2020年にブレイクしたお笑いタレント
2020年にブレイクした芸人と言えば「ぺこぱ」「フワちゃん」「3時のヒロイン」などが印象に残っているのではないでしょうか。
特にお笑い界では「お笑い第7世代」と呼ばれる、芸人の活躍が目立ちましたよね。
お笑い第7世代には、明確な定義はありませんが、平成生まれで2010年以降にデビューした芸人を中心としていました。
もともとは「霜降り明星」のせいやさんが、自分たちを含めた次世代を「第7世代」と読んだことがきっかけで「ハナコ」「ミキ」「EXIT」「四千頭身」「ぺこぱ」など、2020年に大活躍した芸人が目白押しです。
しかし、お笑いの世界は世代交代が早く、翌年にはネクストブレイクを期待される若手が、どんどん出てきます。
特に、注目度の高いお笑いコンテストである「M-1グランプリ」や「キングオブコント」などへの出演が、ブレイクのきっかけとなる芸人は多いですよね。
他にも、バラエティ番組「ぐるぐるナインティナイン」の企画「おもしろ荘」への出演も、ネクストブレイク芸人の登竜門だと言われています。
ブレイク芸人の登竜門【M-1グランプリ】
2020年12月20日に開催された「M-1グランプリ2020」では「マジカルラブリー」が優勝し、2021年のブレイクが期待されています。
「M-1グランプリ」と言えば、前回大会にあたる2019年には「ミルクボーイ」「かまいたち」「ぺこぱ」など、まさに2020年にメディアで引っ張りだことなった芸人が、決勝戦を盛り上げました。
特に、数あるコンテストの中でも、人気も知名度も高い「M-1グランプリ」では、全く無名な芸人がブレイクするきっかけになることも多く「サンドウィッチマン」「スリムクラブ」「トレンディエンジェル」なども出場をきっかけに、メディアへの露出が一気に増えました。
2020年の出場コンビでも、優勝した「マジカルラブリー」以外に、ネクストブレイクが期待されるお笑い芸人をチェックしておきましょう。
見取り図
決勝戦で3位という好成績を残した「見取り図」は、よしもと漫才劇場などに出演して実力を磨いており、関西地方では実力のある漫才師として知られた存在です。
2019年には上方漫才協会大賞にて大賞を受賞しており、今後の活躍が期待されています。
今回のM-1グランプリでも、優勝候補と言われていましたが、2021年ネクストブレイク芸人に近い存在と言えるのではないでしょうか。
おいでやすこが
「おいでやすこが」は、ピン芸人の「おいでやす小田」さんと「こがけん」さんが、M-1グランプリに挑戦するために、コンビを結成しました。
もともとコンビではないので、今後もピン芸人としての活躍も注目されていますが、こがけんさんの歌やおいでやす小田さんのツッコミが話題を呼び、それぞれに2021年のブレイクが期待されています。
ブレイク芸人の登竜門【おもしろ荘】
日本テレビ系のバラエティ番組「ぐるぐるナインティナイン」で人気の企画「おもしろ荘へいらっしゃい!」もブレイク芸人の登竜門と言われるほど、これまでにたくさんの芸人が、ブレイクするきっかけとなっています。
歴代の優勝者には「ぺこぱ」「ブルゾンちえみ」「おかずクラブ」「横澤夏子」など、出演後見事にブレイクを果たした芸人が多数います。
優勝は逃したものの「あばれる君」「宮下草薙」なども出演していました。
「おもしろ荘2021」では「ダイヤモンド」が優勝しました。
ブレイクが期待される他の出演者も、合わせて紹介していきます。
ダイヤモンド
2017年に結成されたお笑いコンビ「ダイヤモンド」は、2018年から毎年「M-1グランプリ」の準々決勝に進出していましたが、2021年の「おもしろ荘」で優勝を果たしたことで注目されるようになりました。
ボケとツッコミが固定されていない漫才が魅力で、おもしろ荘をきっかけにブレイクするか、注目されているコンビです。
エルフ
ボケ担当の荒川さんと、ツッコミ担当のはるさんによる、2016年に結成された女性お笑いコンビです。
荒川さんは、TwitterやTikTokなどでギャル動画を配信したり、Instagramでのリール機能を使ったコンテストで優勝するなど、SNSを使ったプロモーションで知名度を上げています。
明るい「ギャルキャラ」が受け、おもしろ荘をきっかけに注目されるようになりました。
2021年に活躍しそうなお笑いタレント【コンビ編】
まずは、ネクストブレイク芸人として2021年にメディア露出が期待されるお笑い芸人を紹介していきます。
祗園(ぎおん)
2008年にコンビを結成し、関西ではレギュラー番組を持つ、人気お笑いコンビです。
2018年には上方お笑い大賞新人賞を受賞する実力派ですが、ボケの木﨑さんのナルシストキャラで、全国区でのブレイクも期待できるコンビです。
2020年のM-1グランプリでは、敗者復活枠を狙う1組として出演が予定されていましたが、新型コロナウィルスの感染により辞退するという悔しい結果に。
この悔しさをバネに、2021年に飛躍してくれることを期待しましょう。
令和ロマン
2015年から活動している令和ロマンは、年号が変わるタイミングでこのコンビ名に改名しています。
先輩芸人からの評価も高く、同期の芸人からも一目置かれる存在のコンビです。
2018年にはM-1グランプリの準決勝に進出しており、第7回NHK新人お笑い大賞では優勝しています。
2019年頃からバラエティ番組への出演も少しずつ増えており、2021年にはさらなる飛躍でブレイクが期待できるでしょう。
滝音(たきおん)
2016年に結成されたコンビで、現在も主に劇場で活躍しています。
さすけさんのクセの強いツッコミが特徴で「千鳥のクセがスゴいネタGP」でグランプリに輝いています。
2020年には、ABCお笑いグランプリ、キングオブコントともに決勝進出を果たしており、M-1グランプリでも準決勝に進出し、敗者復活戦で11位という結果を残しています。
ネクストブレイクと言えば「滝音」の名前が上がることも多く、2021年にはさらなるメディアでの活躍が期待できます。
2021年に活躍しそうなお笑いタレント【ピン芸人編】
次に、ピン芸人として活躍している人で、ネクストブレイクが注目されているお笑い芸人を紹介します。
吉住
2020年に女芸人No1.決定戦「THE W」で優勝した吉住さんは、恋愛系の1人コントを得意としています。
2019年に「THE W」で優勝した「3時のヒロイン」が2020年にブレイクを果たしたこともあり、2021年には吉住さんがブレイクするのではないかと期待されています。
ヒコロヒー
大学時代に先輩に頼まれて出演したお笑いイベントでスカウトされ、芸人になったヒコロヒーさんは、1人コントを得意とする女芸人です。
自身で作っているネタは200本を超えており、音響や小道具にまでこだわったコント作りが特徴です。
また、大喜利が得意で、人気番組「IPPONグランプリ」の出場をかけた「IPPONスカウト」では最終決戦の5人にまで勝ち進んだ経験もあります。
バカリズムさんなど先輩芸人からも、実力を評価されているヒコロヒーさんの2021年の活躍に期待できそうですね。
2021年にメディアで注目されているお笑い芸人を紹介しましたが、誰がブレイクするのか楽しみですね。