雑誌を読む女性

読モとは?読者モデルとは一体どんな仕事?

2022.02.22 / モデル

読モとは?

読モとは読者モデルの略で、ファッション誌の一般読者が誌面に登場してモデルをすることを言います。
プロのファッションモデルではなく、アマチュアなので芸能プロダクションなどに所属せず、普段は学生、会社員、アパレル販売員など、モデルとは別の仕事をしている人がほとんどです。
中には芸能プロダクションに所属するモデルの卵が「読モ」から活動を始めて、後に専属モデルなどのプロのモデルになるパターンもあります。

1980年代から読者モデルがファッション誌などに登場することが少しずつ増えましたが、もともとは地域密着型のタウン誌などで、それぞれの地域の一般人が誌面に登場したことから読モが広まったとも言われています。
高嶺の花である憧れの存在のプロモデルに比べて、普段は一般人として生活しているにも関わらず、オシャレでファッションを真似したくなるような存在として、一時期はプロのモデルよりも読モの方が注目される時期があったほどでした。

基本的に読モは、ファッションを特集するストリートスナップや、メイクやヘアスタイルを紹介するコーナー、新商品の体験レポートなどのページに登場することが多いです。

https://ac.ebis.ne.jp/tr_set.php?argument=ehTGVVgm&ai=a5d2d4239c58d6

読モになる方法とは?

読モになる方法は、いくつかあるので、詳しく紹介していきます。

①ストリートスナップに参加する

ファッション誌が行っている、街中で撮影するストリートスナップに掲載されることです。
特に告知はなく、オシャレな人が集まる街でゲリラ的に行われている場合もありますが、雑誌でストリートスナップを行う撮影場所や日時を告知している場合もあるので、気になる雑誌は定期的に情報をチェックしてみましょう。
ストリートスナップに掲載されて、撮影スタッフに気に入ってもらえたり、読者からの反響があれば、その後違う企画ページなどの撮影に呼ばれて、読モとして定期的に撮影に呼んでもらえるチャンスがあります。

➁雑誌の読者モデル募集に応募する

特定の雑誌の誌面やネットで募集されている読者モデル募集に応募する方法です。
基本的には履歴書と写真(全身、バストアップ各一枚)を同封して送りますが、雑誌によって応募方法には多少違いがあるので確認してから送りましょう。
書類選考に合格すれば、編集部から連絡があり、面接または、読モオーディションとしてしっかりと審査を受ける場合もあります。
編集部が今後企画している内容などに合わせて、イメージに合えば撮影に呼ばれ、読モとして誌面に登場することができます。

③SNSでのスカウトを待つ

最近多いのが、SNSで積極的に情報を発信することです。
ファッション誌の編集部では、SNSで影響力のある人にも注目をしています。
SNSで話題となっているオシャレな女の子や、流行に敏感な女の子、可愛いと話題の女の子には、雑誌の編集部の方から、読モの依頼が来るケースもあります。
日頃から、頻繁にSNSを更新してフォロワーを増やしておけば、読モになるチャンスが巡ってくるかもしれません。

読モ出身の有名人

読モからプロのモデルや芸能人になった人もたくさんいます。
読モの先駆けとなったと言われているのが、花田美恵子さんです。
1980年代にファッション誌「Olive」の読者モデルとして誌面に登場していましたが、プロのモデルよりも人気がありカリスマ的な存在で「カリスマ読者モデル」として活躍していました。
その他にも、読者モデルから、プロのモデルやタレントに転身し、活躍した人も紹介します。

叶姉妹

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雑誌「25ans」に叶姉妹がスーパー読者として登場した時には、編集部にはそのオーラに圧倒された読者から問い合わせが殺到したそうです。
その後は、スーパーセレブとして、テレビでも引っ張りだことなり、現在も活躍しています。

押切もえ

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「egg」や「Popteen」を中心としたギャル系雑誌の読モが中高生を中心に大人気となり社会現象にまでなった1990年代には、押切もえさんがカリスマ読者モデルとして活躍していました。
その後プロのモデルとなり、ファッション誌「CanCam」の専属モデルなどを経てタレント、文筆家としても活躍しています。

益若つばさ

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ギャルのカリスマとして人気の高かった益若つばささんも、読モとして活躍後タレントや、歌手としてCDデビューもしています。
この頃から、人気読者モデルが、ギャルタレントとしてテレビで活躍するのが定番となり、小森純さんや鈴木奈々さんも、同じように、ギャル系雑誌の読モからタレントに転身して多くのメディアに出演しました。

