会話が上手い人の特徴とは?
仲のいい友達や家族など、親しい間柄の人とは自然と楽しく会話が弾むけれど、初対面の人や目上の人と会話をする機会があると、緊張もあり、上手く会話が弾まないこともありますよね。
盛り上がる楽しい会話ができるようになるには、コツや注意点があります。
はじめに、会話が上手い人の特徴から分析していきましょう。
話が面白くて会話上手な人は、ボキャブラリーが豊富でワードセンスがいいという特徴があります。
話のネタだけでなく、たくさんの言葉を知っていて、言葉選びが上手いので、相手を飽きさせません。
普段から、人と話している時や、テレビや本などの情報から、面白い言葉をチョイスするセンスがあります。
また、会話でネタをふるからと言って、自分ばかりが話すことはありません。
聞き上手で、褒め上手な人が多く、話題をふりながらも、タイミングよく聞き手に回ることができます。
数人で会話をする時には、話に入れない人に話題をふるなど、周りをよく見て気を使える人が、本当の「会話が上手い人」です。
芸能人でもテレビ番組で会話の中心となっている人は、周りに気を配りながらも、とても自然体で表情豊かにリアクションをしていますよね。
会話が上手い人は、緊張してかしこまった様子ではなく、ナチュラルに人と接することができる人が多いです。
会話を続けるコツとは?
会話が続かずに、気まずい思いをしたことがある人は多いのではないでしょうか。
気まずくなった時に、会話をスムーズに続けるコツを知っておきましょう。
会話のキャッチボール
会話をスムーズに続けるコツは「会話のキャッチボール」を成立させることです。
話をふる時に相手に質問をするのは、会話のキャッチボールを成立させる方法ではありますが「はい」「いいえ」で答えるような質問は避けましょう。
例えば「最近仕事は忙しい?」と聞くと答えの選択肢は、忙しいか忙しくないかの二択になってしまいます。
しかし「最近仕事忙しそうだけど、どんな感じ?」と聞くと、相手にとっては答えの選択肢が広がります。
協調性を持つ
相手の話を否定したり、意見が食い違ってばかりいると、話は盛り上がりません。
会話をスムーズに続けるには、相手に共感する態度も必要です。
会話のネタを選ぶ時には、共通する趣味や共感できそうな話をふるようにしましょう。
また、せっかく共感していてもリアクションが薄いと、共感している気持ちが相手に伝わりません。
はっきりした口調で話し、共感する時には「分かる」「私もそう思う」と共感する気持ちを声に出して言うようにしましょう。
共感できない話であっても、相手の話に興味を持って聞くことで、相手は話しやすくなります。
つまり、相手の様子を見る協調性が大切だということですね。
話にオチをつける
会話をする時に、1つのネタに対してオチがなければ、メリハリがなく、話を変えるタイミングが上手くいかず、会話が盛り上がりません。
次のネタに入る前に、話をまとめてオチを付けられると、会話の流れがスムーズに進みます。
会話のネタを考える時に、オチから考えておくと話が組み立てやすくなりますよ。
会話が続かなくなった時の対処法
会話が続かなくなって、次に話すネタも見つからず、困ってしまうことがないように、やっておくべきことを解説します。
事前に話のネタをリサーチしておく
事前に盛り上がりそうな会話のネタをリサーチしておきましょう。
話す相手の情報がある程度事前に分かっている場合は、相手との共通点を探して、ネタになりそうな話をリサーチします。
相手の血液型や住んでいる地域、好きなスポーツなど、盛り上がりそうなネタを見つけて、その話題についての知識を増やすために、事前にリサーチしていきましょう。
二択の質問を投げかける
どうしても会話のネタが見つからずに、沈黙になってしまう時には、相手も答えやすい二択の質問をしてみましょう。
「和食と洋食どっちが好き?」「犬派?猫派?」など、答えやすい二択の質問がおすすめです。
例えば、相手が「犬派」と答えれば、そこで終わらずに「ペット飼ったことあるの?」と、質問に関連した話で話題を広げましょう。
定番の二択の方が、意外と盛り上がりますよ。
