「将来は歌に関わる仕事がしたい!」
「いつか大きなステージで歌ってみたい!」
そう夢見て歌のオーディションについて調べていませんか?
でも、歌のオーディションでは一体どんなことに気をつければいいのか。
選曲時に意識したいことや合格のポイントなど気になることもたくさんあると思います。
ここでは、歌のオーディションを受ける上で知っておきたい知識や、どんな行動を起こせばいいのかを詳しくご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
1.歌のオーディションって?
1-1.歌うことが求められるお仕事
歌のお仕事といったらやはり、「歌手」が思い浮かびますよね。
しかし、オーディション内容に歌唱審査があるのはなにも歌手だけではありません。
歌手を含め歌唱審査を必要とするオーディションには、主に以下の5つの種類があります。
歌の審査があるオーディション
・歌手
・ボーカリスト
・声優
・俳優(ミュージカル、舞台)
・アイドル
歌手のみならず、いろいろな仕事を任せられるように事務所側も声優や俳優に対し、
必要とするスキルの一つとして歌唱力を求めることは珍しくなくなってきました。
様々なジャンルで歌のスキルが求められているからこそ、将来への可能性を広げるためにも、
歌のオーディションに今から備えておきたいですよね。
詳しいオーディションについては、以下の別記事を参考にしてくださいね。
・歌手
「歌手のオーディションを受けるまえに知っててほしい4つのこと」
・ボーカリスト
「ボーカルのオーディションに合格するために気をつけたい2つのこと」
・声優
「声優オーディションの全解説|夢を叶える人に知って欲しい3つのこと」
・(ミュージカル)俳優、舞台俳優
「俳優のオーディションを勝ち抜くための3つのポイント」
次項から、歌のオーディションで求められることについて説明いたします。
1-2.歌のオーディションで求められること
歌のオーディションで審査員が見ているポイントには、主に以下の5つのことが挙げられます。
歌の審査ポイント
①音程/リズムの正確さ
②歌う体づくりができているか
③惹きつける声質
④表現力
⑤可能性
正確な音程とリズムがとれること、そして歌うための体は最低限求められることです。
そしてその人自体の歌声・表現力に可能性を見いだせるかも大きなポイントです。
POINT
歌手のオーディションであるなら尚更ですが、歌った時の「商品価値」をいかに審査員に見出してもらえるかが重要です。
歌がうまいかどうかももちろん大事ですが、より「惹きつける歌声」となることが重要です。
2.オーディションに向けて
2-1.選曲のポイント
歌のオーディションの判断基準がわかったところで、次は何を歌うかを選びましょう。
オーディションでは良くて1曲、短い場合はたった30秒です。
ごく短い時間で自分の歌唱レベルを相手に伝えなければなりません。
あっという間に過ぎてしまう時間を味方にするために、選曲する際には以下のことに気をつけましょう。
・出るか不安なキーの曲は歌わない
よくサビの高音だけがなかなかできないといったことがあると思います。
しかし、歌唱審査において「声が出ない」は何よりもNGです。
自分の出せるギリギリの高さなどの無理はせず、少し余裕を持った曲を選択しましょう。
・本人の真似をしようとしない
歌のオーディションでは、やはり好きな曲や歌い慣れている曲を選ぶと思います。
そのような場合に起こってしまう問題が、歌声やキャラクターを「本人に似せてしまう」ことです。
できる限りオリジナリティーをアピールできるよう、真似や癖のありすぎる歌い方はやめておきましょう。
・「一番いい声」が出る曲を選ぶ
ここでいう一番いい声とは、客観的に聞いて良いと思われる声です。
なぜなら自分がイメージしている歌声と、第三者が聴いている時の印象は違うことがほとんどだからです。
ぜひ周りの人にいろんな歌を聞かせて意見をもらったり、自分で録音して聞いてみましょう。
・歌っていて楽しい曲を選ぶ
歌には精神的なストレスも多大に影響します。
あまり歌いたくない曲や、歌っていて苦しいと感じる曲は聴いている方もまた、同じ気持ちになります。
オーディションとはいえ楽しんで歌うことを意識しましょう。
2-2.自己PR
オーディションにはつきものになってくるのが自己PR。
歌のオーディションの自己PRでは、自分にはどんな魅力があるのかをアピールしましょう。
突然聞かれてすぐに答えられるのならいいですが、言葉が詰まってしまったり急に自信がなくなってしまうのは、マイナスなイメージになりかねません。
オーディションにおける自己PRは、一般的な面接でいうそれとは全く違います。
今までどんな努力をしてきたか、またそれがどう歌につながるのかなど自分を売り込む姿勢で挑みましょう。
自己PRの作り方については、
「オーディションに合格する自己PR作り3つのポイント」
で詳しく紹介しているので参考にしてみてくださいね。
POINT
選曲や自己PRでいい選択をするために最も必要なのは自己分析をすることです。
いかに客観的に自分の良さ、商品価値を見出し、どうすれば伸ばしていけるか周りの意見にも耳を傾ける努力をしましょう。
しかし、それだけに捉われない強い意志も忘れないようにしましょう。
2-3.オーディションによって審査のポイントは違う
歌唱がメインのオーディションでも、それぞれ審査する目的は違うので、歌のうまさだけが合格に繋がるとは限りません。
