芸能界に入るきっかけ
SNSや動画配信で、誰でも有名になれるチャンスがある時代ですが「やっぱり芸能人になりたい」と、芸能界入りに憧れている人も多いのではないでしょうか。
芸能界に入るきっかけはいくつかあります。
芸能界に入るきっかけ
・オーディション
・スカウト
・紹介
・セルフプロデュース
多様な才能が活躍する芸能界なので、入るきっかけも様々です。
それぞれのきっかけを、詳しく紹介していきます。
きっかけ①オーディション
芸能界では、オーディション審査を受けて、選ばれなければいけない仕事がほとんどです。
芸能界に入るきっかけも、オーディションが最も多くなっています。
芸能界に入るオーディション
・芸能事務所に所属するためのオーディション
・出演者のオーディション
・研修生のオーディション
では、それぞれの内容を見てみましょう。
芸能事務所に所属するためのオーディション
芸能活動をするにあたり、芸能事務所に所属する必要があります。
もちろん、フリーランスで活動している芸能人もいますが、芸能人の仕事は、スケジュールの管理、現場への移動などはもちろん、仕事をするための営業活動も行わなければいけないため、しっかりとサポートしてくれる芸能事務所に所属する方法を選ぶ人がほとんどでしょう。
しかし、芸能事務所に所属するには、所属するためのオーディション審査を受ける必要があります。
芸能事務所のオーディションが、人生初のオーディションとなる人は多いです。
出演者のオーディション
芸能事務所に所属していなくても、舞台に出演する俳優、雑誌のモデルなど、何らかの芸能活動をするためのオーディションを一般募集しているケースも珍しくありません。
多くの場合、一般に向けて募集がかけられるオーディションは「特定の芸能事務所と契約がない方」という条件があります。
合格後に、オーディションを主宰する事務所に所属することが条件となっている場合も多いでしょう。
研修生のオーディション
芸能人になるためのレッスンを行う、研修生や練習生のオーディションです。
アイドルグループの募集オーディションなどでは、すぐに所属するのではなく、研修生としての募集を行うケースも多いです。
オーディションで芸能人になったのは?
山本美月
2009年に行われた、史上初となる合同モデルコンテスト「東京スーパーモデルコンテスト」で、5,000人以上の応募者の中からグランプリを受賞したのが、山本美月さんです。
このオーディションをきっかけに、モデルとして芸能界入りを果たした山本美月さんは「CanCam」の専属モデルとしてデビューしました。
蒼井優
蒼井優さんは、オーディション雑誌に掲載された情報を見て、芸能事務所「イトーカンパニー」のオーディションを受けて合格し、14歳で所属しています。
さらに、このオーディションの前には、ミュージカル「アニー」のオーディションを受けて、ポリー役の座を勝ち取っています。
清原果耶
大手芸能事務所「アミューズ」が新人発掘のために行った大規模オーディション「アミューズオーディションフェス2014」でグランプリを受賞して芸能界入りをしたのは、当時中学1年生の清原果耶さんでした。
高畑充希
小学生の時から舞台女優を目指していた高畑充希さんは、何度もオーディションに落ちた経験がありますが、2005年に「山口百恵トリビュートミュージカル プレイバック part2 屋上の天使」のオーディションで、10,000人近くの応募者の中からグランプリを獲得し芸能界に入りました。
きっかけ②スカウト
オーディションに続いて、芸能界入りのきっかけとして多いのがスカウトです。
芸能事務所のスカウトマンは、街中やネット上でも、積極的に新人発掘を行っています。
「スカウト」と聞くと、すぐに事務所に所属して、芸能活動をスムーズに始められるイメージがあるかもしれませんが、実際は「所属しませんか?」ではなく「オーディションを受けてみませんか?」というスカウトも多いです。
また、事務所によってはスカウトを断られても、熱心に説得をするというケースもあります。