初対面の人との会話におすすめのネタ
会話をするのに、一番緊張するのが初対面の人との会話ではないでしょうか。
学校や会社で新しい環境になった時など、全く話したことのない人と話す時には、何を話せばいいのか困ってしまいますよね。
そんな時のために、初対面でも会話が弾みやすいネタを知っておきましょう。
季節に関する話
どんな人にも共通して話せるのは、天気の話や季節感のある話でしょう。
天気の話は「いいお天気ですね」「あいにくの雨ですね」などは、その後に会話のキャッチボールに繋げるのは難しいかもしれませんが、最初に話しかけるきっかけには適しています。
季節感のある話の場合「お花見には行きましたか?」「おすすめの紅葉スポットはありますか?」などの質問は、会話に繋がりやすいのでおすすめです。
地域・出身地の話
今住んでいる地域の話では、その近辺のおすすめの店の話などで盛り上がることも多いです。
また、出身地の話も、その地域の特産物やおすすめスポットを聞くと、相手に興味を持っている様子が伝わり、好印象になります。
地元の話であれば、本人は知識も豊富なので、様々な話を聞き出せる可能性が高いです。
趣味の話
自分の好きなことや興味があることについて話すのは楽しいですよね。
初対面の人にも、趣味や好きなことを聞き出すと、話しやすく会話が続きます。
もし同じ趣味があれば、話が盛り上がることは間違いありませんが、全く興味がない分野の趣味であっても、相手の好きなことに興味を持って、知らないことを教えてもらうつもりで、色々と聞き出してみましょう。
テレビ・芸能人の話
好きなテレビ番組の話や芸能人の話は、盛り上がりますよね。
特に、学生など若い世代の人は、初対面でも、見ているドラマが同じだったり、好きな芸能人に共通点があると「また、次も話してみたいな」と仲良くなるきっかけになります。
映画やドラマなどの知識が豊富であれば相手の好みに合わせて、話題を提供できるので、いろいろな作品を知っておくといいのではないでしょうか。
目上の人との会話におすすめのネタ
会社の上司など、普段プライベートな話をする機会が少ない人と会話をする時には、緊張もあって会話が続かないですよね。
しかし、そういう機会は、上司との距離が近づくチャンスでもあります。
沈黙になってしまわないように、目上の人との会話で盛り上がりやすい会話のネタを紹介していきます。
時事問題などの話題
最近の気になるニュースなど、その時に話題となっている時事ネタには、興味を持っている人が多いので、常に時事ネタには対応できるようにニュースをチェックしておきましょう。
また、上司の方から話題をふる時にも時事ネタが使われることが多いので、普段から知識として身に付けておけば、話題をふられた時にも困りません。
将来についての話
自分が考えている将来の話をしてみるのもいいでしょう。
人生の先輩でもある目上の人に対して、自分の将来や目標について話すと、良いアドバイスがもらえる可能性もありますし、相手からしても信頼されていると感じるので、好印象になります。
目上の人と会話をする機会がある時には、事前に聞きたいことや相談したいことを準備しておくとスムーズに会話ができます。
休日の過ごし方
目上の人との会話のネタを探す時には、趣味や食べ物の話などと限定して話すより、休日の過ごし方を聞くのがおすすめです。
趣味や、好きなスポーツという聞き方をすると、無趣味であったりスポーツに興味がない場合は、話が盛り上がらず気まずい雰囲気になることもあります。
休日の過ごし方を聞けば、興味のあることを探りながらネタを探さなくても、相手の趣味や興味について知ることができます。
会話のネタで、最初から年齢や容姿の話を出すのはNGです。
あまり年齢を知られたくない人もいますし、容姿に関することは誉め言葉で言ったつもりでも、相手がコンプレックスに感じていれば、嫌味に聞こえてしまう恐れもあります。
「細いね」「背が高いね」など、容姿に関することは、親しくなるまでは控えましょう。
また、宗教や政治の話、収入などのお金の話、学歴というようなプライベートに踏み込み過ぎたネタも避けるように注意が必要です。