オーディションの目的別に、審査のポイントを確認しておきましょう。
①新人発掘オーディション
大手芸能事務所や音楽事務所で開催されることが多い新人発掘オーディション。
歌手を目指す人なら、受けることが多いオーディションですね。
新人発掘のためのオーディション審査ポイント
・声質
・個性
・素質
・キャラクター
新人発掘オーディションで最も重要だと言えるのが「将来性」です。
難しいテクニックは合格してからでも学べるので、声質や歌い方の個性など、素質の部分が審査のポイントとなります。
選曲では、自分の声の個性を活かせる曲で、自分の雰囲気やキャラクターに合う曲を選びましょう。
②歌のうまさを競うオーディション
歌唱力を競うコンテストや、テレビ番組の企画などでよくある「歌うま」を求めるオーディションも最近は多いですよね。
優勝者を決めるようなコンテスト方式のオーディションの審査ポイントも見ていきましょう。
歌唱力を競うオーディションの審査ポイント
・安定した歌唱力
・人の心を打つ表現力
・カリスマ性
「歌うま」を求めるオーディションでは、歌唱力の高さはもちろん、目立ったミスがあるとマイナスポイントになるので、無理な音域の曲は選ばず、安定して歌える曲を選びましょう。
さらに、歌唱力に自信がある人が集まる「歌うま」のオーディションで、頭一つ抜け出すには、感情をのせた表現力が強みとなります。
テレビで放送されたり、観客が審査に関わるコンテストなどでは、歌や雰囲気の華やかさ、カリスマ性もポイントです。
歌のうまさに加えて、自分の世界観を表現できるといいですね。
③グループのメンバーオーディション
すでにコンセプトが決まっているグループのメンバー、すでに活動しているグループの追加メンバーのオーディションの場合は、歌が上手ければ合格する訳ではありません。
歌唱力を競うオーディションの審査ポイント
・グループのコンセプトに合う
・メンバーとの声の相性
・柔軟な対応力
グループで活動するメンバーの場合、コンセプトや他のメンバーの相性が重要です。
すでに活動しているメンバーがいる場合は、そのメンバーとの声の相性が大切なので、歌唱力が高いのに不合格となる人も多いです。
また、グループで活動する場合、パート分けがあったり、ハモリを担当することもあります。
柔軟な対応力や器用さが求められるため、審査も様々なパターンを試されるオーディションが多いです。
3.主なオーディション開催会社
ここでは、オーディションを開催している大手事務所を8つご紹介します。
鈴木福くんや小林星蘭ちゃんが所属している、言わずと知れた大手芸能事務所です。
歌手をはじめ、女優やタレントを多く輩出している伝統と実績があります。
福山雅治や深津絵里などが女属する大手芸能事務所。
俳優、モデル、タレント、として幅広く活躍できる新人を随時募集している。
アーティスト、女優、モデル、クリエーターまで幅広いマネジメントも行う大手レコード会社。
また、サマソニに出たいバンドやシンガー、DJやダンサーといった募集や、ボカロ・アニソン・声優アーティストのオーディションも開催している。
言わずと知れた大手メジャーレコード会社。
全てのジャンルを横断し、最高の新しい才能を発掘、育成するためのユニバーサルミュージックのオーディション「Great Hunting」は2016年3月31日より「Universal Connect Audition」を新設立。
⑤avex
歌手だけでなくモデル、タレント、声優のオーディション、マネジメントも行う大手レコード会社。
特にダンス系ミュージックを得意とし、様々な企画型大型オーディションを多く開催。
日本を代表するアーティストであるサザンオールスターズなど数多く人気音楽を出版する大手音楽製作、アーティストマネジメント会社。
事務所ではアーティストだけではなく俳優も育成・マネジメントをしており、随時募集を行っている。
Bz’やZARDなど数多くの有名ミュージシャンを輩出している大手音楽製作会社/アーティストマネジメントオフィス。
ジャンル問わず随時アーティスト・ミュージシャンを募集している。
ドラマ、映画、舞台の主演級の俳優・女優から、ファッション誌の表紙を飾るモデルまで、人気、実力を兼ね備えた人材が所属する大手芸能事務所。
俳優・女優はもちろんアーティスト、声優、キャスター、アイドルといった幅広いジャンルのオーディションを随時展開。
その他にも、以下サイトにて様々なオーディション情報を見ることができますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
・音スト
歌手・ボーカルオーディション。
大手有名プロダクションをはじめ、今開催中の歌手・ ボーカルオーディション情報を掲載。
・Audition&Debut
アイドル、声優、女優、俳優、タレント、モデル、アーティスト、歌手などの幅広いジャンルのオーディション情報を紹介。
・Deview
タレント、声優、モデル、俳優などのオーディション情報、劇団員の募集情報なども掲載。
4.まとめ
歌のオーディションといっても歌手・ミュージカル・アイドル・声優などジャンルが変わればどんな歌のスキル、人材が求められるかも変わってきます。
どんな歌を歌いたいのか、またどのような活動をしたいのか自分自身としっかり向き合い、それに備えたスキルを磨いてゆく努力をしましょう。