすることが成功につながるケースもありますが、審査の時点では、本来の顔立ちや体型、雰囲気を見たいと考える審査員が多いです。
例えば、ギャル雑誌のモデルオーディションであれば、ギャル系のファッションやメイクで審査を受けた方がいい場合もあります。
しかし、個性が強すぎるヘアスタイルやファッションは、審査の邪魔になることが多いです。
「自分らしさ」をアピールすることは大切ですが、主張が強すぎるファッションは避けましょう。
基本は「シンプル」
オーディション審査におすすめのファッションの基本は「シンプル」です。
服のデザイン、髪型、メイクなど、全体的にシンプルであることを心がけましょう。
あくまでも審査を受けるのは、自分自身なので、服装ばかりが目立つほど着飾る必要はありません。
シンプルな服装の方が、魅力が伝わることが多いですよ。
リモートオーディションで避けたいファッション
コロナ禍の影響もあり、芸能界でも増えているリモートオーディションですが、対面のオーディションとは違う注意点があります。
まずは、背景と服の色がかぶらないように注意が必要です。
また、対面に比べて全体的に見づらいことを考えて、より体型が分かりやすいファッションを選びましょう。
オーディションでのNGファッション
オーディションでのファッションの基本となるポイントを解説しましたが、思いがけない失敗をしてしまわないように注意しておきたいですね。
次に、オーディションでのNGなファッションについても確認しておきましょう。
【オーディション審査で避けたいファッション】
評価が分かれるファッション
オシャレな服装の中には、評価が分かれるアイテムも多いです。
例えば、網タイツやカラータイツ、ダメージ加工のジーンズなど、ファッションとしてはオシャレであっても、審査をする人によってはTPOをわきまえていないと判断することもあります。
アクセサリーも含めて、評価が分かれそうなアイテムは避けておくのが無難です。
似合わないファッション
オーディションに適した服装を意識し過ぎて「自分に似合っているか」を忘れてしまう人も少なくありません。
オーディションの定番ファッションの、タンクトップにショートパンツであれば、失敗もなく悪印象を与えることも少ないでしょう。
しかし、そのファッションは本当に自分に似合っていますか?
人それぞれ、骨格や肌の色によって似合う服装は違います。
骨格別・似合うファッションは?
似合うファッションを選ぶというのは、ライバルと差をつけるためにも欠かせないポイントです。
3種類の骨格別に、似合うファッションを紹介します。
骨格ストレート
体の全体的にメリハリがはっきりしていて、腰や胸の位置が高く、上半身に厚みがあるタイプです。
骨格ストレートに似合うファッション
・首元がすっきりしたデザイン(Vネックなど)
・ジャケットなどきっちりしたスタイル
・フィットしたトップス
・厚みのある素材の服
・大柄、ストライプ柄の服
骨格ウェーブ
体の重心が下半身にあり、腰の位置が低めです。
上半身が薄いため、華奢な体型に見られるのが特徴です。
骨格ウェーブに似合うファッション
・首元が詰まったデザイン
・ハイウエストのボトムズ
・柔らかい素材の服(シフォンやレースなど)
・足首や手首を出す服装
・細かい柄や丸みのある柄の服
骨格ナチュラル
手足が長く、骨や関節がしっかり出るのが特徴で、全身の重心やバランスが良い骨格です。
骨格ナチュラルに似合うファッション
・ゆったり目のデザイン
・シャツやタートルネックなどの服
・ざっくり系の素材の服(デニム、リネンなど)
・モチーフ柄の服など
好感度を上げるオーディションファッション
最後に、審査員の好感度アップを狙う、ファッションのコツを知っておきましょう。
【好感度を上げるコツ】
服の色で高感度アップ
体型が分かりやすいように、服のデザインを選ぶ以外に、色にも気を配ってみましょう。
ブラックやネイビーなどの深い色よりも、ホワイトやパステルカラーなどの柔らかい色を選んだ方が、明るく清潔感のあるイメージになります。
クライアントの要望を意識する
「自分らしさ」が出せるファッションであることも大切ですが、その中でも、クライアントの要望を意識したイメージを取り入れるのもおすすめです。
受けるオーディションがどのような人を求めているのかをチェックして、ファッションを選びましょう。
ファッションを活かした振舞いで印象アップ
オーディションのために選んだファッションを活かした振る舞いで、イメージアップを狙ってみましょう。
元気なイメージのファッション、おしとやかなイメージのファッション、それぞれの雰囲気に合わせて、表情や身振り手振りも素敵に見えるように、工夫すると魅力が増します。
オーディションでのファッションは、周りの人にも見てもらい、評価してもらうと安心です。
TPOやルールを考えながら、自分が一番魅力的に見えるデザインやカラーを選びましょう。