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芸能人になるためには?オーディションの探し方と具体的な流れ

どんな芸能人になりたいのかを分析

ひと口に芸能人といっても、そのジャンルは実にさまざまです。役者や歌手、芸人にコメンテーターなどさまざまな種類に分かれています。芸能人を目指す場合、まずは自分がその中のどんなジャンルで活躍したいのかを分析しておくことが重要です。「何でもいいからとにかく芸能人になりたい!」という人もいるでしょうが、それではオーディションを突破できる可能性は低いでしょう。芸能人志望者は全国各地に星の数ほどおり、その中から魅力的な人や才能が秀でた人が選ばれるのです。「何でもいい」というスタンスでは、厳しい競争を勝ち抜くことは難しいでしょう。

また、役者であれば演技力、歌手であれば歌唱力といった具合に、それぞれのジャンルごとに重視されるスキルもオーディション内容も異なります。あれもこれもと受けていると、どのスキルも活かせず中途半端になり、合格での可能性は低くなってしまいます。

オーディションの合格を目指すなら、自分がどんな芸能人になりたいのかをはっきりさせ、それに適したジャンルに絞って受けることが重要です。こうすることで、オーディション対策も立てやすく、集中して練習できるためよりスキルを伸ばせるようになります。まずは自分が興味のあるジャンルを分析し、どんな芸能人を目指すかを決めることから始めましょう。

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所属するプロダクションを選ぶ

どんなジャンルの芸能人になりたいかが明確に決まったら、次は所属プロダクションを探しましょう。「わざわざプロダクションに所属する必要があるの?」と思う人もいるでしょうが、プロダクションは非常に頼りになります。もちろん、プロダクションに所属していない個人でもオーディションを受けられますが、個人の力だけで合格するのは至難の業です。プロダクションなら、豊富なオーディション情報を持っているのはもちろん、合格に向けたサポートを手厚く行ってくれるケースが多いです。舞台やドラマ、ミュージカルなどのオーディションの中には、プロダクション単位で受けるものも珍しくありません。つまり、個人よりもプロダクションに所属して受けたほうが、合格の可能性がかなり高まるのです。

たとえば、役者になりたいのであれば役者が多く所属しているところ、歌手なら歌手が多いところを選びましょう。それぞれのジャンルに強く、サポート体制もしっかりしていると期待できます。オーディションを受ける前にプロダクションを探すとなると、一見回り道をするように見えますが、決してそうではありません。目指す芸能人が決まったら、そのジャンルに強いプロダクションに所属するのが一番の近道なので、じっくり探すようにしましょう。

プロダクションが行うオーディションの流れは?

ドラマや映画のオーディションとは別に、まず芸能プロダクションに所属するためのオーディションもあります。プロダクションによってオーディションの流れや具体的な選考内容は異なりますが、まずは書類選考が行われるのが一般的です。履歴書や専用のエントリーシートなどに、自己PRや志望動機、長所や短所といったスタンダードな内容を記入して提出します。このほか、顔や全身の写真なども含めて審査されるケースが多いです。

この書類選考を通過すると、より詳しく本格的なオリエンテーションが行われます。カメラテストやプロダクションの審査員による面接、演技や歌などの実技選考などが行われ、最終的に合否が発表されます。特別な事情がない限り、このようにオーディションが進められるのが基本的な流れです。まずは書類選考を通過しなければ実際の自分を見てもらうこともできないため、書類だからと手を抜かず丁寧に記入しましょう。

プロダクションオーディションの具体的な中身

プロダクションオーディションの場合、会場に入ったらまず自己紹介を行います。その後、プロダクションの審査員から質問や指示が出されるので、それに応じていきましょう。質疑応答の前に、自己PRや志望動機を述べるケースも多いので、会場に入る前にしっかり内容を考えておくことが大切です。「その場で考えればいいや」とのんきに構えていると、成功する可能性は非常に低いです。オーディション会場には非常に多くの人がいますし、審査員が何人も目の前に座っています。緊張のあまり、何も思いつかないという事態も珍しくありません。あらかじめ自己紹介の内容を考えておき、スラスラと述べられるように徹底的に練習しておきましょう。

また、プロダクションによっては、その後で特技の披露や演技力、歌唱力などの実技選考が行われるケースもあります。実技選考は合否にも直結する重要なポイントなので、最高のパフォーマンスができるよう練習を重ねておきましょう。

プロダクション選びのポイントは?

所属プロダクションを選ぶ場合、基本は「自分がなりたい芸能人のジャンルに強いか」という点で判断します。ただ、プロダクションの知名度や規模だけで選んでしまうと後悔する可能性もあるため注意しましょう。新人にどのようなサポートを行っているか、デビューまでどんなステップが準備されているかなど、具体的な活動内容をチェックすることも大切です。このような内容を明確に示しているプロダクションであれば、安心して自分を任せられるでしょう。

また、所属している芸能人の数や、スタッフの数も要チェックです。たとえば、芸能人の数のわりにスタッフが少ないような場合、一人のスタッフが担当する芸能人の数が多いためサポート力が低くなりがちです。無事にプロダクションに所属できたとしても、ほったらかしで活動できないという可能性もあります。所属してからこのような問題が判明しても後の祭りなので、事前にしっかり調べてからオーディションを受けるプロダクションを選びましょう。

合格を勝ち取るコツは?

合格するためには、面接や実技選考で審査員に好印象を持ってもらうことが欠かせません。自己PRするときはメモなどを見ず、審査員の目をまっすぐ見てハキハキとしゃべるようにしましょう。また、自分の熱意を伝えたいあまり、長々としゃべり続けるのも厳禁です。オーディションを受けるのは自分一人ではないため、後のことを考えずしゃべり続けると印象が悪くなります。2分前後を目安として、「なぜ芸能人になりたいのか」「どんな芸能人になりたいのか」などを簡潔かつ効果的にアピールできるようにまとめておきましょう。演技力や歌唱力の高さだけでなく、このような点も合否に大いに影響するので油断は禁物です。

事前準備をしっかりしておくことが大事

オーディションは、受ければ必ず合格するものではありません。むしろ、何度も受けてようやく1度合格できるか否かという厳しい世界です。また、プロダクションに所属できたとしても、サポート次第では芸能人として活躍できないリスクもあります。このため、オーディションを受けるときは入念な事前準備が欠かせません。受けるプロダクションの下調べをしっかりと行ったり、審査員に好印象を残せる自己PRにしたり、合格の可能性を高めるためにさまざまな点に注意する必要があります。演技力や歌唱力などのスキルのほうに力を注ぎがちですが、こういった目立たないポイントにも目を向け、しっかりと準備しておきましょう。

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