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子どもの「アート思考」を育もう!自由な発想や感覚で表現できる子へ

2023.01.12 / 未分類

アート思考とは?

「アート思考」は、子供の健やかな成長を育むために注目されていますが、ビジネスでも役立つことから、子供の将来にも影響します。

アート思考とは、アーティストが作品を作るときの思考です。
アーティストは、自分の中にある感性や感情などを、作品を通じて表現して自由な発想を追及していきます。

その感覚は、アート作品を作る時だけでなく、幼児教育の中でも最近注目されており、美術を通して自己表現する力をつける「レッジョ・エミリア・アプローチ」がよく知られています。

イタリアの北部にあるレッジョ・エミリアという都市で生まれた独自の教育システムである「レッジョ・エミリア・アプローチ」は、子供の感性を引き出す幼児教育法です。

レッジョ・エミリア・アプローチ

美術に重点を置き、読み書きや計算よりも、自由な発想や感覚で表現することを重視して、想像力を磨き自己表現力を高める教育。

幼児教育でも注目される「アート思考」について詳しく紹介していきます。

https://ac.ebis.ne.jp/tr_set.php?argument=ehTGVVgm&ai=a5d2363b982c98

アート思考ってどんな思考?

「アート思考」と言えば「これ」と決まった定義はありませんが、基本的にはアーティストの持つ思考法のことを言います。

◎アート思考は0から作り出す思考

アート思考とは、何もない0の状態から1を創り出す思考です。
感覚や発想など、自分の価値観で考える志向なので、自分と向き合ってオリジナルの考えを生み出すことができます。

◎アート思考はAIにはない思考

現代では勉強でも仕事でも、AIの技術が多用されています。
アート思考は、AIの技術が進歩してもできない発想や思考です。

自分から何かを生み出す「アート思考」は、探求心や自立心を育みます。
アート思考のメリットについて解説していきます。

アート思考になるメリットは?

子供がアート思考になれば、どのようなメリットがあるのでしょうか。
アート思考を育むメリットを紹介していきます。

①好奇心を刺激する

自分の頭の中にある、発想や感覚を作品として形にしていくには「こんな表現が面白い」「どうやったら表現できるかな」といった、好奇心がたくさん生まれます。
好奇心旺盛な子供に育てば、勉強でもスポーツでも「どうやってやるの?」「やってみたい」という気持ちが芽生え、どんなことにも挑戦したくなります。

また、何かに取り組んでいる時に壁にぶつかっても「どうすれば乗り越えられるかな?」と、成長しようとする思考を持つことができます。

②自立心が芽生える

自分を表現するアート思考は「自分でやりたい」「自分はこう思う」と、自分の意見や行動を認めてほしい気持ちも強くなります。

「自分で考えて自分で行動したい」という気持ちを持てば、向上心も高まり「もっとできるようになりたい」「さらに良い表現をしたい」というような気持ちも芽生えます。

③想像力・発想力が育つ

アートには想像力や発想力が重要です。
自分を表現するために、新しいものを作り出したり、考えることを繰り返すことでアート思考は育ちます。
子供の頃から、創造することを繰り返すと想像力や発想力を伸ばすことに繋がります。

大人になって社会に出た時にも、想像力や発想力があれば、自主的に行動したりアイデアを出すことができます。

④柔軟な思考になる

自分の表現をするためには、答えを出すまでに、たくさん考えます。
たくさん考えていると、いろいろな考え方があることや、人によって意見が違うことに気づきます。
勉強やスポーツ、対人関係においても、柔軟な考えを持つことで成長することができるので、子供の頃からアート思考を育てておくと役立ちますね。

