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子役とは?知ってそうで知らない子役の条件とは

子役とは?

子役とは、その名の通り、映画やテレビドラマなどで、役を演じる子供のことを言います。
演劇などの芝居で、役を演じる子役以外に、雑誌のモデルやテレビのバラエティ番組などで活躍する子供も子役モデル、子役タレントなどと呼びます。
日本では昔から、能・狂言・歌舞伎などの伝統芸能でも、子供が舞台に出演する文化があり、大人になってからも芸能活動を続ける人も多いです。

子役の年齢は、何歳までというハッキリとした決まりはありません。
0歳の赤ちゃんでも、雑誌のモデルやドラマ、映画に出演する仕事はあるので、子役は0歳からはじめることができます。
もちろん本人の意思ではないので、両親など赤ちゃんの身近な人が「思い出作り」や「可愛い我が子を見て欲しい」などの考えではじめる場合が多いようです。

また子役を続けていると、中学生くらいの時に、仕事が少なくなる時期が来ると言われています。
子役をするには大きすぎて、思春期の役を演じるには幼く見える13~15歳位の年齢は、当てはまる役が少ないことが原因です。
基本的には、中学生くらいまでを子役と考える場合が多いですが、個人差も大きいのが現状です。
中学生でも小柄で幼く見える人は、小学生役を演じることもできますし、反対に大人っぽい雰囲気で体格も良ければ、高校生役も演じることができます。
子役の世界では、小学校を卒業するタイミングで、子役も卒業する人が多いそうです。

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子役に求められること

子役として活躍しているほとんどの子供が、芸能事務所や子役事務所に所属しています。
事務所に所属すれば、事務所から様々な仕事のオーディションが紹介されます。
そのオーディションに合格すれば、いよいよ子役としてデビューすることができますが、子役に求められることとは一体何なのか、紹介していきます。

演技の基礎

子役とは言え、映画やドラマに出演するとなると、プロの大人の俳優・女優と同じように撮影が進められます。
演技の基本となる発声・発音・滑舌は、身に付けておく必要がありますし、方言などによる言葉のアクセントにも注意が必要です。

演技力

映画やドラマで、良い作品を作るためには、子役の演技力はとても重要です。
これまでに天才子役として注目された人も、ほとんどが何らかの作品での高い演技力が話題となり、ブレイクしています。
どんなに小さい子役であっても、演技が棒読みでは、作品が台無しになってしまいます。
そのため、役に入り込んで、なりきる演技力は、人気子役に求められる要素です。

子供らしさ

子供であっても、与えられた仕事は責任を持ってやり遂げなければならず、難しいことや大変なことも多い中で、責任感も求められます。
しかし、大人と同じように責任を持って仕事をする反面、人気子役に共通する魅力は「子供らしさ」と言われています。
難しく感じるかもしれませんが、作られた「子供らしさ」ではなく、本当に芸能界での仕事を楽しめることが大切だと言えるでしょう。

人気子役の条件

これまでに、人気子役として活躍していた人たちには、様々な共通点があります。
テレビを見ている視聴者の心を掴む演技力、子供らしい可愛さや無邪気さなど、人気子役の条件ともいえるポイントを解説していきます。

切り替えができる

子供の場合、大人と比べて、オンとオフの切り替えが難しいですよね。
例えば、友達と遊んだり、大好きなゲームがしたくても、子役の仕事があれば、気持ちを仕事モードに切り替えなければいけません。
はじめは、仕事も新鮮に感じられて、楽しんで取り組むこともできますが、友達を遊ぶことを我慢する日々が続くと、子供のモチベーションは、下がってしまいます。
また、不機嫌な時であっても、撮影が始まれば役に入り込むなど、気持ちの切り替えができる子役は、スタッフや共演者からの信頼も厚くなるという点から見ても、人気子役に必要な条件だと言えるでしょう。

子供としての魅力

人気子役を見ていると「子供らしさ」や「可愛い無邪気さ」が魅力的な子供が多いです。
演技をしている時には、大人顔負けの演技力をするのに、撮影の合間になれば、無邪気に走り回ったり、いたずらをするような子供らしい様子を見せてくれます。
子供なので、子役が「子供らしい」のは当たり前なのではないかと思うかもしれませんが、人気子役に共通しているのは「自分らしい子供らしさ」です。
撮影現場で、スタッフや共演者がたくさんいる環境の中で、作られた「可愛い」ではなく、自分らしさを出せる才能がある子役は、見ている人を惹きつけます。

向上心が高い

人気子役に共通しているのは、向上心が高いことです。
褒められたからと言って、そこで納得するのではなく、さらに良くなるように努力をしようとする気持ちが強いのが特徴です。
例えば、鈴木福さんは、人気子役として活躍していた時代、泣く演技に目薬を準備されていましたが、自ら「自前の涙で行きます」と答えたエピソードがあります。
求められていることよりも、さらにレベルの高いことに挑戦したいという気持ちが見えますよね。
向上心を持って努力ができる才能は、人気子役に必要なポイントとなります。

子役のオーディションに合格する条件

子役として活躍するためには、オーディションに勝ち残る必要があります。
オーディションに合格して、子役としてスタートを切るために、オーディションに合格する条件についても知っておきましょう。

子供に合った事務所を選ぶ

子役のオーディションに合格するために、とても重要となるのが事務所選びです。
子役の場合、初めて受けるオーディションは、事務所に所属するためのオーディションとなる場合が多く、合格するためには、子供と親が考える芸能活動が行えそうな事務所を選ぶの大切です。
大手の事務所と小さな事務所では、仕事の量も内容も大きく異なります。
オーディションに参加する子供と親の考えと、事務所の考え方が違えば、合格する可能性は低くなるでしょう。
事務所に所属するオーディションに合格する条件は、相性の良い事務所を選ぶことが大切です。

自然体で参加する

審査員は、子供の表情やしぐさ、話し方などで、その子の持つ個性や才能を審査しています。
しかし、オーディションでは、いつもと違う場所で、初めて会う大人や子供がたくさん集まるので、子供にとっては、とても緊張してしまう空間です。
緊張感のある場所でも、自分らしさを出せるのは、オーディション合格の条件にもなります。
前もって、オーディションの練習をして、質疑応答などの練習もしておくといいですね。

親の身だしなみ

子役のオーディションの場合、審査の対象は子供だけでなく、親も見られていると考えておきましょう。
子役の場合、仕事をするためには親の協力が必要です。
親が時間にルーズであったり、挨拶などのコミュニケーションに問題があろと判断されれば、採用される確率は低くなります。
服装などの身だしなみも含めて、オーディションに同伴する保護者も、気を引き締めておきましょう。

子役が活躍できる条件とは

子役に関する様々な条件を紹介してきましたが、最後に子役が活躍できる条件も紹介しておきましょう。
子役は、基本的に保護者の同意があれば、なれるチャンスがあります。
しかし、ほとんどの事務所では、学業と仕事を両立させることを条件としているので、学校にもしっかり通っている子役がほとんどです。

また、日本では、労働基準法で、中学卒業前の児童の深夜労働を禁止されているので、午後8時以降のテレビ出演などはできません。
このように、子役の間は、芸能活動と学業を両立させながら、活躍していくことが条件となります。

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