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オーディションに来ている人の格上感に圧倒されたときの対処法

オーディションでは、芸能界入りを目指す様々な方が集まります。
リラックスリラックスと自分に言い聞かせていても、周囲を見渡して圧倒されてしまう方は少なくありません。

せっかく今日この日に向けて念入りな準備を重ねていても、メンタルが委縮していると本来の力を発揮できずに終わってしまいます。

「隣の芝生は青い」ではないですが、人のことはどうしてもよく見えてしまうもの。それはある意味で仕方がないことなので、圧倒されていると感じたら意識的にメンタルを持ち直しましょう。
では、オーディションで他の参加者たちの格上感に圧倒されたときの対処法をお伝えします。

対処法1:あらかじめ自分の強みを知っておく

あなたは、どうしてオーディションを受けようと思ったのですか?
「自分の〇〇ならきっと芸能界で活躍できる!」と、何かしらの強みを見出したからではないでしょうか。

オーディションにおいて、審査員から求められる才能はその都度異なります。
たとえばドラマの主演のオーディションでは、個性的な見た目やインパクトが重視されるでしょう。
一方で、脇役のオーディションでは個性が強い方はあまり好まれません。主演の存在感を薄くしないような、「無難」な方が選ばれるといえます。

つまり他の参加者がいくら格上のオーラを放っていても、それが「需要」とマッチしなければ意味がないのです。
個性が武器でも、外見が武器でも、あるいは「無難さ」が武器でも、自分ならではの強みに自信を持ちましょう。

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対処法2:人は人、自分は自分と割り切っておく

自分の強みを知ることは、自信につながります。
自信があると、周囲にどんな格上感のある方がいても「自分は自分」と割り切れるようになります。

もしかしたら、周囲の方に感じている「格上感」も、その人たちがそれぞれ「自分は自分!」と割り切っているからこそのオーラなのかもしれません。
そう考えると、少し気持ちが落ち着いてきませんか?
人生を賭けたオーディションの場において、緊張しない方なんてまずいません。そこで緊張を抑えるために、意図的に自分を鼓舞している方も多くいるはずです。

芸能界では、カメラや観客を前に一発本番の舞台が要求されることは少なくありません。オーディション会場では、「緊張するのは当たり前。しかしその緊張を抑えつつ堂々と全力で振舞えるか」を見られているといっても過言ではないでしょう。
立ち位置は、みんな同じ。
緊張を隠して全力で振舞った者だけが、勝利を勝ち取れるのです。

対処法3:顔だけでは受からないことを知っておく

「自分の顔に自信がありますか?」と質問をしたとき、いったいどれほどの人がYESと答えるでしょう。

確かに芸能界は美男美女であふれています。オーディションに参加する人たちも、顔が良い方は少なくないはず。

しかし、顔が良ければ受かるのかといったら、決してそうとは限りません。
たとえば、お笑いコンビアインシュタインの稲田さん。彼は決して美男というわけではありませんが、顔が特徴的な芸人として独特のポジションを築いています。

美男美女はCMやモデルの仕事が決まりやすいかもしれませんが、顔に自信がない方でもきちんと需要はあります。
むしろ、視聴者に覚えてもらいやすい顔であればあるほどベスト。
外見に特徴的なものがないと、コンビの「じゃないほう芸人」のように、デビューをしてもいつまでも希薄な存在になりがちです。
顔に自信がないなら、「それも個性」と割りきって勝負しましょう。

対処法4:「浮く」のはメリットだと心得る

「浮く」というと、一般的に悪い意味で使われがちです。

しかしオーディションで浮くのは決して悪いことではありません。
突出した外見や才能は、芸能界において重宝されます。
むしろ「誰も持っていない宝を自分は持っている!」くらいに自信を持って構いません。

あなたは、自分の「何」が浮いていると感じますか?
オーディション本番では、その突出した才能を披露してはいかがでしょうか。
顔かたちでは表せない、内側にある光るモノ。それはあなただけの特別な宝ですよ。

オーディションで失敗した有名芸能人

オーディション当日は気合が入るものですが、100%成功させなくても構いません。
もちろん力をすべて出し切れればそれに越したことはありませんが、「成功させなきゃ!」と意気込むあまり頭が真っ白になってしまう方も多いのです。

有名な芸能人でも、オーディションでの失敗を経験した方は少なくありません。
むしろ少しくらい抜けているほうが人間味が出るとも言えるので、「失敗したって大丈夫!」・・・そう胸に留めながら、堂々と会場に入りましょう。

平手友梨奈さん

欅坂46の元センターである平手友梨奈さん。

アイドルグループのオーディションということもあり、当日は歌唱審査があったのですが、彼女は緊張のあまり歌詞を忘れてしまったそうです。

結局、ほとんどの歌詞を「ラララ」で歌うことでなんとか終了。
もうダメだとあきらめていた彼女ですが、見事合格。欅坂46の象徴として、長年センターを務めるほどの存在になりました。

もし、歌詞を忘れたからといって無言になっていたら合格はなかったかもしれません。
緊張も失敗も、誰にでもあること。
しかし「そこでどうするか」という、その人の咄嗟の対応力はかなり重要です。
たとえうまくいかずに諦めかけていても、投げやりにならず最後まで全力で自分を表現してください。

窪塚洋介さん

ドラマや映画に欠かせない、演技派俳優の窪塚洋介さん。

彼は、映画「沈黙-サイレンス-」のオーディションのときに、控室と間違えて堂々とオーディション会場に入ってしまったそうです。

ガムを噛んでリラックスしている状態だったそうで、まさかの入室に審査員も驚いたことでしょう。

普通なら「もうダメだ」とやる気をなくしてしまうところですが、失敗もひとつの「人間味」。結局、彼も合格を射止めています。

貫地谷しほり

朝ドラのヒロインとして一躍有名女優になった、貫地谷しほりさん。
しかし彼女が朝ドラに抜擢されるまでには、3度のオーディション落選を経験したそうです。
それだけでなく、ブレイクまでに50社以上のオーディションを受けてきたものの、すべて不合格。

世間的には「急に出てきた女優」というイメージが強いかもしれませんが、彼女が芸能界入りしたのは実は中学時代。しかしオーディションに落選をし続け、苦労人として過ごしてきた過去を持ちます。

現在はドラマにも映画にも引っ張りだこの存在ですが、不遇の時代に磨いてきた演技力がようやく日の目を見た結果なのでしょう。

北川景子さん

絶世の美貌を持つ、北川景子さん。

北川さんのような美人がオーディションのときに隣にいたら、圧倒させることこの上ないでしょう。

しかし北川さんも、オーディションには100回以上落ちたという経歴が・・・。
女優デビューはTBS系ドラマ「美少女戦士セーラームーン」でしたが、その後は仕事がない状態が続いたそうです。

彼女のような美人なら、オファーがひっきりなしで引く手あまたのような気がしますが、これも「顔が良ければ受かるわけではない」という良い例といえるでしょう。

まとめ

オーディションに来ている人は、皆自分よりも優れているように見えますよね。
しかし、参加者たちも「皆自分より優れていそう」と同じことを思っているかもしれません。

周囲の存在が気になったら、メンタルの強化に意識を向けてください。
あなたという存在は、唯一無二のもの。
あなたを必要としてくれるオーディションは、一度や二度では見つからないかもしれません。
だからこそ、「失敗して当たり前」「失敗してもいいんだ」と大きく構えて、堂々とオーディションに臨みましょう。

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