⑤コミュニケーション能力がアップする

日本人は特に、自己表現が苦手だと言われていますが、子供の頃からアートに触れて、表現をすることで、自然と自分の考えを伝えることや、人の意見を聞く力が身につきます。

また、アートを通じて、人の発想や感覚を知り、分かち合う機会を繰り返すので、喜びや悲しみを分かち合うコミュニケーション能力を育てることにも繋がります。

子供のアート思考を育む方法

子供のアート思考を育むには、どのように接して、どのような体験をするべきなのでしょうか。

【子供のアート思考を育む方法】

子供の感性を引き出す

子供はみんな、個性的な自分の感性や感覚を持っています。
しかし、親が「こうしなさい」「これが正解だよ」と決めつけるような教え方をすれば、子供は自分の意見を出しづらくなります。

子供が「どうすればいいのかな?」と悩んでいる時には、親の考えを伝える前に「どうすればいいと思う?」「○○ちゃんだったらどうする?」など、子供の意見を引き出しましょう。

もしその答えが、親から見て間違っていても「そういう考えもあるね」と、受け入れてから親の意見も伝えるといいですね。

また、子供が描いた絵や、作った作品を見て、質問を投げかけるのもおすすめです。
「ママはこの絵のここが好きなんだけど、どうして赤色を使ったの?」など、子供の作品を褒めながら質問すると、子供は自分でも「なんでこの色を使ったのかな」と考えて、自分の感性や表現したいことを確認するようになります。

絵本やアート作品を見る

アート思考は、アート作品に触れることでも育まれます。
身近なもので言えば、絵本を親子で一緒に読む機会を増やすのもおすすめの方法です。

絵本のストーリーや絵を見て、子供はたくさんの想像力や発想力を使います。
例えば、まだ絵本の内容を読む前に、表紙を見て「このクマさんなんで泣いてると思う?」など、さらに想像が膨らむように工夫して声をかけてみましょう。

また、子供の頃からアート展などに行って、優れた作品を見ることで、子供のアート思考も刺激を受けます。

アート作品を作る

アート作品を見るだけでなく、実際に作ってみるのもおすすめです。
簡単なものでもいいので、絵を描いたり、工作をすると、子供は「どうすればうまく作れるかな」「こんな材料が欲しいな」など、自分で作り出す方法を考えます。

また、パパやママも一緒に作品作りをして「ママはここを工夫したよ。○○ちゃんは?」など、作りながら会話をしましょう。
子供が意見を口に出して、自分の発想を確認する機会を作るのも、アート思考を育てるために必要です。

作品作りが体験できるワークショップに参加すると、他の人が作る作品を見られるので、いい刺激になりますよ。

子供のアート思考に繋がる習い事

子供のアート思考を育む、習い事を始めてみませんか?
子供のアート思考に良い影響を与える習い事を紹介します。

絵画教室

アートと言えば、絵画を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
絵を描く時には、決められた大きさの中に、描きたいものをバランスよく描く方法や色使いなど、自分が表現したいことを上手く表現するために、アート思考をフル回転させます。

絵画教室なら、自宅では使えない道具を使って描くこともできて、さらに子供のアートの世界が広がります。

ダンススクール

ダンスも表現力が必要です。
体を動かしながら、曲やテーマに合わせて感情を表現するため、アート思考に影響します。

また、手や足を複雑に動かすダンスは、脳への刺激も大きいです。
作品作りとはまた違う、体を動かしながら表現するダンスで、アート思考を育む方法もおすすめです。

演劇・ミュージカルスクール

ダンスと同じように、演劇やミュージカルも自己表現力が必要です。
演劇は、たくさんのスタッフや共演者と一緒に作品を作り上げます。
そこでは、自分の表現をしながらも、他の人の感情表現も受け入れて、コミュニケーションを取りながら作品を作り上げます。

そのため、アート思考を育みながらも、コミュニケーション能力も磨くことができ、子供の将来に必要なことをたくさん得ることができます。

子供のアート思考を育むためには、家族で見守って一緒に楽しむことが効果的です。
日常的にたくさんコミュニケーションを取って、子供のアート思考を引き出しましょう。

【習い事ランキング】子どもの成長を促す習い事ベスト10


https://ac.ebis.ne.jp/tr_set.php?argument=ehTGVVgm&ai=a5d2363b982c98