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オーディション用写真はどこで撮影する?

オーディションの一次審査といえば、たいていプロフィール用紙と写真などの応募書類を送付する書類審査が一般的です。書類だけで多くの応募者の中から選んでもらうには、写真写りがいかに重要になるかがわかるでしょう。自分をより良く見せてくれるオーディション用の写真はどのようなものかわかりますか?どのようなプロフィール写真が審査員に好感をもたれ強く印象づけることができるのでしょうか。そこで、オーディション用写真をどこで撮影するか迷っている人のために、自信を持って提出できる写真の撮影場所や撮影方法について解説します

オーディション用写真とは?

オーディション用に提出する写真は、「全身写真」と「バストアップ写真」の2種類が必要です。「全身写真」は「フルショット」とも呼ばれるもので、人物の体型や何等身などの全身のバランスを見るために欠かせない写真です。景色のきれいな公園のベンチに座ったイメージフォトのような写真を望んでいるのではありません。真っ直ぐに立った姿で決められた写真サイズの枠内に大きくハッキリと写っていることが重要です。骨格や体型、手や足の長さなどから役のイメージに合いそうかどうかが判断できます。

一方、「バストアップ写真」は「バストショット」とも呼ばれます。胸から上の部分が前面に大きく写った状態です。顔や表情、髪の毛の長さや持っている雰囲気などの判断材料になります。自分が一番良いと思った写真でも、審査員の印象に残る写真となるかは別です。オーディション用の写真としてどのような仕上がりがベストなのか以下で紹介します。

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審査員に好まれやすい写真を撮影しよう

オーディションの書類審査に応募する大勢の人の中から選ばれる写真とはどのように撮影されたものでしょうか。まずピンぼけや暗くて人物がハッキリ見えない写真は論外です。プリクラや写真加工アプリで加工修正した写真も使うのは止めましょう。二次審査に進んだとして、実物とあまりにかけ離れている写真を使うのは、実際に審査員と対面したときに自分が恥をかくだけです。

応募者のやる気が感じられて審査員に好まれやすいオーディション用写真は、写真写りの良いものです。といっても容姿やスタイルの良さを言っているのではありません。応募ルールに沿ったもので、応募者の容姿や表情、体型がきれいにハッキリと確認できるものです。カメラのレンズ位置も上過ぎず下過ぎず、全身のバランスが正しく分かる写真であることが肝心です。背景と同系色の服装では体のラインがわかりにくいため、服装の色合いにも気を使う必要があります。

大げさに笑顔を作ろうとすると口元がゆがんだり、目が細くなってしまったりします。なるべく自然な表情のものが良いでしょう。光が十分に入った明るい印象の写真なら、肌もきれいに瞳も輝いて健康そうに見えます。

これは避けよう!オーディション用に向かない写真

可愛く撮れた写真だから、痩せて見える写真だから、との思いだけで写真を選んでしまい失敗することがあります。いくら自分が気に入った写真でも、見ず知らずの審査員に選んでもらうためのオーディション用写真として向かないものもあります。女性で多いのは、髪の毛が顔にかかってしまい顔の輪郭が隠れてしまっている写真です。コンプレックスのある顔の輪郭が気にならないようにヘアスタイルでアレンジするのは良いのですが、オーディションに提出する写真としてはNGです。

同様に体型の気になる部分を隠そうとして、体のラインが出にくいダボダボの洋服では、どんな体型かがわかりません。マフラーで首元にボリュームを出したり厚手の上着などを着たりするのも体型がわかりにくいためふさわしくありません。流行のおしゃれなファッションを意識せず体型がわかるシンプルな服装で十分です。背景にさまざまなものが写り込んでいるとごちゃごちゃした印象で人物が浮き立って見えません。写真を見た審査員がさまざまなイメージがしやすいように、背景はできるだけスッキリしているほうが良いのです

メイクはナチュラルメイクを心がけましょう。濃いメイクではイメージが固まりやすく可能性を狭めることになりかねません。あくまでも素材を見たいのですから、カラーコンタクトレンズなどでわざわざ目を大きく見せる必要もありません。

屋内と屋外はどちらがいい?撮影場所による写真の違い

写真の規定で室内や屋外などの指定がなければ、基本的には撮影場所は屋内でも屋外でも問題ありません。ポイントを押さえた撮影ができるならどちらでも構わないでしょう。屋内で撮影する際は、なるべく背景に家具や家電が写らない場所を選ぶのがポイントです。シンプルな白や淡い落ち着いた色の背景が無難です。ただし、シンプルな背景では、その分ポージングを工夫しなければ印象の弱い写真になってしまいます。何パターンか体のラインがきれいに見える自然なポージングを研究しておくと良いでしょう。

