アイドルになれる年齢
アイドルと言えば、10代、20代でデビューする人が大半を占めています。
もちろん、10歳未満からジュニアアイドルとして活動する人もいますし、地下アイドルなども含めれば、30代でデビューしたアイドルもいます。
一般的に、アイドルも所属する芸能事務所では、新人アイドル募集の条件として、12歳~22歳位と年齢制限を定めている場合もあります。
しかし、アイドルも多様性が重視される時代になり、最近では「年齢不問」としている事務所も増えてきました。
実際にアイドルとして活動している人たちは、何歳位でデビューしたのか、またデビューが早かったアイドルや、遅かったアイドルについて徹底的に調査してみました。
男性アイドルがデビューする年齢
男性アイドルは、女性アイドルに比べてアイドルとして活躍できる期間が長い傾向にあると言われています。
そのため、新人アイドルがデビューするタイミングも難しくなり、デビュー年齢も、少しずつ高くなっています。
例えば、日本の男性アイドルグループと言えば、ジャニーズ事務所に所属するアイドルが有名ですよね。
参考までに、ジャニーズ事務所に所属するアイドルのデビュー年齢を、過去と現在で比べてみましょう。
SMAPのデビュー年齢
【デビュー年】1991年
中居正広 19歳
木村拓哉 18歳
稲垣吾郎 17歳
草彅剛 17歳
森且行 17歳
香取慎吾 14歳
嵐のデビュー年齢
【デビュー年】1999年
大野智 18歳
櫻井翔 17歳
相葉雅紀 16歳
二宮和也 16歳
松本潤 16歳
Snow Manのデビュー年齢
【デビュー年】 2021年
深澤辰哉 27歳
佐久間大介 27歳
渡辺翔太 27歳
宮舘涼太 26歳
岩本照 26歳
阿部亮平 26歳
向井康二 25歳
目黒蓮 22歳
ラウール 16歳
SixTONES
【デビュー年】2021年
高地優吾 25歳
京本大我 25歳
田中樹 24歳
松村北斗 24歳
ジェシー 23歳
森本慎太郎 22歳
比べてみると、1990年代では10代でデビューする人が多かったものの、最近は20代でのデビューが多くなってきました。
しかし、ジャニーズ事務所に所属するアイドルは、デビュー前からジャニーズJr.として活動しているので、デビューは遅くても、それまでの下積み時代が長くなっています。
これまで、ジャニーズJr.として活動できる年齢に制限がなかったため、小学生から30歳を超えたJr.もいました。
しかし、ジャニーズ事務所は「22歳定年制」を導入することを発表しているため、今後は、デビュー年齢も低年齢化すると考えられています。
平均的に見ると、男性アイドルのデビュー年齢は18~22歳位です。
最近のアイドルグループは歌やダンスのレベルも上がっており、デビューするための練習生期間も考えると、10代前半からレッスンを開始するのが理想的でしょう。
女性アイドルがデビューする年齢
女性アイドルがデビューする年齢は、男性に比べて10代が多くなっています。
男性アイドルが30歳を超えても活動する人が多いのに対し、女性アイドルは、25歳前後でアイドルを卒業する傾向にあります。
例えば、AKB48であれば、これまでに、小学生で加入したメンバーもいますが、早くデビューしたメンバーは10代のうちに卒業するケースも多いです。
また、モーニング娘。などが所属するハロープロジェクトのメンバーも、研修生は15歳前後のメンバーが中心となって活躍しています。
女性アイドルで言えば、K-POP業界でも、デビュー年齢が低年齢化しています。
低年齢でデビューしたK-POPアイドル
・ユナ(ITZY) 2019年に15歳でデビュー
・イソ(IVE) 2021年に14歳でデビュー
・ウォニョン(IVE) 2018年に14歳で「IZ*ONE」のメンバーでデビュー
・ウンチェ(LE SSERAFIM) 2022年に15歳でデビュー
日本の女性アイドルが低年齢でデビューする場合、年齢相応の可愛らしさが魅力なアイドルが多いのに対し、K-POPアイドルは、低年齢とは思えない大人っぽさを魅力として売り出すアイドルが多いです。
日本でも、女性アイドルの場合は、20歳までにデビューをするケースがほとんどです。
しかし、20歳を過ぎたからと言って、諦める必要はありません。
20歳を過ぎてデビューを果たしたアイドルもいます。
ここからは、デビューが早かったアイドル、遅かったアイドルを紹介していきます。
デビューが早かったアイドル
これまでに、たくさんのアイドルが誕生してきましたが、中でも若くしてデビューしたアイドルを紹介します。
マリウス葉(SexyZone)
2000年生まれのマリウス葉さんは、2011年に11歳でデビューしています。
11歳と言えば小学生ですが、数々のアイドルを輩出してきたジャニーズ事務所でも、デビュー最年少記録となっています。
知念侑李(Hey!Sey!JUMP)
2007年にデビューした「Hey!Sey!JUMP」は17歳以下のメンバーで結成され、2007年にデビューしています。
メンバーの知念侑李さんは、当時13歳でした。
辻希美(モーニング娘。)
タレントの辻希美さんは、12歳の時に「モーニング娘。」追加メンバーオーディションをきっかけにアイドルデビューしています。
当時すでに国民的な人気を誇っていたグループに加入したため、同期の加護亜依さんと共に、12歳にして一躍国民的アイドルになりました。
菅谷梨沙子(Berryz工房)
モーニング娘。の妹分として結成された「Berryz工房」の最年少メンバーであった菅谷梨沙子さんの当時の年齢はなんと9歳です。
他のメンバーの年齢も低く、美少女アイドルグループとして注目されました。
デビューが遅かったアイドル
次にデビューが遅かったアイドルも紹介していきます。
深澤辰哉(Snow Man)
Snow Manの深澤辰哉さんは、2004年にジャニーズ事務所に入所し、CDデビューしたのは2020年、27歳の時でした。
ジャニーズ事務所史上、最年長デビューとなりました。
藤原丈一郎(なにわ男子)
2021年に25歳でCDデビューをした「なにわ男子」の藤原丈一郎さんは、小学生の頃にジャニーズJr.としての活動を始めています。
入所からデビューまでの期間は17年9ヶ月で、ジャニーズ事務所所属タレントで最長記録となっています。
中澤裕子(モーニング娘。)
オーディション番組をきっかけに「モーニング娘。」のメンバーに選ばれた中澤裕子さん。
当時は24歳のOLということで、デビューするには遅い年齢であったものの、その才能をプロデューサーのつんく♂さんに見いだされ、デビューしました。
野呂佳代(AKB48)
タレントの野呂佳代さんは、AKB48の2期生メンバーとして加入し、グループのメジャー1stシングルでは、当時最年長記録となる22歳で選抜メンバーに抜擢されました。
アイドルのデビュー年齢も様々
アイドルになるには、男性も女性も22歳くらいまでにデビューするケースがほとんどです。
しかし、最近のアイドルには様々な形があります。
例えば、銭湯アイドルとして人気の「純烈」であれば、結成当時から30歳を超えていたメンバーもいます。
他にも、2014年に江崎グリコ「パピコ」のキャンペーンで、期間限定でAKB48のメンバーとして活躍する「大人AKB」のメンバーを募集し、当時37歳の塚本まり子さんが選ばれました。
30歳を過ぎてもアイドルになるチャンスはありますが、競争の激しいアイドル業界で、アイドルとして活動できる期間は短いのも現実です。
「なりたい」と思えば、すぐに行動してみましょう。