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モデルのオーディションで注意すべきこと

モデルの仕事はどんなもの?

モデルの仕事は、洋服やバッグなどの商品を魅力的に見せることです。自分の個性も出しつつ、肝心の商品が引き立つように表情やポーズを工夫しなければなりません。そのためには、まずは商品の魅力を正しく理解することが大切です。ファッション雑誌や写真を使った広告であれば、スチール撮影がメインの仕事になります。モデルがテレビやインターネット上などのCMに出演するケースも増えており、動画の場合は表情の変化や演技力なども必要です。セリフがある仕事では、ボイストレーニングをしたほうが良い場合もあります。

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モデルになるために必要なこと

まず、モデルになるためには顔やスタイルの良さが重視されます。専属モデルやショーモデルの場合は、選考の段階で身長何センチ以上と決められている場合も多くあります。身長は遺伝的要素もありますが、中学生や高校生であれば身長がまだ伸びる可能性のある時期です。身長をもう少し伸ばしたいという場合は、適度に運動したり、夜更かしをせずにたっぷり睡眠を取ったりして健康的な生活を送るようにしましょう。単に手足が長いだけではなく、姿勢が良いことが大事です。カメラマンから指示されたポーズを数分以上キープし続けなければならないこともありますので、ある程度の筋力や体幹も必要です。撮影の演出として風を使うこともよくあります。風で涙が出てしまうと撮影がストップしてしまうこともあるため、風を受けてもすぐに涙が出ないように訓練しておくことも大切です

また、オーディションで審査員の目に留まるためには、目に意志の強さや自信が表れていることも重要となります。仕事で個性的な服を着こなす際にも、目力は大切です。内面が外見にも表れるため、普段からウォーキングの練習をこなすなどして自分に自信をつけておくようにしましょう。ただし、どんなに努力しても理由も告げられぬままあっさりと落とされてしまうことも十分あり得ます。次回に生かすための振り返りは大切ですが、あまり落ち込まずに気持ちをすぐに切り替えるメンタルの強さも必要です。さらに、撮影の現場ではカメラマンからさまざまな指示が飛びます。その場で自分に求められているイメージを察して、細かな指示に臨機応変に対応できる能力も求められます

モデルとなるためのオーディションの種類

モデルとなるためのオーディションには大きく2種類あります。会場型専属モデル型です。まず、会場型は大手の有名事務所などが行う大規模なものが多いのが特徴です。そのため、エントリー数は全国から何千、何万という規模になります。そこから選抜された数十人のために開催されるようなものですので、最終的に非常に高いレベルでの争いとなります。このようにライバルが多く、レベルも高いので勝ち抜くためには相当の努力が必要です。専属モデル型とは、主にファッション雑誌の専属モデルを決めるために行われるものです。当然ながら知名度の高い人気の雑誌であればあるほど競争率は高くなります。随時募集しているものから定期開催のものまであるので、エントリーを検討するのであれば、常に情報収集しておくことが大切です。

押さえておこう!モデルオーディションの流れ

本番で緊張してしまって普段の実力が発揮できないのはもったいないことです。本番で緊張しないためには、モデルオーディションの流れをあらかじめ把握してイメージトレーニングしておくと良いでしょう。一般的に、モデルオーディションは、書類審査、会場審査、カメラテストの順番で行われます。書類審査は実質的な一次審査で、全身写真とアップ写真によって合否が決まるケースがほとんどです。会場審査が二次審査となり、ここではポージングのチェックや面接が行われます。応募数が多い場合には、グループ審査になることも少なくありません。そして、三次審査としてカメラテストが行われ、実際に行われている現場の撮影スタッフによる撮影が実施されます。現場での対応力やカメラ写りなどがプロによって細かくチェックされます。

モデルオーディションの注意点1.マナー

オーディションに臨む際の注意点として、まず意識したいのがマナーです。社会人として集合時間を守ることはもちろん、自分からハキハキとした声であいさつを行うことが大事です。面接のときには、質問者の目を見て敬語で話すようにしましょう。このときに下を向いたり、目が泳いだりしてしまうと自信がない印象に映ります。審査は複数人で行われることもありますが、メインで質問してくる相手だけでなく、全員に敬意を払うことが大事です。また、審査員だけでなく衣装合わせやメイクなどでお世話になるスタッフなどにも、気持ちの良い対応をするように心がけましょう。

モデルオーディションの注意点2.自己アピール

次に注意したいことが、きちんと自己アピールすることです。身長や体型、顔立ちなど、モデル向きの生まれ持った素質をしっかりアピールして、審査員に印象づけましょう。自分らしいキャラクターを出せるよう、自分のチャームポイントを前もってよく分析しておくことが必要です。基本的に、オーディションの段階では完成されたものは求められていません。たとえば、自分を良く見せようと濃いメイクをして臨むと、素の美しさや魅力が伝わりません。スタイルが良く見えることを前提に、できるだけシンプルなメイクと髪形、服装で臨みましょう

髪形で印象も変わって見えるため、その場で結んでいた髪をおろす、または別のアレンジにするように求められる場合もあります。衣装を着替えるように指示される場合もあるかもしれません。臨機応変に対応できるように、オーディションではワックスやスプレーで髪を固めておかないようにしましょう。さらに、ウォーキングの際にその場でターンなどの動きを指示されることもあります。スタイルを良く見せることも大切ですが、ある程度動きやすい服装と靴で臨むことも必要です

モデルオーディションの注意点3.業界用語

モデルのオーディションでは、多少の業界用語も覚えておく必要があります。たとえば、モデルオーディションの面接の際に、業界用語が混じった質問をされることもあります。そのときにまったく無知な状態では素人感が強まってしまい、選考において不利になってしまうことも少なくありません。たとえば、モデル個人の宣材写真やプロフィール、連絡先をまとめたものを「コンポジ」、あるいは「コンポジット」と呼びます。コンポジは、モデルとして仕事を得るためには必要不可欠なものです。デビューしてからも、このような基礎的な業界用語を知らなければ仕事がスムーズに進みません。真剣に挑んでいるという姿勢をアピールするためにも、オーディションまでにある程度のモデル業界の用語を勉強しておくことが大切です

注意点を押さえてモデルオーディションに挑戦してみよう!

モデルとしてデビューするためには、スタイルだけでなく姿勢の良さ、メンタルの強さや現場での対応力なども必要です。他の人にはない自分自身の魅力についてもしっかりと認識しておかなければ効果的なアピールにつながりません。述べたような注意点を押さえて自分にしっかりと自信をつけたうえで、オーディションに挑んでみてはいかがでしょうか。

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