屋内で撮ると写真全体が暗くなりやすいため、光が差し込む時間帯に自然光で撮影すると良いです。暗い部屋でフラッシュを使うと陰影ができコントラストがきつくなってしまいます。屋内でも明るい自然光があれば、明るくソフトな印象の写真になります。

屋外での撮影は、場所によって人物の印象が変わってくるものです。同じようなポージングの屋内写真よりもアクティブな印象を与える傾向があります。屋内よりも背景や明るさに変化をつけることができます。明るい晴れの日の撮影が狙い目ですが、日差しが強すぎると前髪の影が顔にかかって黒く写ったり首に影ができたりすることがあるのです。まぶしくて目を細めることもあるため、強い直射日光が当たる場所での撮影は避けましょう。逆光にならないように顔や体の向きを変えてさまざまな角度で撮ってみてベストな1枚を選んでください。

オーディション用写真の撮影方法1.自分で撮る

オーディションに使う写真は、腕を伸ばしてインカメラで撮ったり自撮り棒などを使ったりして撮影するのは無理があります。そもそも全身を撮影することが難しいものです。バストアップ写真でも不自然に写るため、自撮り写真は基本的にNGです。撮影の協力者がいない場合は、三脚や固定できる台などを利用してセルフタイマーで撮影しましょう

オーディション用写真の撮影方法2.家族や友人に撮ってもらう

家族や友人にオーディション用写真を撮影してもらうのも良いでしょう。気心の知れた身近な人がカメラマンをしてくれるなら、リラックスして撮影に臨めるのではないでしょうか。画面を確認しながらポージングや表情の指示もしてもらえるため、自分で撮るよりも良い写真が撮れる可能性が高くなります。

オーディション用写真の撮影方法3.スタジオで撮影する

身近な人に撮影してもらうのは逆に恥ずかしい、写真を撮り慣れていないので不安だ、という場合は、写真スタジオでプロのカメラマンに撮影をしてもらうのが安心で確実です。さまざまな用途に応じた撮影をそつなくこなしてくれるのは、やはり写真の専門家であるプロのカメラマンです。何のことはない証明写真でも、ちょっとしたあごの引き具合で仕上がりに随分と差が出ます。被写体が一番魅力的に写るようにポージングや表情などのアドバイスをもらうこともできます。知らなかった自分の長所を引き出してくれるかもしれません。

また、写真スタジオなら写真のレタッチができる機材を備えているため、写真を加工し過ぎることなく軽微な修正を行ってもらえます。プロに撮ってもらった写真なら、自信を持ってさまざまなオーディションにチャレンジできるでしょう。

写真撮影と写真選びのポイント

オーディション用の写真では女性なら歯を見せた作り笑顔は必要ありません。あくまでも自然な笑顔を心がけましょう。男性は無理に笑おうとせず、真剣な表情で目力を意識して男性らしさを強調してみても良いのではないでしょうか。また、やわらかな微笑みのさわやかさで好印象を狙うのもありです。ただし、自分の容姿やキャラクターに合っていることは言うまでもありません。

オーディション応募用の写真を選ぶときは、客観的に見て選ぶ目が大切です。自分が良いと思った写真でも、他人は別の評価であることも多いものです。自分だけで選ぶのではなく、家族や友人に手伝ってもらうと良いでしょう。オーディションの応募要項の注意書きにもありますが、郵送による応募の場合、用紙から写真がはがれてしまう可能性があります。必ず写真の裏には氏名を記入しておきます

写真撮影に自信がない場合やカメラの品質が悪い場合は、プロのカメラマンがいるスタジオで撮影することも検討しましょう。プロが撮った写真は審査員ならひと目でわかります。オーディションに対する意気込みや本気度が感じられるものです。

スタジオ撮影もおすすめ!魅力的な写真を撮影しよう

オーディション用の写真となれば、普段の写真とは写り方も写し方も難易度が高くなって当然です。書類審査では「写真の善し悪し」で決まると言っても過言ではありません。オーディションに受かってチャンスをつかみたいなら、自分にできる最善の選択をしたほうが後悔がありません。最高のプロフィール写真を送るためにも、一度プロのカメラマンに撮影してもらってみてはどうでしょう。別人のような魅力的な自分を発見するかもしれませんよ。

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