見た目とのギャップ

見た目とのギャップは魅力的! オーディションや芸能活動でも有効?

ギャップに惹かれる理由

「ギャップ萌え」という言葉が日常的に使われるほど、ギャップに惹かれる人はたくさんいますよね。
特に、見た目とはギャップのある表情や仕草、行動は、ドキッとさせられます。
では、なぜ人はギャップに惹かれるのでしょうか。

その理由は、心理学的にも、人の心理の振り幅が大きければ大きいほど、心に影響を与える「ゲインロス効果」が関係していると言われています。
例えるならば、優しそうな見た目の人に優しく接してもらうより、怖そうな見た目の人から優しくされた方が、より好印象になるということです。

「ギャップ萌え」と言われる仕草には、「普段メガネをかけている人がメガネを外した時の顔」「強面の人が笑うと可愛い」などのギャップが、好感度が高いと言われています。
少女漫画や恋愛系のドラマで、このゲインロス効果がよく使われている理由は、それだけギャップは人の心を掴むからと言えるでしょう。
日常生活でも、ギャップは人を惹きつける効果がありますが、オーディションや芸能活動でも有効なのでしょうか。
芸能界における「ギャップ」の必要性を紹介していきます。

人から好かれるギャップとは?

好かれるギャップは、マイナスイメージからプラスのイメージに変わるような仕草や行動です。
「クールな人が優しい言葉をかける」「強面で男らしいけれどスイーツ好き」「普段はおとなしい人が、いざという時にリーダーシップを取る」など、思いがけないギャップが印象に残ります。
反対に、プラスのイメージからマイナスイメージに変わるようなギャップは、印象が悪くなってしまいます。
「誠実そうに見えて、時間にルーズ」「清潔感がある人が、だらしない生活を送っている」など、せっかく見た目は好印象なのに、イメージダウンになってしまいますよね。
人を惹きつけるギャップは、良い意味での意外性です。

ギャップはオーディションでも有効?

人を惹きつけるギャップは、日常だけでなく芸能界のオーディションでも有効です。
大人数のオーディション参加者の中から、審査員の印象に残るためには、見た目とは違ったギャップを見せることができれば、好印象間違いなしです。
オーディションの場合、限られた短い時間で自己PRをしなければならないので、ギャップを見せるにはテクニックが必要です。

オーディションで、審査員が最初にチェックするのは顔や表情、スタイルなどのビジュアル面ですよね。
つまり、シンプルに考えれば、見た目とのギャップがあれば、短い時間でアピールできます。
例えば「清楚な見た目だけどアニメ声」「奇抜なファッションで強面なのに優しい話し方」などのギャップがあれば、審査員から見ると「思っていた印象と違う」と感じ、より印象に残ります。
思っていた印象と違えば、その人に興味を持ち、もう少しよく知りたいと感じてもらえます。
このようなギャップ効果を狙って、ファッションや雰囲気作りをするのも、オーディション合格の秘策です。

しかし、分野によっては、ギャップを求めていないオーディションもあるので、注意が必要です。
マルチタレントやアイドルなど、個人の個性が活かせる分野のオーディションであれば、ギャップがある人ほど面白いと思ってもらえる可能性が高いです。
しかし、役者のオーディションの場合、役のイメージに合う人が求められます。
見た目が役のイメージにピッタリなのに、声のイメージが違う、話し方や仕草のクセが強すぎると、審査のマイナスポイントになってしまう可能性もあります。
ギャップをアピールするなら、オーディションで求められていることを理解しておかなければいけません。

ギャップは芸能活動にも役立つ?

