声優の仕事内容
声優の仕事と言えば、アニメやゲームのアフレコの仕事が有名ですよね。
実際に、声優を目指すきっかけは「キャラクターの声を演じることに憧れて」という人が多いです。
しかし、声優の仕事はアフレコに限らず、たくさんの種類があります。
例えば…
・洋画の吹き替え
・テレビ番組等のナレーション
・施設のアナウンス
・ラジオパーソナリティ
・MC、司会業
・音楽活動
などがあります。
いろいろな仕事があるので、声優になりたいと思う人の年齢も幅広くなります。
実際に「若い頃に憧れていた声優への夢が捨てきれない」「子育てが落ち着いて、声優を目指してみたくなった」というシニア世代も増えています。
今回は、声優になるのに年齢制限はあるのか、初心者は何から始めればいいのか、詳しく解説していきます。
声優を始めるのに年齢制限はある?
声優の仕事は、誰にでもできる仕事ではありません。
プロとして、アフレコやナレーションなどの仕事ができるようになるには、基礎からしっかり練習をしておかなければできません。
そのため、基本的には専門学校や養成所で、声優に必要なスキルを学び、オーディションを受けて声優デビューをするケースが多くなります。
声優養成所の年齢制限
・主に18~25歳位の年齢制限に設定している場合が多いですが「40歳まで」「年齢不問」としている養成所も増えています。
また、声優スクールとして小、中学生でも入所可能な養成所もあります。
実際に通っている人は10~20代が多いです。
声優専門学校の年齢制限
・専門学校では、年齢制限を「高校卒業以上」としている場合が多いです。
週に数回、土日のみのレッスンを行っている専門学校もあるので、他の仕事をしている20代後半~30代で通う人もいます。
実際に通っている人は、高校卒業後すぐに入学する人が、生徒の半数を占めています。
養成所や専門学校には、年齢制限がない場合もあると分かりましたが、声優のオーディションは、何歳まで受けられるのか気になりますよね。
声優オーディションの年齢制限
【声優事務所のオーディション】
・年齢制限(特に上限)がない養成所が多いです。
【役のオーディション】
・アニメやゲームのキャラクターの声優を決めるオーディションでは、役に合わせて年齢制限している場合もあります。
様々な役があるので、年齢に合ったオーディションを受けることができます。
声優になるために最初にやること
声優になるためには、まずはじめに、基礎から学び始めましょう。
「声優になりたい」と思うタイミングで、養成所や専門学校に通える場合は、すぐに整った環境で学び始めることができます。
しかし、時間や費用などの事情もあり、すぐに通うことができない場合でも、自分で基礎を磨く練習はできます。
おすすめの基礎練習
①腹式呼吸
②滑舌トレーニング
③発声トレーニング
④演技の練習
⑤アフレコの練習
それぞれの練習方法を紹介します。
①腹式呼吸
腹式呼吸を使えば声量がアップするので、大きく通る声を出すことができます。
腹式呼吸の練習方法は、こちらで詳しく紹介しています。↓
腹式呼吸の発声ってどんなもの? 方法や効果、練習法を解説
②滑舌トレーニング
アフレコでは、口の動きや表情などが見えない状態でセリフを話します。
声で表現する声優の仕事は、滑舌が悪く、聞き取りにくい話し方では務まりません。
滑舌トレーニングについては、こちらで詳しく紹介しています。↓
滑舌を改善して聞き取りやすいよく通る声を手に入れる方法
③発声トレーニング
日常会話の声の出し方と、声優の発声は違います。
声優の発声を練習しておくことも必要です。
発声トレーニングについては、こちらで詳しく紹介しています。↓
声優の声の出し方や声質とは?発声練習の方法も解説!
