子供に人気のある習い事
子供の習い事には、たくさんの種類があり、どれを選ぶべきか悩みますよね。
子供の習い事で特に人気が高いのは…
・スイミング
・ピアノ
・体操
・サッカー
・武道
・習字
・ダンス
などがあります。
また、最近は芸術的な才能を身に付けさせたいと考える保護者も多く、絵画などの美術的な習い事や、楽器や歌など音楽的な習い事の人気も高まっています。
今回は、昔から人気の高い「ピアノ」を習うメリットや影響について詳しく解説していきます。
ピアノを習わせるメリット
楽器の中でも特に人気が高い「ピアノ」を習うメリットには、どんなことがあるのでしょうか。
◎リズム感や音感を養う
音楽関係の習い事は、他の楽器でも同じですが、演奏しているうちに、リズム感や音感が良くなります。
リズム感や音感が良ければ、歌やダンスにも役立ちますし、音楽的な表現が上手くなります。
また、リズム感や音感の良さは、本人が音楽を楽しむためにも、とても重要なことです。
◎想像力が高まる
ピアノは、基本的に楽譜を見ながら練習していきますが、演奏するには、曲の世界観やイメージを想像して表現することが求められます。
音を聞いて世界観を想像したり、表現することで、他の部分でも想像力が高まります。
◎集中力が身につく
ピアノの演奏は、右手と左手で違う動きをしながら、足も使うという非常に難しい動きを繰り返します。
練習するには、集中力が必要ですし、楽譜を見ずに弾くには暗記力も必要です。
難しい動きを練習を重ねるうちに、集中力や暗記力も身につきます。
◎音楽の成績や内申書に影響する
ピアノが演奏できれば、楽譜も読めますし、学校の音楽の授業での歌や楽器演奏にも役立ちます。
さらに、ピアノが演奏できれば、合唱コンクールでの伴奏のように、演奏を発表できる機会も多く、内申書や履歴書にも書くことができます。
◎外国語が身につきやすくなる
小さなころから、耳で音を聞くピアノを習っていると、音やリズムを聴く力が身につき、外国語を音で聞いて覚える能力が高まります。
実際に、幼少期からピアノを含めた音楽を習っていると、外国語が得意だという研究結果もあります。
ピアノが脳に与える影響
ここまでで紹介してきたように、幼少期からピアノを習うメリットはたくさんありますが、他にも特に注目されているのが「ピアノが脳に与える影響」です。
ピアノが脳に与える影響を見ていきましょう。
①脳を活性化する
ピアノが、あらゆる脳の活性化に効果があるのは、右脳と左脳の間をつなぐ神経の束の一種「脳梁(のうりょう)を刺激するからです。
ピアノを演奏する時には、両手と足を器用に動かすので、ピアノを演奏する人は、脳梁が通常の5倍前後の太さになるといわれています。
②バランスよく脳を鍛える
左右の手で違う動きを繰り返すピアノでは、バランスよく脳を使うことができます。
右脳は直感的な脳、左脳は論理的な脳なので、両方を鍛えられるピアノは、子供の脳の成長にはメリットが多い習い事だと言えます。
【ピアノで脳の発達を目指すには?】
ピアノの演奏は、楽譜を目で見て、手や足を使って演奏します。
目で見たものを手足で演奏するために、短時間で記憶して理解し伝達します。
さらに耳では、演奏している音を聞いているので、同時にいくつもの動きをしていることになります。
この繰り返しで脳の前頭前野が発達するだけでなく、脳全体の構造の活性化もするため、記憶力、集中力はもちろん、運動機能や知的機能も向上させることができます。
ピアノで脳を発達させたいと思うなら、暗記した音楽を演奏するのも効果がありますが、楽譜を見ながら演奏する動きを繰り返すのも効果が高いです。
ピアノは何歳から習うのがいい?
脳の活性化に効果的なピアノを習い始めるのに、適した年齢についても知っておきたいですね。
ピアノを習わせる目的の一つに「絶対音感を身に付けさせたい」と考える人も多いのではないでしょうか。
絶対音感を身に付けるには、1~5歳位の時期にトレーニングすることが大切だと言われています。
この時期に楽器や歌など、音楽に触れる習い事をしておくと、音楽的な才能を開花させる人も多いです。
それだけでなく、脳を活性化させるために習わせたい場合も、5歳までに習い始めるのがおすすめです。
また、ピアノを習い始めたからと言って、すぐに脳に変化があるわけではありません。
脳への影響は、少なくとも4ヶ月はかかります。
何より、継続することが大切なので、脳の構造が変わり、良い影響が出るには2年以上は続けておきたいところです。
幼少期にピアノを始めるのが効果的だと聞くと言いましたが、大人になると効果がなくなるわけではありません。
認知症予防や、老化防止効果も期待できるピアノは、大人の習い事としても人気が高いです。
ピアノ以外で脳を活性化できる習い事は?
脳の活性化には興味があるけれど、ピアノ以外の習い事もやってみたいという場合、同じように脳を活性化する習い事もあります。
脳の活性化に効果的な習い事を見てみましょう。
ダンス
認知機能を高める効果があると分かり、高齢者の健康法としても取り入れられるようになったのがダンスです。
子供にとっても、瞬発力が上がるダンスは物事を切り替える能力を身に付けたり、複雑な動きを覚えるため、記憶力アップにも繋がります。
そろばん
そろばんと言えば、計算をするので、左脳を使う習い事だと思われがちですが、実際はイメージで記憶する能力を使うため、右脳を使います。
感覚的、芸術的な働きがある右脳を使う学習は、学校での勉強には少ないと言われており、その部分を補って、子どもの脳をバランスよく活性化させるためにも、習い事にそろばんを選ぶケースも多いです。
演劇
子供の習い事としては、メジャーではありませんが、演技をすることで脳は活性化されます。
役者は、役を演じる時と日常の時間では、脳の活動の仕方が違うと研究で分かっています。
注目度が上がり、ミュージカルスクールや演劇スクールの人気も高まっています。
脳の使い方を切り替えることで、集中力が高まり、セリフを覚えて感情を込めて演じることで、記憶力や表現力を高めます。
【子供が演技を習える場所】
①テアトルアカデミー
鈴木福さんや小林星蘭さんが所属する芸能事務所で、0歳の赤ちゃんから年齢に合ったレッスンが受けられます。
例えば2歳半から年中児までのKIDSクラスでは、演技だけでなくダンスレッスンも受けることができます。
テアトルアカデミー
➁dance with me
クラッシックバレエやジャズなどのダンスを中心に、ミュージカルやヴォーカルに特化したクラスもあります。
「アニー」や「オリバー!」などの人気ミュージカルへの出演者を多数輩出しています。
芸能事務所やスクールと聞くと、ハードルが高く感じるかもしれませんが、様々なレッスンを楽しく受けられるので、習い事感覚で通う子供も多いです。
ピアノ教室の選び方
ピアノ教室を選ぶ時に、費用や場所も重要ですが、教室の指導方針についても確認しておきたいですね。
例えば、大手のピアノ教室か、個人のピアノ教室でも違いはたくさんあります。
大手であれば、指導方針も明確で、先生の技術や指導法も、高い水準を期待できます。
個人であれば、生徒に合わせた指導をしてくれたり、スケジュール面でも融通が利きやすいのがメリットとなるでしょう。
できるだけ、体験レッスンなどに参加して、教室や先生の雰囲気、子供の様子を確認して決めましょう。