芸能人の中には、スカウトで芸能界入りしたというエピソードを話す人がとても多いですが、実際にたくさんの人がいる中で、スカウトを受ける確率は高いとは言えません。
そのため、自分から行動できるオーディションという方法を選ぶ方が近道だと考えられます。
スカウトで芸能界入りした芸能人
北村匠海
小学3年生の時に、現在の所属事務所「スターダストプロモーション」からスカウトされ、所属した北村匠海さん。
スカウトで芸能界入りして、現在は、歌手、俳優と多才に活躍していますが、ブレイクまでに落ちたオーディションの数は三桁にもなるそうです。
岡田健史
中学1年生の時に、現在の所属事務所「スパイスパワー」からスカウトされるも、甲子園を目指して野球に打ち込んでいた岡田健史さんは、その後5年間も断り続けていたそうです。
しかし、高校3年生に部活動を引退し、演劇部の大会に出演したことをきっかけに、演技に興味を持ち、事務所への所属を決めました。
吉高由里子
高校1年生の時に、原宿で買い物をしていて、芸能事務所「ウィルコープレーション」からスカウトをされたという吉高由里子さん。
女優には全く興味がなかったものの、スカウトをしたスタッフが女性だったため、連絡先を教えてしまい、所属することになったそうです。
玉木宏
元々芸能界に興味があり、オーディションを受けた経験もあった玉木宏さんですが、高校2年生の時に、地元・名古屋にある「サカエチカ」にて、現在の所属事務所「アオイコーポレーション」からスカウトを受けます。
その後、高校を卒業して、東京で本格的に芸能活動を始めています。
きっかけ③紹介
芸能界入りのきっかけとして、多くはありませんが「紹介」という形で芸能界入りを果たした人もいます。
例えば、芸能関係者の知り合いや、芸能人が直接紹介をするケースもあります。
紹介で芸能界入りした芸能人
ともさかりえ
ともさかりえさんは、父親がスタイリストだったため、父親を通じて知り合いの芸能事務所社長に紹介され、芸能界入りが決まりました。
その後12歳でトヨタ自動車のCMに出演しています。
平野紫耀(King&Prince)
名古屋の芸能事務所に所属していた平野紫耀さんですが、ダンススクールの合宿で、ジャニーズ事務所の所属タレントの振り付けを担当していたボビー吉野さんと出会い、ジャニー喜多川さんを紹介されました。
そのため、オーディションやスカウトではなく、紹介でジャニーズ事務所に所属することになった珍しいケースです。
たくさんの少年にダンスを教えてきたボビー吉野さんですが、ジャニー喜多川さんに紹介したのは平野紫耀さんただ1人です。
きっかけ④セルフプロデュース
最近増えてきているのが、YouTube、TikTok、Instagram、Twitterなどで、自ら発信して人気を高め、芸能界にまで活躍の場を広げるケースです。
10代、20代の若い世代には、YouTuberなどのインフルエンサーはタレントと変わらないほどの影響力を持つとも言われています。
自らのセルフプロデュースで、知名度を上げてから芸能界に進出するケースもあります。
インフルエンサーから芸能界入りした芸能人
HIKAKIN
日本のYouTuberの先駆け的な存在であるHIKAKINさん。
2021年にはYouTubeチャンネルのチャンネル登録者数が1,000万人を超え、長くカリスマ的な存在として活躍しています。
YouTuberとしての人気が話題となり、テレビ出演も増え、タレントとしての活動もするようになり、CDデビューも果たしています。
momohaha
あるあるネタや紹介動画を中心に動画投稿を行うmomohahaさんは、YouTubeチャンネル登録者数53万人、TikTokのフォロワー数100万人の人気クリエイターです。
様々なSNSで活動するクリエイターですが「マスク詐欺動画」が話題となり、現在はバラエティ番組「上田と女が吠える夜」に出演するなど、芸能界での活躍も増えてきました。
オーディションやスカウトをメインに、思いがけないところで芸能界デビューのきっかけが潜んでいるのも面白いところですよね。
今後ますます多様化していく芸能界入りのきっかけにも注目してみましょう!