読モの仕事内容と特徴

読モの仕事は、プロのモデルとは違い、より読者に近い存在です。
そのため、私服や日常生活など、セルフプロデュースが必要な企画などに登場することが多いのが特徴です。

読モに必要なこと

・セルフプロデュース力
・センスの良さ
・臨機応変な対応

例えば「OLの通勤ファッション」「バッグの中身」「大学生の1週間コーディネート」など本人の日常を見せる企画に読モが採用されるパターンが多いです。
プロのモデルであれば、スポンサーや雑誌が提携しているファッションブランドなどから提供される洋服を着て、ファッションに合わせてプロのヘアメイクアーティストにヘアセットとメイクをしてもらう撮影が主になります。
読モは基本的に撮影する洋服のコーディネートは、自分自身の私服で行います。
ヘアメイクはプロにしてもらえる撮影もありますが、無い場合は全て自分で行います。
そのため、読モは見た目の可愛さやスタイルの良さだけではなく、センスの良さや真似したくなるようなカリスマ性を求められます。
読者から見ても、読者モデルのファッションやヘアメイクはプロではなく読モ本人がやっているという認識があるので「自分にもできるかもしれない」という親近感を持ちやすい存在です。

また、専属モデルのように、編集部との正式な契約などが無い場合も多く、撮影が行われる度に企画に合う読モが撮影に呼ばれるパターンが多いです。
読者からの人気が高かったり、ファッションセンスの良さなどが認められれば、雑誌の看板読モとして安定して仕事をもらえるでしょう。

読モを募集している雑誌

芸能プロダクションに所属していれば、読モの仕事を紹介してもらえることもありますが、本格的に芸能活動がしたいわけではなく、OLや学生など自分の本職と言えるベースを持ちながら読モにも挑戦したい人には、好きな雑誌の読モ募集に応募してみるのが、おすすめの方法です。
読者モデルの募集をしている雑誌は多く、特に女性ファッション誌では随時募集や定期的な募集などチャンスが多いのも特徴です。
最後に、読者モデルを募集している雑誌を紹介します。

【CLASSY.】

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25歳からの大人な女性をターゲットにした、人気ファッション雑誌「CLASSY.」では、未経験も歓迎の読者モデル募集を随時行っています。
また、1年に一度読者代表として、誌面で活躍したり、ブログを執筆する「CLASSY. LEADERS」の募集もあります。

CLASSY.読者モデル募集

【JJ】

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女性ファッション誌「JJ」でも、18歳以上の読者モデルを募集しています。
東京・名古屋・大阪・神戸近郊に住んでいる、学生や社会人の女性で、興味がある人は応募してみてはいかがでしょうか。

JJ読者モデル募集

【ニコ☆プチ】

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女子小学生の大人気のファッション誌「ニコ☆プチ」では、誌面、SNS、YouTubeなどで活躍する「読モリーダーズ」を募集しています。
自己プロデュース力があり、発信することが大好きな女の子が求められています。
ニコ☆プチ読者スナップ企画の「コーディネイト選手権」にて、自慢のコーディネートを応募し、撮影に呼ばれた女の子の中から、特にオシャレな子が読モリーダーズとして活躍できます。

ニコ☆プチ読者モデル募集

読者モデルの募集は、基本的には応募資格も幅広く、その雑誌が好きな人や撮影現場に行ける人が基本的な条件になります。
読モの撮影は、関東方面と関西方面で行われる場合が多く、遠方から撮影に参加する場合も交通費として一定金額しか支給されない場合があるので、撮影現場に通う方法や交通費についても事前に確認しておきましょう。

読モは、雑誌のターゲット層と同世代の人が採用されることになりますが、履歴書には好きなファッションブランドや普段通っているヘアサロン、今ハマっていること、SNSのURLなど、読モとして役に立ちそうな情報は必ず記載しておきましょう。
自分が読モになったら挑戦してみたい企画や、ファッションでのこだわりなど、個性をしっかりアピールしましょう。

ネット上にもオーディション情報サイトや雑誌のホームページで募集していますが、誌面に掲載されている読モ募集からの応募がおすすめです。
実際に雑誌を買って、コンセプトやファッションの特徴など、その雑誌を購入して研究しておくことも大切です。

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