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アニーのオーディションに出るには?応募方法やオーディション審査内容を紹介!

ミュージカル「アニー」とは

「小さな孤児アニー」を原作として製作された、ブロードウェイ ミュージカルの「アニー」は、アメリカ国内では、毎年数百回も上演されている人気作品です。

日本での初演は、1978年に東宝により日生劇場で上演されましたが、1986年からは日本テレビが主催し、冠スポンサーが日本信販、明治生命と変わり、2003年からは現在と同じ「丸美屋食品」が務めています。

そして、ミュージカル「アニー」と言えば、毎年行われる、主人公アニー役のオーディションが有名です。
「アニー」になることを夢見てオーディションに挑戦する子どもは、毎年9,000人以上にのぼります。

オーディションの様子やレッスンの様子は、日本テレビで放送され、注目度の高いオーディションとなっています。

2023年度のミュージカル「アニー」の公演に出演する、アニー役、孤児役のオーディションの開催は2022年の9月に発表され、10月にはアニー役が深町ようこさん(11歳)、西光里咲さん(10歳)に決定しました。

今回は、ミュージカル「アニー」の出演者オーディションについて詳しく紹介していきます。

https://ac.ebis.ne.jp/tr_set.php?argument=ehTGVVgm&ai=a5d2363b982c98

アニーのオーディションの募集要項は?

はじめに、ミュージカル「アニー」のオーディションに応募する方法から見ていきましょう。

歴史あるオーディションですが、新型コロナウイルスの流行の影響で、2020年、2021年のオーディションは中止となりました。

2019年までのミュージカル「アニー」は、毎年アニー役と孤児役を合わせて14名がダブルキャストで選出されています。
さらに、ダンサーキッズとして6名が1チームとして、ダブルキャストなので12人が選出されます。

オーディションに合格すれば、1年間を通して東京公演、地方公演、クリスマスコンサートに出演して卒業となります。

過去に上演された予定を参考に、基本的には下記のスケジュールとなります。

ミュージカル「アニー」公演スケジュール

・東京公演 4~5月

・地方公演 8月

・クリスマスコンサート 12月

オーディションの応募条件

ミュージカル「アニー」のオーディションは、アニー役と孤児役のオーディションと、ダンサーキッズのオーディションを分けて行っています。

それぞれの応募条件を確認していきましょう。

アニー・孤児役オーディション

【年齢】
・年長(6歳)~中学3年生(15歳)

【性別】
・女の子

【身長】
・制限なし

アニー役と孤児役は、参加者が役を選ぶことはできません。
全員が同じ審査を受けて、審査員がそれぞれの役に合う参加者を選びます。
ただし、応募する時に、アニー役以外での出演も希望するかの意思確認はあります。

孤児役は、6歳~13歳までの設定なので、それぞれの年齢や雰囲気に合う人が選ばれます。

ダンサーキッズオーディション

【年齢】
・小学2年生(8歳)~中学3年生(15歳)まで

【性別】
・男女

【身長】
・制限なし

ダンサーキッズのオーディションは、ダンスのスキルが必要になります。
ジャンルは問いませんが、バレエ、タップ、ヒップホップなどのダンス経験が必要です。

アニーのオーディションに応募する方法

ミュージカル「アニー」のオーディションに応募する方法を、こちらもアニー・孤児役オーディションと、ダンサーキッズのオーディションの2つを紹介します。

アニー・孤児役【応募方法】

①郵送にて書類を送る
➁WEBにて歌唱動画を送る

①の書類で必要なものは…

◎1次書類審査用紙(専用)
◎写真(2枚)
◎合否通知用の宛名シート

です。

専用の書類審査用紙と合否通知用の宛名シートは、オーディションの募集ページからダウンロードできます。

上半身と全身の写真を書類審査用紙に貼り付けて、郵送にて送ります。

さらに、アニー・孤児役は、1次審査として課題曲の歌唱審査もあります。
課題曲を歌っている動画を、オーディションの専用ページにてアップロードして、応募完了となります。

ダンサーキッズのオーディション

ダンサーキッズのオーディションは、アニー・孤児役のオーディション後に行われているので、時期が少しずれています。

ダンサーキッズ【応募方法】

①郵送にて書類を送る

書類審査で必要なものは、アニー・孤児役と同じになります。
ホームページからダウンロードして、応募しましょう。

募集の時期は、アニー・孤児役が8月~9月、オーディションが10月頃、ダンスキッズの応募は10月頃、オーディションは11月頃になっています。
約1ヶ月違うので、併願で応募することも可能です。

アニーのオーディション内容は?

書類選考に合格すれば、いよいよオーディション審査に進むことができます。
ちなみに、書類の応募は毎年9000人前後となっていますが、この中からオーディション審査に進めるのは、だいたい400人ほどになります。

つまり、応募書類の写真や歌唱動画は非常に重要だということですね。

さらに、専用の応募書類には…

・ピアノ、歌、ダンスのレッスン歴
・タップダンス経験の有無
・ミュージカル出演歴
・過去の病歴
・犬を飼った経験

なども書かなければいけません。

アニーの舞台では、犬と一緒に演技をするため、犬に慣れているかを確認する項目がありますが、飼ったことがなければ不合格になるという訳ではありません。

二次審査の内容

①歌唱審査

最初のオーディション審査は、歌唱審査です。
アニーのオーディションの様子を、テレビで見たことがある人は、審査の中で「tomorrow」を歌っている子どもたちの姿が、印象に残っているのではないでしょうか。

アニーと言えば「tomorrow」の印象が強いですが、ここ数年の課題曲は「二人でいればいい」となっています。

歌唱審査では、400人から90人に絞られ、合格すればダンス審査に進みます。

➁ダンス審査

ダンス審査は、講師が振り付けをしたダンスを、その場で覚えて踊り、ダンスのスキルに加えて、身体能力も審査されています。

ダンス審査では、90人から60人に絞られ、合格すれば「ワークショップ審査」に進みます。

③ワークショップ審査

通常の演技審査とは違い、テーマに合わせて自分で想像しながら表現する審査です。
決められたセリフや動作ではなく、自分の個性を表現する審査となります。

ここでは、60人から45人に絞られます。

④最終審査

最後の審査では、演技や歌など、アニーの舞台に関するストーリーを、実際に演じて表現します。

最後に、45人の中から、アニー役(2人)・孤児役(12人)が選ばれます。

アニーのオーディションに合格するには

ミュージカル「アニー」のオーディションに合格すれば、大きな舞台でたくさんの観客の前で、重要な役を演じることになります。

そのため、子どもであっても、求められるスキルは非常に高くなっています。

アニーのオーディションで求められること

・歌唱力
・ダンススキル
・演技力
・表現力

求められるレベルが高いこともあり、アニーのオーディションに参加する子供たちは、ほとんどが歌やダンス、演技のレッスンを受けています。

児童劇団や芸能事務所に所属して、全てのスキルを磨くためのレッスンを受けている子どもも多いです。

また、厳しいレッスンや、ハードなスケジュールをこなすための体力など、心身ともに健康であることも大切です。

何より「アニーのミュージカルに出たい」「表現するのが楽しい」と前向きな気持ちで参加することが大切なのかもしれませんね。

ミュージカル「アニー」に出たい!

ミュージカル「アニー」のオーディションに挑戦してみたいけれど「何から始めればいいのか分からない」「どんなレッスンを受ければいいの?」と悩んでいるなら、舞台やミュージカルの実績が多くレッスンが充実した養成所や芸能事務所に入るのがおすすめです。

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