芸能活動にもギャップが役に立つ仕事がたくさんあります。
視聴者は、まさに「ギャップ萌え」で芸能人のファンになる人も多いですよね。
例えば、ステージに立つ時には、歌とダンスのかっこいいパフォーマンスでファンを魅了するアイドルが、バラエティ番組で天然で可愛らしい姿を見せると、思わずキュンとしてしまうのは、まさに「ギャップ萌え」です。

また、ちょっとしたギャップが武器となることも多い芸能界では、見た目と年齢のギャップがある人や、本名と芸名のギャップがある人などは、そのギャップが注目されます。
他にも、悪役が多い俳優や、尖ったキャラクターのタレントが、裏ではとても優しい人だと言うエピソードもファンを魅了するギャップです。
ギャルタレントや「チャラ男」と呼ばれる芸人など、遊び人イメージが強い芸能人が、実は誠実というギャップも同じように好感度が上がるギャップです。

芸能活動をするにも、魅力的なギャップがあれば、仕事の幅も広がり、ファンも増えるなどのメリットがたくさんあります。

ギャップが魅力の芸能人【タレント・お笑い芸人編】

実際に芸能人の中で、ギャップを活かして活躍している例を見ていきましょう。

フワちゃん

自由奔放なため口キャラで、大ブレイクしたお笑い芸人でYouTuberのフワちゃんは、独特のファッションで、YouTubeでもおちゃらけた姿を見せているので、一見「おバカキャラ」と思われています。
しかし、実は帰国子女であるフワちゃんは、英語が話せて、東洋大学文学部中国哲学文学科を卒業しているというギャップが魅力的です。

りんごちゃん

ギャップものまねでブレイクしたりんごちゃんは、まさにギャップで成功した芸能人ですよね。
アイドルのような可愛い衣装に身を包み、可愛い声での「ミュージック、スターティン」の掛け声から、大友康平さんや武田鉄矢さんなどのものまねを野太い声で披露します。
見た目と声のギャップを見事に生かしたネタで、芸能界で大躍進しました。

サンドウィッチマン

お笑いコンビ「サンドウィッチマン」は金髪に強面のツッコミ担当・伊達みきおさんと、ラグビーで鍛えた体格と鋭い目つきが印象的なボケ担当・富澤たけしさんは、2人揃って「怖そう」な見た目ですよね。
しかし、実際には腰が低くとにかく優しい「いい人」で、視聴者だけでなく共演者からも愛されています。
好感度が高い芸人に常にランクインするほど、たくさんの人から好印象を持たれるのは、見た目と人柄のギャップ効果もあるのではないでしょうか。

ギャップが魅力の芸能人【俳優・アイドル編】

次に、イメージが人気を左右する俳優やアイドルの中で、ギャップが人気の人を紹介していきます。

的場浩司

強面俳優の的場浩司さんは、デビュー当時からヤンキー役などやんちゃな役柄を演じることが多く、近寄りがたい俳優というイメージですが、実は大の甘党でスイーツマニアです。
そのギャップが「かわいい」と人気で、スイーツのガイド本を出版するほど、スイーツ男子として大活躍です。
俳優の哀川翔さんも、同じく強面なスイーツ男子としてギャップが人気です。

清野菜名

透明感あふれる清楚な魅力で、純粋無垢な役柄がぴったりの清野菜名さん。
その反面、アクションが得意で、映画やドラマで本格的なアクションを披露しています。
また、バラエティ番組で垣間見れる、人見知りでシャイな素顔と、アクションを演じる力強い清野菜名さんとのギャップがとても魅力的です。

岩本照(SnowMan)

人気アイドルグループ「SnowMan」のリーダー・岩本照さんは、筋トレが趣味で「SASUKE」にも出演しているほどの肉体派で、美しい筋肉と、一見強面に見えるビジュアルが魅力です。
性格も、ストイックで頼りがいのある兄貴肌でありながら、シルバニアファミリーを集めるという意外な趣味があります。
さらには、甘いものが大好きで、虫やお化け屋敷が苦手という怖がりな一面も、ファンを惹きつけるギャップです。

ギャップが魅力の芸能人を見てみると、ギャップがあることで魅力が増していることがよく分かりますよね。
芸能界を目指すなら、自分自身のギャップを見つけてみましょう。

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