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個性派俳優11選!若手からベテランまで詳しく紹介

2020.06.17 / エンタメ, 俳優

「個性派俳優」と聞いたとき、あなたは誰を思い浮かべますか?

何をもって「個性」とするのかは、俳優によって異なります。
シリアスな演技に定評がある方もいれば、個性がなさすぎるあまりにそれを「個性」と表現されることも。

「個性派俳優」として名高い11名の俳優を紹介しますので、ぜひ彼らのデータを参考にして、あなただけの「個性」を見つけてみてください。

佐藤二朗さん

「この役をまかせるならこの人しかいない!」と個性派俳優としてのオファーが殺到しているのが、佐藤二朗さん。

コミカルな役柄を演じることが多く、映画『銀魂』の実写を撮影する際には、原作者の空知先生が自ら「ぜひこの役は佐藤二朗さんにお願いしたい」と直々にオファーしたのだとか。
ところが熱烈な期待にも関わらず、佐藤さんは原作を読むことなく本番へ。「あえて読まなかった」と公言しているとおり、佐藤さんが演じた役柄は原作のキャラの雰囲気とは異なるものでした。しかし、「それはそれでおもしろい」と、佐藤さんが独断と偏見で演じた「新キャラ」は新しいファンを獲得しました。

佐藤さんの大きな魅力は、独特のアドリブにあるといっても過言ではないでしょう。共演者も笑いをこらえ、ついには佐藤さん自身が吹き出してしまうことも・・・。
「佐藤さんが出ている番組はだいたい面白い」「佐藤さんが出演している番組は必ず見る」なんて、視聴者の間でも中毒者が続出しています。

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阿部サダヲさん

存在感が圧倒的な、阿部サダヲさん。
熱意あふれる元気な役柄を演じることが多く、「見ているだけで元気になれる」と着実にファンを増やしています。

作品に出演するだけで、その作品は一気に「阿部ワールド」に。
「阿部さんが出ているだけで何でも『阿部サダヲ』の作品になる」と、視聴者の間でもその存在感には定評があります。
その存在感ゆえに「私生活が想像つかない」との声も多く、彼にとって俳優はまさに天職といえるでしょう。

ムロツヨシさん

コメディ要素が強いイメージの、ムロツヨシさん。
『勇者ヨシヒコと導かれし七人』や『銀魂』では、コミカルな独特の演技を見せてくれました。

しかしムロさんの演技力は、これだけに留まりません。
『大恋愛~僕を忘れる君と~』では、病気の妻を献身的に支える夫役を熱演。あたたかくも切ない、心を打つ演技はたくさんの人の胸に残ったことでしょう。

演技の振り幅が大きいのは、ムロさんの大きな魅力ですね。

荒川良々さん

個性派俳優とは、「強烈な何かを持っている!」というイメージではないでしょうか。

確かに「個性」と名がつく限り、インパクトが強い演技をするのは間違いありません。
しかしこの概念をくつがえすのが、荒川良々さん。

荒川さんは、いわば「無個性」。無個性こそが、彼の個性なのです。
連続テレビ小説から大河ドラマまで幅広くこなす彼ですが、「素で演じている?」と思われるようなナチュラルな演技に定評があります。

なんだか不思議な雰囲気で、少し頼りなさげ。時には悪役も演じますが、それでも憎みきれないのは荒川さんが演じるからこそでしょう。

時には「大丈夫?」と声をかけたくなるほどの、独特な空気感。主張しすぎない奥手な性格が、役柄にもうまく表れているのかもしれませんね。

古田新太さん

「個性派」であるうえ、さらに「実力派」の評価もプラスされているのが、古田新太さん。

渋みがありつつもコミカルな演技は、作品のエッセンスとしてうまく機能しています。

古田さんは、テレビだけではなく劇団の公演にも出演しています。
もともと、大学の先輩に誘われて劇団を立ち上げたのがデビューのきっかけでした。
公演数が増えるとともに看板役者に登りつめ、そこからさらに人気に火がついてテレビの仕事もするようになったのです。

