”自分に自信を持てなくて失敗した”
”その経験から、さらに自分を信じることが出来なくなった”
そんな経験は、多くの人が味わったことがあるのではないでしょうか?
失敗すらも確かな経験として認めてあげることが出来れば、やがては自信に変わります。
自信を持つことはパズルを集める作業のようなもので、実はあなたはまだ自分の中に広がる無数のピースに気付いていないだけなのかもしれません。
ここでは、自分のことを信じられなくてどうしてもネガティブ思考になってしまう人のために、オススメの方法を紹介します。
きっとネガティブだった自分を誇れるようになるでしょう。
Outline
1.あなたの思考パターンを知ること
ではまず、あなたが普段どういった思考になりやすいかを自己分析してみましょう。
受験や部活の試合や大会、何かの本番など勝負の懸かった大一番で自分がどういう精神状態になるのかを思い出してみてください。
前日、当日、本番直前、本番中など鮮明に自分の状態を思い出すことが出来るでしょうか?
自信がなくて実力が出せないという人は、このどこかのタイミングで自分を信じれなくなるような否定的な感情が生まれてしまうことが多いのでないでしょうか?
1-1. 心のベストコンディション
身体にもベストなコンディションがあるように、心にもベストなコンディションがあります。
そしてそれを、いつ、どのタイミングでも自分でコントロール出来るようになれば自ずと自信はついてきます。
人は日々生活していると同時に様々なことを感じ取って生きています。
それは自分が認識している感情もあれば、自分でも認識していない無意識の感情もあります。
例えば、
・人にされたちょっとしたこと
・上司や先生からのキツイ言葉
・友達への嫉妬
・恋人とのすれ違い
など、自分では大したことないと思っていることでも心は敏感に感じ取り、そして自分に無意識に重くのしかかります。
そういったちょっとした心への重圧のつみ重ねがいつしかプレッシャーやストレスとなり、
自分のベストコンディションを妨げてしまいます。
1-2. 今の自分を認める
心をベストコンディションにするには自分を喜ばせること。
つまり、
× 「~しなきゃいけない」
「~じゃないとダメ」○ 「〜したい」
「〜すると楽しそう」
このように自分を縛る考え方ではなく、心が喜ぶ言葉に変換して自分が本当に望んでいる精神状態に持って行ってあげられれば、自信は後からついてきます。
心をベストコンディションにするためにもまずは、今の自分を認めるということを意識してみてください。
十分頑張っているはずの自分を、一度認めてあげるところから自信に繋がっていくのです。
そして自分が喜ぶこと、興奮すること、頑張りたいことをどんどん心に与えていくことで、
自分のベストな思考パターンを覚えていきましょう。
POINT
自信をつけるためにはまず、自分の思考パターンを知ること。
そして心のベストコンディションを知るために今の自分を認めてあげよう。
2.自信があるってどういうこと?
では次は、自信がある状態について考えてみましょう。
自信とは、物事に取り組む一つのモチベーションに過ぎず、自分ではもう完璧と思っていてもそれでも誰しももちろん失敗や敗北はあります。
どこまでいっても完璧な自分など一生出会えないのです。
なので自信を手に入れたい人は最初から完璧を求めすぎないようしましょう。
ここであなたに質問です。
「なぜ、自信がある人は行動に移せるのでしょうか?」
それは自信とは挑戦するためのモチベーションだからです。
つまり、挑戦心を燃やすことができればそれが自信になります。
挑戦心とは成功のために失敗を恐れないこと。
本当に成功を手にしたいのであれば、失敗を失敗と捉えて自信を失うのではなく、前向きな失敗として成功のための必要な経験にしましょう。
POINT
失敗はどんどんして、成功への糧にしよう!
3.理想の自分には、すでになっている?
ここでは、理想の自分について考えてみましょう。
よくスポーツや格闘技の世界で用いられる
「心技体」という言葉があります。
心と技と体が三位一体となって身につくと、一流となれるとされている言葉です。
このバランスこそ大事とされています。
心・・・それらの一番上にあり、全ての軸となる想い
技・・・その上に磨くスキルや経験
体・・・全ての基本であり、土台
体や技だけでなく、心を磨くことが何よりも大事とされています。
夢を叶えるだけの技や体は、これから無数に磨いて手に入れればいいのです。
では、心はどのように鍛えるのでしょうか。
それは、今ここにいる自分をどのように捉えるか、気持ちだけでも理想の自分をとにかく強くイメージすることです。
それは今だけでなく明日、一か月先、一年先の自分はこうなっているという強いイメージです。
心技体のうち技や体がまだ未熟であるならば、心で全て補うくらいの強い気持ちを持てばあなたの潜在能力はきっと今以上に開花することでしょう。
POINT
理想の自分にはもうなっている!
