スキンケアとは？
肌のケアには気を使っているつもりでも、度々肌トラブルが起こってしまうということはありませんか？
しかも「なんでこんな日にかぎって…」と思うような大切な日に、肌の不調が現れることもよくあります。
大切なオーディションの日、デートの日など、ベストな状態で臨みたい時に肌トラブルが起こらないように、スキンケア方法を見直してみましょう。
スキンケアとは、肌を良い状態にキープするための基本的なケアです。
女性の場合、生理周期でホルモンバランスが崩れるタイミングがあるので、365日ずっとベストな肌をキープするのは非常に難しいことです。
しかし、テレビで見るモデルや女優は、常に美しい肌をキープしているように見えますよね。
肌を良い状態で保つスキンケアを心がければ、肌トラブルを減らすことができます。
はじめに、基本的なスキンケアの方法を見ていきましょう。
基本的なスキンケア方法とは？
スキンケアは毎日同じ事を繰り返すので、どうしても適当になってしまいます。
しかし、毎日丁寧にスキンケアを行うだけで、肌は変わります。
スキンケアの順序に沿って、基本的なポイントをチェックしていきましょう。
⓵クレンジング・洗顔
クレンジングでは、肌を傷つけずに汚れを落とすことを意識します。
目元や唇など、しっかりメイクをした場所もゴシゴシこすらず、指の腹などで力をかけずに優しく行います。
洗顔も同じように、肌を傷つけないようにしっかり泡立てて、指ではなく泡で洗うイメージで行いましょう。
また、すすぎ残しは肌トラブルの原因となるので、ぬるま湯で30回以上すすぎます。
お湯の温度が高すぎると乾燥するので、お風呂で洗顔する場合でも40度以上のお湯ではなく、38度くらいのぬるま湯で洗います。
シャワーで洗い流すのも肌に刺激が強すぎるのでNGです。
拭く時は、タオルでゴシゴシ擦らず、トントンと水気を拭き取る程度で大丈夫です。
⓶化粧水をつける
顔を洗ってから、乾燥させないようにできるだけ早く化粧水をつけましょう。
適量より少し多いくらいの量で、奥に浸透させるイメージで、顔全体に丁寧に塗ります。
浸透させるために、パッティングを行う場合、強く叩きすぎて肌を傷める恐れもあるので、注意しましょう。
③乳液・クリームをつける
化粧水で肌の奥に浸透した水分が蒸発して逃げていかないように、乳液・美容液・クリームなど油分のあるもので肌表面に膜を作ります。
トラブルの原因となる乾燥を防ぐために、保湿効果が高いものを選びましょう。
スキンケアは体の内側からも
肌を作る根本は、体の内側の健康です。
外側からのスキンケアに加えて、内側からのケアもしっかり行うと、肌トラブルを起こす回数は大幅に減ります。
肌に保湿が必要なように、体の内側の水分も肌への保湿に影響します。
たっぷり水分を取る習慣が大切ですが、冷えが気になる場合は温かい飲み物で血行を良くしながら、体内の保湿を行いましょう。
肌が生まれ変わる「ターンオーバー」は体に必要な栄養が足りなければ、正常に行われず、肌が生まれ変わることができません。
ビタミンやミネラルが豊富な食材を意識して、食事に取り入れましょう。
また、お風呂につかる、適度な運動をするなど、汗をかくと、体内の老廃物が外に排出されて、美肌効果が期待できます。
同じようにマッサージは血行促進と、デトックス効果があるので、おすすめです。
特に、肌荒れが気になる時には、足首をマッサージすると、老廃物を外に出すことができて肌の状態を改善すると言われています。
最後に、大切なのは睡眠です。
肌のターンオーバーは眠っている間に行われます。
美肌を保つためには、毎日ぐっすり眠るように睡眠環境も整えておきましょう。
NGなスキンケア
スキンケアでは、お肌のためにと行っている習慣が、実は肌トラブルを起こしていたというパターンもあります。
やってしまいがちな、スキンケアのNG行動を知っておきましょう。
洗顔
ニキビや吹き出物が気になると、肌を清潔に保たなくてはいけないと思い、1日に何度も洗顔してしまう人もいますが、洗顔で肌を傷つけたり、肌に必要な皮脂まで洗い流してしまう恐れもあります。
洗顔は、朝と夜の2回で十分です。
角質ケア
角質除去のための、剥がすタイプのパックは、肌への刺激が強すぎます。
また、剥がして取り除いても、何度も角質は出てくるので、何度もパックしているうちに、毛穴が広がる原因となる恐れもあります。
また、必要な角質まで剥がれてしまうこともあるので、パックで無理に取る必要はありません。
乾燥対策
意外と忘れてしまうのが、部屋の湿度です。
冬は特に部屋が乾燥しやすく、肌も乾燥しやすい状態になるので、部屋の加湿も忘れてはいけません。
シートパックを長時間付けるのもNGです。
スペシャルケアとして使うシートパックなので、できるだけ長時間付けて保湿したいと思うかもしれませんが、長い時間付ければ効果が上がるものではありません。
シートが乾くまで使ってしまうと、肌の水分も逃げてしまう恐れがあります。
忙しくても肌の状態をキープさせる方法
忙しいスケジュールをこなしている芸能人は、なぜ美肌がキープできるのか不思議ですよね。
もちろん高価な化粧品やエステを使っているというのも、理由の一つではあるかもしれません。
しかし、芸能人の多くは、基本的なケアをとても大切にしています。
肌がきれいだと評判の芸能人の、美肌の秘訣を見ていきましょう。
綾瀬はるか
透明感のある白い肌が美しい綾瀬はるかさんは、毎日しっかりメイクをオフすること、肌に合うスキンケア商品をたっぷり使用すること、睡眠・水分を十分に取ることを心がけているそうです。
美肌には基本が重要だとよく分かりますよね。
田中みな実
美意識が高く、肌の美しさも注目されている田中みな実さんは、スキンケア商品にもこだわって肌に合うものを選んでいます。
また、内側からのケアにも力を入れており、温野菜をたくさん食べるなど、美肌に効果がある食生活を続けています。
井川遥
年齢を重ねても変わらぬ美貌の井川遥さんは、その日の肌の状態に合わせて使用するスキンケア商品を変えています。
また、リンパマッサージなどでのデトックスを毎日行っており、ミネラルたっぷりの水をたくさん飲むなど、内側・外側どちらからもケアを怠りません。
また、美肌の芸能人に共通する美肌ケアは徹底した紫外線対策です。
紫外線は肌の老化に最も影響があると言われるほど、悪影響を及ぼします。
冬場でもUVケアの化粧品を使う、日の当たる場所を避けるなど、徹底した紫外線対策が今だけでなく、何年後、何十年後の肌のコンディションに影響すると考えておきましょう。
オーディション当日に肌トラブルが起きたら？
オーディションなどの大切な日に、目立つニキビができてしまったり、肌トラブルが起きた場合、ファンデーションやコンシーラーで無理やり隠すと、余計に目立ってしまうこともあります。
また、厚塗りをすることで、症状が悪化する恐れもあるので、肌トラブルがある部分はナチュラルメイクにしておきましょう。
肌荒れが、必ずオーディション審査に影響するとは限りません。
肌の状態を気にして自信のない表情になり、下ばかり向いていると、審査員から良い印象は持ってもらえません。
すぐに肌トラブルを治すことは難しいので、前向きな気持ちで、審査を受けるようにしましょう。
肌トラブルが続く場合には、美容皮膚科など、専門家に相談して、オーディション直前ではなく、早めに対処しておくことをおすすめします。
