ドラマ「アンナチュラル」とは?
ドラマ「アンナチュラル」は、2018年にTBS系で放送された人気ドラマです。
脚本は「獣になれない私たち」「逃げるは恥だが役に立つ」などでおなじみの野木亜紀子さんが担当しています。
エンディングテーマで米津玄師さんが歌う「Lemon」も大ヒットしました。
第55回ギャラクシー賞テレビ部門、東京ドラマアワード2018など数々の賞を受賞し、続編が期待される注目ドラマです。
アンナチュラルのキャストは?
人気女優の石原さとみさんに加え、演技派俳優・女優が目白押しのキャストにも注目です。
ドラマ「アンナチュラル」キャスト一覧
・三澄ミコト 役・・・石原さとみ
・中堂系 役・・・井浦新
・久部六郎 役・・・窪田正孝
・東海林夕子 役・・・市川実日子
・末次康介 役・・・池田鉄洋
・木林南雲 役・・・竜星涼
・三澄秋彦 役・・・小笠原海
・坂本誠 役・・・飯尾和樹
・宍戸理一 役・・・北村有起哉
・毛利忠治 役・・・大倉孝二
・三澄夏代 役・・・薬師丸ひろ子
・神倉保夫 役・・・松重豊
アンナチュラルのあらすじ1~4話(ネタバレあり)
不自然死究明研究所(通称・UDI)で働く法医解剖医のミコト(石原さとみ)は全国から運ばれてくる異常死体や犯罪死体の遺体を解剖し、死因を究明しています。
1話
ミコトは同じ法医解司医の中堂(井浦新)や臨床検査技師の東海林(市川実日子)、アルバイトの久部(窪田正孝)らと、遺体の死因究明のため忙しい日々を過ごしていました。
ある日、UDIを訪ねてきた夫婦は、突然死した息子・高野島渡の本当の死因を知りたいと言います。
高野島は警察医によって心不全と見立てられましたが、健康であった高野島の死因が心不全とは納得できず、両親は改めて調べるように警察に依頼しましたが、断られたと言います。
ミコトが解剖を担当することになり、高野島には心臓に異常がなく急性肝不全の症状があったことが分かります。
症状から毒物死が疑われますが、毒物の特定には至りません。
さらに、高野島が亡くなった翌日に、仕事仲間の女性も原因不明で、突然亡くなっていたことも判明。
ミコトたちは高野島の婚約者・馬場(山口紗弥加)が劇薬毒物製品の開発をしていることが分かり、馬場が関わっているのではないかと疑います。
しかし、最終的に検出されたのはサウジアラビアで流行していた危険ウイルス「マーズ・コロナウイルス」でした。
高野島は出張でサウジアラビアを訪れていましたが、帰国後一緒にいた恋人の馬場は感染しておらず、高野島が訪れていた東央医科大学で多数の死者が出ていることから、ウイルスの研究を行っていた病院での院内感染であることが分かりました。
2話
ミコトらは練炭による一家心中とみられる4人の遺体解剖を担当することになりました。
実はミコトは十数年前に練炭で一家心中した家族の生き残りの長女で、長く事件の研究をしていたことから、練炭のエキスパートと言われていました。
4人の遺体を調べていくと、家族ではなく自殺サイトで集まって無理心中を行ったことが判明。
事件現場で練炭の数が少ないことに気付いたミコトは、遺体は後から運び込まれた可能性があると指摘します。
ミコトと久部(窪田正孝)で手がかりをヒントに温泉地に向かうと、冷凍車を見つけます。
車内で証拠を探していた2人は、犯人によって閉じ込められたところを中堂に助けられます。
犯人の運送会社の男は、女性になりすまし自殺サイトで死にたい女性に接近し犯行に及んでいました。
3話
妻を殺害した罪に問われている桜小路(温水洋一)の代理証人として、ミコトは裁判に出廷していました。
検事・烏田(吹越満)から余計なことを言わないように忠告されていたミコトですが、法廷で凶器と傷口の矛盾を指摘してしまいます。
これによって桜小路も一転、無罪を主張し烏田はミコトに怒ります。
桜小路の妻は左利きでしたが、傷口から凶器は右利き用だと分かり、提出された凶器がセラミック製だったのに対し、傷口から検出されたのはステンレスの成分でした。