テレビでの知名度が上がっても、劇団の公演を休止することはありません。
時には「テレビもいいけど舞台での生の演技が一番いい!」と称賛されるほど、舞台での圧倒的な演技は他の追随を許しません。

ぜひ、古田さんの舞台を観に行ってはいかがでしょうか。プロの俳優の生演技は、きっと想像以上の感動を呼んでくれるでしょう。

安田顕さん

カメレオン俳優として名高い、安田顕さん。

気弱な父親役、ニューハーフ、ヤクザなど、どんな役でもスマートにこなしてしまいます。
俳優界においてブレイクは遅いほうでしたが、いろいろな「引き出し」を見せてくれることからファンが急増。
女装した役を演じたときは、「仕草も言葉も本当に女性に見える」と絶賛の嵐。
どのような役柄でもストンと自分のものにしてしまう姿には、まさに「カメレオン」の名がぴったりですね。

大泉洋さん

バラエティーからドラマまで幅広くこなす、大泉洋さん。

「決してかっこいい外見ではないのになぜか格好よく見える・・・」と、不思議な魅力にハマる方が続出しています。

ポンコツな役柄をコミカルに演じたかと思えば、サイコパスな役柄で鳥肌が立つほどの狂気じみた演技をすることも。

もじゃもじゃした頭をトレードマークに、個性派俳優として唯一無二のポジションを築いているといえるでしょう。

香川照之さん

日本アカデミー賞最優秀助演男優賞、東京国際映画祭優秀男優賞など、数々の名誉ある賞を受賞しているのが香川照之さん。

クセのある役柄にぴったりハマり、「香川照之でなければ成立しない」といわれるほど、役柄にしっかり色を塗ってくれる役者です。

映画『カイジ』では、猟奇的なボス、堕落した人間など様々な顔を見せてくれました。迫真の演技は、時に寒気を感じるほど。

真面目な方かと思いきや、NHKの昆虫番組で昆虫への愛を語るなど、役者としても人間としてもたくさんの魅力を兼ね備えている方といえます。

加藤諒さん

加藤諒さんは俳優ですが、演技の前になんといっても顔が個性的です。
顔のパーツ一つひとつが濃いので、彼の顔を一度見たらなかなか忘れられないでしょう。

クセのある役柄も多く、彼が画面に映るだけで一気にコメディ寄りに・・・。

最近ではバラエティー番組にもたくさん出演していて、にぎやかなキャラはお茶の間の笑いを誘っています。

野間口徹さん

一見これといった特徴がなく、さらりと作品に馴染む野間口徹さん。

しかし、「どこにでもいそう」という普通さこそが個性。
表向きは良い人、けれど裏では大きな秘密を抱えている・・・そんな役柄が似合う俳優です。

どちらかというとポーカーフェイスに近いので、表情から感情を読むことも難しく、ゆるやかに微笑むその裏では・・・なんて、ミステリアスな演技がぴったり。

一度ダークなストーリーになると、狂気じみたオーラに一変するのも魅力です。

菅田将暉さん

俳優業をメインに、最近ではモデル業や歌手業も並行している菅田将暉さん。

悪い役柄が似合っていて、映画『暗殺教室』では頭脳明晰な不良役、ドラマ『3年A組 今から皆さんは人質です』では正義感の強い悪役を演じました。

「若手俳優においてトップレベルの演技力」と評価されることも多い彼ですが、映画『銀魂』では個性をまったく消して地味キャラに・・・。「これも菅田将暉さん?」と驚いてしまうような幅広い演技力には、今後も目が離せませんね。

ちなみに私服も個性的。斬新なファッションセンスはカリスマ級といえるでしょう。

まとめ

「個性派俳優」とひと口に言っても、その「個性」の内訳は様々。

コミカルな演技力を「個性」と表現することもあれば、個性がないことを「個性」と言うこともあります。

あなたの「個性」は何ですか?
長所を磨き続けて、いつの日か「この役はあなた以外考えられない」と言ってもらえるような、唯一無二の個性俳優を目指しましょう。

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