お母さんも自己研鑽が必要
ベネッセの教材や、電動歯ブラシなどの日用品、洋服のカタログやチラシなど、キッズモデル本人だけでなく、お母さんもセットでオーディションを受けなければならない場合が多々あります。
この場合、いくらお子さん自身がかわいらしく、演技力があっても、お母さんが平均以上の美しさを持っていないと、採用されにくいこともあります。つまりお子さんがキッズモデルとして世に多く出るためには、お母さんも一緒に見られる、ふるいにかけられる場面があるということです。
子育て世代は大変ですから、自分磨きまで時間や手間をかける余裕を持つのは難しいことですよね。しかし、お子さんがキッズモデルとして輝くためには、お母さんの自己研磨がそこには必要になってきます。子育て中ということで自分を甘やかさず、独身時代のように自分を向上させる努力をしてみましょう。手や爪のケア、ダボダボした服を着ない、髪は小ぎれいに束ねる・・・そんな小さなところからでよいので、自分もいつオーディションに呼ばれてもいいようにベストな状態を作っていきましょう。
明るくて、かわいらしいお母さんは、現場のスタッフさんにも気に入られ、また次の仕事にも指名で読んでもらえる場合もあります。キッズモデルや子役のお母さんは、美しく、明るくいた方が、子どもにも良い影響を及ぼす、ということです。
仕事への取り組みは「一心同体」
ある程度大きくなっている子ども(小4以降ぐらい)でしたら、自らの意思でオーディションなり、レッスンなりに取り組んでいるのだと思いますが、それ未満のお子さんは、どこかに「やらされている」感の漂う取り組みをしてしまう子も多いことと思います。
その時、どうしたら、前向きに取り組んでくれるのか。
それはお母さんも一緒に演技することです。事前準備が必要な場合は、歌やダンスなどのDVDや動画視聴が求められることもあります。その時も、お母さんが一緒に歌ったり、ダンスしたり、子どもと一緒になって取り組むのです。
まるで自分がオーディションを受けるかのように、お母さん自身が演技を行う姿を見せれば、お子さんも一緒に同じように練習してくれるきっかけになります。お子さんは、遊びの一環として、また、お母さんと一緒に何かできるという嬉しさを味わうために、進んで練習をしてくれることでしょう。
親子のコミュニケーションの一つとして、楽しくオーディションの課題に取り組む姿勢が大切です。
それはカタログのモデルなどのシーンでも同様です。その時、親は一緒に参加できなくても、子どもがカメラの前で立つ視線の先に、もし許されるのなら一緒にいてあげてください。「お母さんが見てる」ということがどんなにかお子さんの励みになることでしょう。そして、終わったら、自分がかけられたらうれしくなるようなねぎらいの言葉を、お子さんに是非かけてあげてください。
キッズモデル・子役のお子さんとお母さんは「一心同体」なのですから。
普段からの親子関係を円滑に
仕事への取り組みにも関連することですが、普段から、お母さんとキッズモデルのお子さんの関係性が円滑であることが求められます。
所属事務所にもよると思いますが、通常のレッスンがない事務所もありますし、月2回ぐらいのレッスンがある事務所もあります。また特別レッスンなども織り交ぜ、週1ぐらいでレッスンがある事務所もあります。
いずれにしても、子どもはレッスンを受けても受けなくても、すぐ忘れちゃうものですから、スタジオで何か覚えてきたとしても、家での反復練習や自主練習をしなければ、払った授業料も無駄になってしまうし、今後の子役・キッズモデルとしての活躍に役に立つものなど何もありません。
そこで、お母さんの出番です。
事務所がレッスンを開講してくれているところに所属のお子さんなら、お母さんもレッスンに立ち会い、どんな内容を学んでいるのかメモ、またはもしも撮影や録音が許されているのでしたら、サクッとスマホで撮ってきてしまいましょう。そして、家でお子さんの機嫌の良い日や、もしお子さんが自分の意志でその撮ってきた音や映像を見たいといってくれる日があったら、一緒におうちレッスンをしてみましょう。
キッズタレント向けのレッスンは大抵毎回同じことの繰り返しが多いです。レッスン内容を聞いていても、その場限りのやりっぱなしのまま次のレッスンにやってくるお子さんが大半です。その中において、きちんと前回のレッスンを踏襲し、飲み込んできているお子さんがいたら、かなり目立ちます。良い目立ちです。
次のレッスンで他のお子さんよりもうまく出来たり、講師に一目置かれるためにも、是非このお家レッスンにチャレンジしてみて下さい。事務所からのオーディションへのお誘いが一気に増える可能性が高いです。
スタッフさんと仲良く
事務所のスタッフさんは特に重要です。オーディション案件をアサインしてくれる存在ですから。あまり自分の子かわいさに、自己主張が激しそうな、いわゆるモンスターペアレンツになってしまうと、来る案件さえ来なくなってしまいかねません。事務所のスタッフさんには好かれる対応を心がけたいですね。
具体的には、
・問い合わせの際のきめられたあいさつや定型文などのお約束はきちんと守り、しっかりしている印象を与えましょう
・レッスンの際もお子さんが忘れ物をしないかなどきちんとチェックしましょう
・お子さんを大声で叱ったり、スマホばかり見ていたり、あまり好ましくない行為は控えましょう
・礼の心や、譲り合いの精神などを親から示し、スタッフさんへの好感度を上げましょう
この世界、人とのつながりやきずながとても大切です。スタッフに好かれ、仲間のお母さん方にも好かれるような態度で臨みましょう。
キッズモデルが輝くためのお母さんの4つの心得 まとめ
いかがでしたでしょうか?
演技やモデルを頑張るのはお子さん自身なのですが、お母さんも同じぐらい、いやそれ以上に頑張ってお子さんを支えていくことが、お子さんを最大限に輝かせることに直結しています。お母さんも、お子さんと一緒になって、自分を磨き、周囲に気遣いし、たくさんのお仕事をいただける機会を増やしていきましょう!