オーディションでナチュラルメイクが好印象な理由
オーディションを受ける時には、いつも通りのメイクでもいいのか、悩んでしまいますよね。
オーディションは、自分自身を審査される場なので、いかに自分を良く見せるかということに気を取られてしまいますが、基本的にメイクはナチュラルメイクがおすすめです。
それぞれのオーディションによって、個性やファッション性などを求めるような審査は例外ですが、芸能界のオーディションを受ける場合、審査員は参加者の自然体の姿を見たいと考えます。
メイクで作り上げられた顔ではなく「自然体」な姿を審査してもらうためには、ナチュラルメイクが最も好印象を与えると言えるでしょう。
オーディションでのメイクは「自分好み」のメイクではなく、審査員が「審査しやすい」メイクを意識する必要があります。
ナチュラルメイクで、本来の姿に近いメイクであれば、審査員もその人の表情や個性が分かりやすいですよね。
特に、芸能プロダクションのオーディションであれば、審査員は芸能界で今後どのような活躍が期待できるかという、将来性も重視して審査をします。
メイクで作り上げられた姿よりも、本来の個性が分かりやすいメイクの方が審査しやすく、評価を受けやすいと考えられます。
ノーメイクや派手なメイクは?
オーディションでは、ナチュラルメイクが好印象ということは、すっぴんで参加するのはNGなのかも気になりますよね。
確かに、すっぴんは肌の色や調子、眉毛の特徴、目の大きさなど、本来の顔立ちや表情が最も分かりやすい状態です。
特に、アイドルや子役のオーディションなど、低年齢の参加者が多いオーディションでは、すっぴんで参加する人も少なくありません。
他にも、ファッションショーのモデルや、雑誌のメイクモデルなどのオーディションでは、主催者側がイメージしているメイクが映える顔立ちを審査するために、すっぴんでの参加を求められるオーディションもあります。
オーディションに参加する時に、メイクについて特に指定がなければ、すっぴんで参加しても問題ありません。
しかし、すっぴんに自信が持てない人も多いですよね。
本来の姿に近い方がオーディションで好印象だからと言って、すっぴんで参加して自信のない様子が伝わってしまうのも良くありません。
すっぴんになると「肌トラブルが見られてしまう」「すっぴんに自信がない」などと考えてしまう場合は、自信のなさが表情や行動に現れてしまう恐れもあります。
その場合は、精神的な面からも、ナチュラルメイクで対応するといいでしょう。
オーディションでの濃いメイクや派手なメイクは、基本的には避けるべきだと考えておきましょう。
ギャル系雑誌の読者モデルなど、セルフプロデュース力が必要な分野では、その分野に適した派手系のメイクが必要な場合もあります。
しかし、ショーのモデルや、派手な女性を演じる女優の役など、合格後に濃いメイクが必要な場合でも、オーディションの時には、ナチュラルな本来の顔立ちを見て、プロのメイクが映えるかどうかを審査されると考えておきましょう。
オーディションに適したナチュラルメイクとは?
ナチュラルメイクとは、単純に「薄いメイク」というわけではありません。
ファンデーションを塗って、眉毛を書く程度で、簡単に済ませてしまう人も多いかもしれませんが、結局すっぴんと変わらない仕上がりになってしまったり、ファンデーションを厚く塗り過ぎて、不自然な仕上がりになってしまう場合もあります。
オーディションでの、ナチュラルメイクでは、素材を活かすことと、自分に自信が持てる仕上がりを意識しましょう。
例えば、肌にニキビや肌荒れのコンプレックスがあれば、ファンデーションやコンシーラーを厚塗りして隠す人も多いですよね。
しかし、ファンデーションの厚塗りで肌トラブルを隠そうとすると、不自然な仕上がりになる場合が多いです。
完璧に隠そうとせずに、素肌に近い状態で、コンシーラーなどを使って上手くカバーするように工夫しましょう。
また、肌に関しては日頃のケアや食生活などの生活環境を改善して、より良い状態を保つ努力も大切です。
チークをうっすら入れると顔色もよく、健康的なイメージになるのでおすすめです。
オーディションでは、目力に注目する審査員も多いので、アイメイクは気合いが入るポイントでもありますよね。
アイメイクを濃くすると、本来の瞳の輝きや目力が伝わりにくいだけでなく、流行のアイメイクをすると個性が無くなり、審査員の印象に残らなくなるというデメリットもあります。
目元が黒っぽくなり過ぎると、作られた印象が強くなるので、アイライン、マスカラの色味をブラウンやグレーにしたり、アイシャドウもナチュラルな色味のものを選ぶのがおすすめです。
参考記事:学生さんもできる【ナチュラルメイク】とは?アイメイクのポイントも解説
ナチュラルメイクの注意点とは
ナチュラルメイクをする時の注意点は、何といっても「不自然にならないこと」です。
当たり前のことに感じるかもしれませんが、自分ではナチュラルに仕上げているつもりでも、人から見ると不自然なメイクになっていることは意外と多いです。
例えば、本来の自分の肌の色とは違う色味のファンデーションを使うと、首元との色味と違ってしまうなど不自然な仕上がりになってしまいますよね。
ファンデーションの色は、本来の肌の色に近いものを選びましょう。
また、アイシャドウもブルーやグリーンなど、主張の強い色味のものを使用すると、一気にナチュラルさが無くなってしまいます。
同じように、リップも不自然にならないように、顔色がよく見えるナチュラルな色味を選びましょう。
他にも、メイクと言えば普段からカラコンやつけまつ毛などのアイテムを使っている人も多いと思いますが、オーディションでは避けた方が無難です。
最近は、ナチュラルに見えるつけまつ毛やマツエクも多いですが、つけまつ毛などのアイテムの使用を良く思わない審査員もたくさんいます。
オーディションで審査員が注目するポイントの「瞳」「目力」ですが、単純に目の大きさや形だけを見ているわけではありません。
瞳から伝わる、その人の誠実さや向上心、新人のフレッシュさなどを、目力を見て感じ取る審査員は少なくありません。
カラコンなど、プラスアルファのアイテムを使用していると、本来の魅力が伝わりにくくなる可能性があるのでおすすめできません。
ナチュラルメイクでもコンプレックスはカバーできる?
ナチュラルメイクでも、コンプレックスをカバーできる部分はたくさんあります。
例えば、肌のくすみや薄いシミ、毛穴などは、ファンデーションを自然に塗るだけでも十分カバーできますし、眉毛が薄い場合にも、少し書き足すだけでも顔の印象は変わります。
オーディションの時に、自然にメイクができるように、普段からコンプレックスをカバーするナチュラルメイクを研究しておくことも大切です。
また、メイクした顔を家族や友人に見てもらい、不自然なところがないか、人から見てもらうと、自分では気づけない部分を指摘してもらえるかもしれません。
しかし、コンプレックスをカバーすることばかりに集中してしまうと「自分らしさ」を失ってしまう場合もあります。
オーディションでのナチュラルメイクは「自分らしさ」をアピールするのが目的です。
コンプレックスを個性として受け入れることで、表情が良くなり、魅力が増すことも多いです。
オーディションに合格するためには、作られた魅力よりも、自分らしい魅力をアピールすることが大切だということですね。