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芸能界を目指すなら業界用語と常識は必須

2019.11.20 / 芸能人

芸能界には、独特の業界用語やルールがあります。

あなたが今まさに芸能界に入ろうとしているなら、業界用語の理解は必須。「〇〇ね!」と業界用語で指示をされたときに、瞬時に理解して行動しなければなりません。

業界用語は聞き慣れない言葉ばかりなので、あらかじめ予習をしておきましょう。「え?何?どういうことですか?」なんてモタモタしていると、ライバルたちに差をつけられてしまいますよ。

業界用語は100種類以上あり、一度に覚えるのはなかなか至難の業。
数ある業界用語の中でも、特に使われる頻度が高いものを、あいうえお順でご紹介していきます。

また芸能界の常識についてもお伝えするので、「業界用語」と「常識」を両方身につけて、「あの新人は違うな」と周囲から一目置かれてしまいましょう。

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あ行からな行まで

まずは、あ行から順にご紹介します。もしかしたら、「聞いたことがある!」なんて言葉もあるかもしれませんね。

・アシ
交通手段のこと。「アシがないから車で送って」のように使います。

・あたためる
本番前の、いわゆるウォーミングアップとしての盛り上げのこと。
「客席あたためておいて」のように使います。

・アタマ
撮影の冒頭を意味します。
「アタマからもう一度撮り直そう」のように使います。

・1本
100万円をひとつの単位として、1本2本・・・というように数えます。
「このCMのギャラは1本らしいよ」のように使います。

・入り待ち
ファンなどが、芸能人がスタジオに入るところを待ち伏せていること。
「たくさん入り待ちしているから裏から入ろう」のように使います。

・カット表
画面のカット別に認識できるように、表にまとめたもの。
「カット表できたからこれを見ながら撮って」のように使います。

・カメリハ
カメラリハーサルのこと。本番前の通し作業のことを指します。
「時間がないのでカメリハに移ります」のように使います。

・完パケ(かんばけ)
編集が完了し、放送できる状態になっている番組のこと。
「完パケの納品は今日です」のように使います。

・ケータリング
楽屋で出される飲食物。
「楽屋にケータリングが用意してあるんで」のように使います。

・シュート
撮影をすること。
「14時シュートで始めます」のように使います。

・スタンドイン
タレントの代役のこと。本番前にカメラアングルを決めるときに使われます。
「スタンドイン呼んで」のように使います。

・宣材
宣伝材料の略称。
芸能人が自身の宣伝のために使う写真素材のことを指します。
「宣材写真が3年前のものだからそろそろ撮り直そう」のように使います。

・ダブり
1日に2本の収録(または撮影)をすること。
「すみません、今日ダブりだから飲みに行けないです」のように使います。

・てっぺん
夜12時のこと。
「予定終了時間はてっぺんになりそうです」のように使います。

・てばたき
本番前の、盛り上げるための拍手。
「CMが終わる前からてばたきしてて」のように使います。

・撮って出し
編集をせずにそのまま使う、収録方法の一種。
「このコーナーは撮って出しでいきます」のように使います。

・延ばし
時間を引き延ばすこと。撮影が早く終わりそうなとき、アドリブで企画やコメントを入れて予定終了時刻までもたせます。
「まだ時間あるからカンペで延ばし出して」のように使います。

は行からわ行まで

・箱馬(はこうま)
踏み台や高さ調整などに使われる、木製の箱。
「箱馬の上に乗せて撮影して」のように使います。

・はける
カメラに映らないところに退場するという意味。
「CMのうちに下手からはけて」のように使います。

・ばみる
セットや立ち位置が分からなくならないように、テープで目印をつけること。
「この位置でいいからばみっておいて」のように使います。

・ばらす
片付けや撤収を意味します。
「撮影は終わったからばらしておいて」のように使います。

・バーター
抱き合わせという意味で使われます。
「この収録では〇〇さんは△△さんのバーターで来るから」のように使います。

・前ノリ
決められた撮影時間や撮影日よりも前に現場に行くこと。
「撮影押してるんで前ノリでお願いします」のように使います。

・見切れる
画面に、予定外のモノが映り込むこと。
「スタッフが端に見切れてるんで立ち位置気をつけて」のように使います。

・ロケハン
撮影場所を見つけること。実際に現地に行って確かめる。
「ロケハンで見つけた場所なんですけど・・・」のように使います。

・ランニング
歌手の歌唱などに合わせて照明を点灯させること。
「難しいサビだけどランニングうまく合わせて」のように使います。

・わらう
カメラに映らないように別の場所に移動すること。
「見切れないようにわらっておきますね」のように使います。

芸能界の常識

芸能界は、一般常識がなかなか通用しない場所です。

芸能界には独特のルールがあり、そのルールに従って動かないと「常識知らず」のレッテルを貼られてしまうことも。

デビュー前から芸能界の常識を知っておけば、スムーズに溶け込めることでしょう。

挨拶は常に「おはようございます」

日常生活において、「おはようございます」は朝の挨拶。夜に「おはようございます」と挨拶をしたら、「いやいや」なんて突っ込みが入るでしょう。ところが芸能界では、朝でも昼でも夜でも「おはようございます」が基本です。

芸能界は一般企業とは違い、「朝9時からすべての社員が出勤して、夜18時にすべての社員が退勤」・・・などということはありません。朝でも夜でも深夜でも、スタッフや出演者たちがせわしなく出入りし、24時間365日フル稼働なのです。

そのため、いつでも挨拶は「おはようございます」。夜の収録だったとしても、くれぐれも「こんばんは」なんて言わないようご注意ください。

収録の内容をすぐに口外しない

テレビの出演が決まったら、すぐに誰かに報告したくなりますよね。家族や友人に、「CM決まった!」「ゲスト出演が決まった!」なんて報告したらどれほど喜んでくれることでしょう。

しかしテレビデビューが決まっても、その内容は情報解禁日まで口外してはいけません。なぜならまだ一般には公開されていない新製品が関わっていたり、未公開の情報など、企業秘密に関わることが多いからです。

情報解禁日は、事前にクライアントから「〇日になったら周りに教えていいからね」と指定されるケースもありますし、あるいは「放送日当日まで黙っていて」など放送日が情報解禁日となることもあります。

たとえば「ドラえもん」のジャイアン役の声優、木村昴さん。彼は中学2年生のときに受けたオーディションでジャイアン役に抜擢されたものの、合格の連絡を受けたときに「情報解禁日まで一切の口外禁止」を言い渡されていたそうです。

情報解禁日は、2か月後。
合格したことをすぐにでも伝えたかったものの、ルールがあるため大喜びができず、家族にも友人にも言えないまま2か月間を過ごしたそうです。「オーディションどうだった?」と聞かれても、無表情で「うん・・・まぁ・・・ね」と濁すしかなかったため、周囲からは「ダメだったんだな」と思われていたとか。

応援してくれている人が近くにいればいるほど「口外禁止」のルールがつらく思えますが、ルールをきちんと守ればクライアントからの信用も厚くなります。次の仕事につなげるためにも、信用と信頼を大事にしながら行動していきましょう。

まとめ

芸能界のルールは独特です。

まったく聞いたことがないような業界用語も、独自のルールも、芸能界特有のもの。

すべてを覚えるのは大変ですが、デビューの日に備えて、少しずつ着実に覚えていきましょう。

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