同じ時、中堂はUDIで一緒に働く坂本(飯尾和樹)からパワハラで訴訟を起こされていました。
ミコトは中堂に対し、坂本との和解交渉をする代わりに、桜小路の裁判に出廷して欲しいと頼みます。
裁判に出廷した中堂が凶器はステンレス製の包丁であると証言し、小料理屋を営む桜小路の妻の弟による犯行であると判明し、桜小路は無罪となりました。
一件落着と思いきや、烏田はミコトに中堂が殺人罪で逮捕された過去があると告げます。
4話
ミコトの母・夏代(薬師丸ひろ子)がUDIにやってきて、バイク事故で亡くなった佐野の遺体解剖を依頼します。
佐野は妻・可奈子(戸田菜穂)と子供2人を残し亡くなった上、バイクの任意保険、生命保険にも加入していなかったため、残されて困っている可奈子を助けるための依頼でした。
佐野の事故の原因はいくつか考えられ、勤めていた工場での長時間労働が原因であれば会社の責任、バイクの修理ミスが原因であればバイク屋の責任、医師による病気の見落としであればかかりつけ医の責任となるため、それぞれが責任の押し付け合いをしている状態です。
解剖の結果、くも膜下出血と外傷性椎骨動脈かい離が死因だったため、バイクで転んだことが原因であることは分かりました。
結局は、無理な勤務体制による過労で睡眠不足だったことが原因で事故が起きたと判断され、勤めていた工場の社長が訴えられることになりました。
一方、葬儀屋の木林(竜星涼)からの連絡を受け、中堂は許可なく遺体の検案に行きます。
これに気付いたミコトがUDIの所長・神倉(松重豊)に相談すると、中堂は8年前に亡くなった恋人の遺体を断りもなく解剖したことがあったと言います。
アンナチュラルのあらすじ5~7話(ネタバレあり)
5話
ある日、鈴木(泉澤祐希)という男が、海に飛び込んで自殺をした妻の遺体の解剖を依頼してきました。
「妻が自殺をするわけがない」と言う鈴木でしたが、実は遺体の女性の夫ではなく恋人で、火葬直前に両親の元から無断で持ち出したことが発覚。
盗まれた遺体だと分かり、すぐに解剖は中止しましたが、すでに中堂が取り除いていた肺を調べると、事故現場の海水との矛盾が見つかります。
現場では海に落ちる女性を目撃したという情報がありましたが、実は目撃されていたのは鈴木の恋人の職場の同僚で、鈴木の恋人を自殺と見せかけ海に落とした後、自ら海に入るところを目撃させるというトリックだったことが分かりました。
同僚女性は、鈴木の恋人の幸せを妬んでの犯行でした。
犯人への復讐を匂わせる鈴木に気付いているのに、止めなかった中堂に対して不信感が募り、ミコトは過去の事件について尋ねます。
一方、久部はUDIの情報を流すため、週刊ジャーナルに事件の情報を提出していました。
6話
パーティーに参加した臨床検査技師・東海林がホテルのベットで目を覚ますと、なぜか隣には男性の死体が。
男性は、東海林と同じジムに通う顔見知りの権田原でした。
ミコトが権田原の遺体を解剖すると死因は窒息死で、中堂が解剖していた細川という男の遺体と同じ死因で、耳の裏と手首に発赤があるのも共通していたと分かります。
権田原細川は、パイロットの立花、経営者の岩永と大学時代からの旧友で、この4人は以前に2度も女性に睡眠薬を飲ませて襲う事件を起こしていました。
ミコトが調べを進めると、耳裏に着いた発赤は、岩永の会社で取り扱っているバイタルセンサーの跡だと分かります。
実は、4人は仮想通貨で4億円の利益を出しており、これを独り占めするために岩永がバイタルセンサーを使って2人を窒息死させた事が分かり、立花の命も狙われていたと発覚します。
一方、久部はこの4人が関わっている可能性がある仮想通貨詐欺事件の情報を得るために、フリー記者・宍戸(北村有起哉)から情報を得ます。
宍戸は報酬の代わりにUDIに届いた「裁きを受けろ」と書かれた怪文書に対し、中堂がどのような反応を見せたかを聞きます。
7話
ある日、ミコトに弟の秋彦(小笠原海)からの依頼で、秋彦の塾の生徒である男子高校生の白井と連絡を取ります。