そう思う気持ちからスタートしてみましょう。
4.不安を抱くことは悪いことじゃない
それでもまだまだ自信を持つには程遠いという方へ。
不安が自分のイメージを邪魔してしまっているならば、いっそのことその不安を味方につけてみましょう。
不安とはそもそもなんでしょうか?
不安とは、未来に対する未知から生まれるマイナスの想像です。
これはむしろ必要な能力ではないでしょうか?
まだ起きていないことに対しての恐れを持つことで、行動を起こすモチベーションに変えてしまえばいいのです。
不安を持たないと、失敗に備えることは出来ません。
不安があるからこそあらゆる最悪のケースを想像し、それに備えて準備し努力することが出来ます。
行動を起こす際に深く考えず、感情をシンプルに変換するのがコツです。
不安でいられることも才能だと思ってぜひ活かしてください。
POINT
× 不安だから行動しない
○ 不安だから行動する
5.ポジティブ・ネガティブの違い
ここでは、ポジティブとネガティブの違いを分析してみましょう。
ポジティブ
前向きで楽観的、積極的やプラス思考メリット
・行動を起こしやすい
・やる気があるデメリット
・油断や抜けが多い
・計画を立てるのが苦手
ネガティブ
後ろ向きで悲観的、消極的やマイナス思考メリット
・トラブルを想定できる
・同じミスをしないデメリット
・諦めが早い
・物事を悪い方向に考える
ポジティブが一概に絶対に良い訳でも、ネガティブが絶対に悪い訳でもないのです。
POINT
様々な思考パターンを理解することが出来れば、多くの選択肢や対策、接し方を持つことができる。
6.開き直り力こそ未来を切り拓く
「どうせ自分には出来ない」
自信の持てない人の多くがこう思っているのではないでしょうか?
仮に思ってないにしても、心のどこかにこのようなストッパーをかけていませんか?
自分がマイナス思考だと思う人は、それだけマイナスへの想いが強いということ。
その力さえ変換できれば、強いエネルギー源として役立てるはずです。
ではその変換のきっかけはなんでしょうか?
それは、「開き直り」です。
ダメでもともと、どうせ実力を発揮しても勝てないなら開き直ってとことんやってみましょう。
もしそれで失敗しても何もせず失敗するより遥かに良い結果と達成感をもたらすことでしょう。
POINT
マイナスに働く力が強いのあればその力を否定せず、テコの原理のように利用してしまおう!
7.自信がないことも自信になる?
自信には2種類ある。
根拠のある自信と、根拠のない自信だ。本田圭佑(サッカー選手)
この言葉を聞いたことがありますか?
本田選手がよく口にする言葉です。
根拠のある自信・・・これまで自分のやってきたことの積み重ね
根拠のない自信・・・これから自分がやっていくことへの姿勢
時として根拠のある自信は崩れ去ることもあります。
そんな時、根拠のない自信を持っていれば、またどこからでもスタート出来ます。
未来の自分に自信をプレゼントするために今は挑戦しているのだと思えば、あなたは必ず前に進めます。
自信はなくても、だから挑戦しない理由にはならないのです。
POINT
自分の掴みたい未来のために今ある自分で手を伸ばしてみましょう。
自分でも気付かないうちに掴んでいるのかもしれません。
8.まとめ
いかがでしたか?
ヘリクツのような言葉の解釈の変換で「今ある自分でも大丈夫だ」と思っていただけるような方法を紹介してきました。
たとえ屁理屈のような方法でも、それでもとにかくいつも今ある自分で勝負していかないといけません。
ならば、なるべくベストなコンディションで臨んだ方がもたらす結果は変わるかもしれません。
これを繰り返し実践し、成長していくために必要なのは「信じる力」です。
信じる力を強く磨いてあげることが出来たならば、どんな結果をも恐れずに立ち向かうことが出来るでしょう。
どんな自分の経験もいつか必ず役に立つことを信じています。