④演技の練習
声優は演技力が必要ですが、表情や動きでも表現する俳優とは違い、声での演技力が求められます。
演技力を高める方法については、こちらで詳しく紹介しています。↓
演技力を高めるために日頃からやっておくべき3つのこと
⑤アフレコの練習
映像を見てセリフを言う「アフレコ」は、タイミングや声の出し方など、様々なテクニックが必要になるため、声優になるための練習に欠かせません。
アフレコについては、こちらで詳しく紹介しています。↓
アフレコとは? どんなことをやるもの? アテレコとの違いって?
最近は、動画やアプリを使って、これらのトレーニングを自宅で練習しやすくなっています。
声優を目指すためにも、コツコツと練習を積み重ねていきましょう。
【年齢別】初心者で声優を目指すには
声優を目指すには、養成所に入る、専門学校に入る、役のオーディションを受けるなどの方法があります。
年代別に、声優を目指す方法を解説していきます。
小学生~高校生(10代)
10代の早い時期から声優を目指す場合、選択肢も多く、低年齢からしっかりと基礎を身に付けることができます。
おすすめは、高校卒業後の進路として専門学校などに進めば、1~2年かけてしっかりと学んでスキルを磨き、卒業時にはプロの声優になるための、手厚いサポートを受けることができます。
20代~30代
20代・30代になると、社会人として働いていたり、子育てまっただ中という人も多い年代です。
時間や費用に余裕がない場合は、独学で学びながらタイミングを待つか、夜間に通えるスクールや、土日の通えるスクールに通う方法もあります。
40代以上
芸能事務所でも40歳以上になれば「シニアタレント」と分類される年代です。
シニア世代になると「新しいスタートを切るのに勇気がない」という人も多いです。
養成所で同じ夢を持つ同世代の人とレッスンに励むことで、楽しくスキルアップができるでしょう。
おすすめの養成所・専門学校
声優を目指すには、養成所や専門学校で専門的な知識を学ぶことがおすすめです。
どの年代であっても、指導力の高い講師や、同じ夢を追いかける人から受ける刺激は、向上心に繋がります。
声優を目指すために、年齢制限に上限がない、おすすめの養成所や専門学校を紹介します。
テアトルアカデミー
創業40年、歴史と実績がある芸能事務所「テアトルアカデミー」は、タレントのマネジメントだけでなく「育成のテアトル」と呼ばれるほど、育成に力を入れています。
所属タレントには、鈴木福さんや小林星蘭さんなど、マルチに活躍するタレントがいます。
また、テアトルアカデミーでは、俳優やタレントの育成だけでなく、声優の育成も充実した内容、経験豊富な講師による指導が魅力です。
未経験でも応募可能で、所属タレントも0歳から所属できて、年齢制限はありません。
芸能事務所なので、レッスンでスキルを磨きながらも、オーディションにチャレンジする機会も多いので、モチベーションも上がりますね。
・稲村優奈、松浦愛弓 他【場所】
・東京、札幌、仙台、大宮、柏、横浜、名古屋、大阪、岡山、福岡
プロ・フィット声優養成所
本気でプロを目指す人を育成する「プロ・フィット声優養成所」は、本科と基礎科があり、1年間かけて学びます。
基礎科では、確実に基礎を叩き込むカリキュラムで、週に1度のレッスンなので、仕事や学業に忙しい年代でも通いやすくなっています。
・石川界人、石上静香 他【場所】
・東京都新宿区
インターナショナルメディア学院
人気アニメ「ドラゴンボール」で、ベジータ役を務めている堀川りょうさんが学院長の声優養成所です。
「声優ベーシックコース」の他、様々なコースに分かれており、50歳以上を対象にしたシニアコース、小中学生を対象にしたジュニアコース、30代~40代を対象にしたミドルコースなど、年代別にレッスンが受けられます。
また、19時からのレッスンが受けられる夜間コースもあるので、働きながら通うこともできます。
・松井恵理子、鈴木愛奈 他【場所】
・全国19ヶ所
声優になるチャンスに年齢制限はありません。
「やってみたい!」と思ったら、早速行動してみましょう。