すると、白井は動画を生配信しており、隣に置かれたYくんの遺体の死因を特定するようにミコトに告げます。
遺体は白井の同級生の横山のもので、ミコトが離れた場所での診断に困っていると、白井は凶器となった血のついたナイフを出しました。
そのナイフは白井と横山をいじめていた小池のものだと分かった同級生たちは動揺します。
実は、横山は自殺で、いじめに悩んでいた白井と横山が、小池がいじめをしていたことを知って欲しいという思いで起こした事件でした。
白井は自らも自殺をしようとしますが、中堂が止め事なきを得ます。
中堂はミコトに、亡くなった恋人の口内の写真を見せ、そこに写っていた赤い金魚の模様を探ることに協力するように言います。
アンナチュラルのあらすじ8~最終話(ネタバレあり)
8話
雑居ビルで起こった火災で亡くなった10体の焼死体が、UDIに運ばれてきました。
解剖を進める中で、1体だけ身元が分からない遺体がありました。
そんな中、同じ火災の被害者がもう1名おり、搬送された病院の医師・久部俊哉(伊武雅刀)がUDIにやってきます。
実はこの医師はアルバイトの久部の父で、息子が三流医大を休学してアルバイトをしていることを良く思っていない様子でした。
そんな中、身元不明の遺体は前科のある町田という男だと分かり、病院に運ばれていた火災の被害者を救出して亡くなったことも解剖によって分かりました。
町田の両親が前科持ちの息子を初めて誇れると言う姿を見て、久部は改心し週刊ジャーナルへの協力も辞めることに。
一方、中堂はミコトに8年前に亡くなった恋人・夕希子は絵本作家であったことと、大量のニコチンが投与され亡くなったことを伝えました。
今度はスーツケースの中から、口内に金魚の模様がある女性の遺体が発見されます。
9話
中堂は口内に金魚の模様がある遺体をこれまでに3回発見していました。
最初は夕希子で死因はニコチン中毒、2件目の死因は自殺、最後は熱中症でした。
そして今回の遺体の死因は食中毒で、金魚の模様は共通しているものの、死因が違うため全て単独事件として扱われていました。
今回の遺体を調べ、ペット用のゴムボールを口内に押し込まれたことで、金魚の模様がついていることが分かりました。
そんな中、久部は宍戸から受け取っていた封筒に入っていた過去の記事を見ていました。
その中に夕希子が描いた絵を見つけた中堂は、久部を問い詰めます。
事情を聴いた中堂は宍戸に電話をかけ、恋人の絵を持っていた理由を聞くと、先日の火災で最後に病院に運ばれた生存者・高瀬が一連の事件の犯人であると告げます。
急いで高瀬のところに向かう中堂でしたが、証拠は全て燃やされ、高瀬は警察に出頭していました。
最終話
高瀬はアルファベットの26文字になぞらえた連続殺人事件を企んでいました。
その猟奇的な犯行を知りながら、宍戸はそれを記事にしていたのです。
高瀬は、自分の仕事である不動産屋に内見に来た女性が、勝手に死んだのを解体したりホルマリン投与をしただけだと、死体遺棄のみ認める供述をします。
この事件をきっかけに久部が週刊ジャーナルに情報を流していたことが発覚し、久部はUDIを辞めます。
また、UDIに送り続けられていた怪文書は、中堂を犯人だと思い込んだ夕希子の父が送っていたことも分かりました。
夕希子の遺体は土葬されているので、まだ調べることができると言いミコトは遺体を解剖します。
すると、遺体からは高瀬のDNAが検出され、裁判では高瀬も自供し犯行を立証することに成功しました。
中堂は夕希子の父と和解し、ようやく8年前の事件は解決しました。
宍戸は犯人ほう助の罪で逮捕され、久部は本格的に法医学を学ぶためにUDIに帰ってきました。
ドラマ「アンナチュラル」を楽しむ方法
ドラマ「アンナチュラル」は、現在パラビ、TSUTAYAディスカス、auビデオパス、ひかりTVで見ることができますが、無料お試し期間を過ぎれば有料になります。
また、DVDのレンタルや、DVD-Boxを購入して見る方法もあります。